ヤーコンの画像

ヤーコンの育て方

  • キク科
  • スマランツス属

ヤーコンの基本情報

ジャンル

野菜

形態

多年草

学名

Smallanthus sonchifolius

別名

原産地

アンデス地方

ヤーコンの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

やや弱い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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ヤーコンの育て方

ヤーコン、と聞いてもあまり知らない人も居るかもしれませんが、実はとっても育てやすくて身体にも優しい優秀な野菜なんです。

今回はそんなヤーコンの育て方についてご紹介します。

ヤーコンの基礎情報

ヤーコンの日当たり

ヤーコンは、日当たりの良い場所を好みます。

しかし、ヤーコンは強い暑さや寒さには弱いため、夏と冬には注意して育てる必要があります。

春や秋などの過ごしやすく、ヤーコンが一番成長する時期にたっぷりと日光に当てることで元気に育ってくれます。

風通しが良く、日当たりの良い場所で育ててあげることがヤーコンを育てるポイントです。

 

ヤーコンの置き場所

日当たりの良い場所を好みますが、夏場の厳しい暑さには注意が必要なため、プランターや鉢など移動させることが出来る場合は、風通しの良い日陰へと、場所を移してあげる必要があります。

夏場は、気温が25度に近づいて来たら移動させてあげましょう。

地植えの場合は、株の周りに藁や雑草を敷いてあげるなどすると、直射日光を避けてあげることが出来ます。

また、冬場も寒さには弱いため、上からビニールをかけて霜が降りるのを予防し、越冬します。

このビニールは梅雨明けの頃には外しておかないと、8月半ばになった猛暑の時期は、熱がこもり根がゆだってしまうので注意しましょう。

 

ヤーコンの水やり

ヤーコンの水やりは、地植えの場合ほとんど必要ありません。

プランターや鉢で育てているヤーコンに水をあげる場合は、土の表面が乾いているかを確認してからたっぷりとあげます

ヤーコンを生で食用部分を食べていただくとわかって頂けると思うのですが、シャキッとした食感で、水分がたくさん含まれています。

ヤーコンは水をたっぷりとあげることで、よく育ちます。

しかし、水をあげすぎてしまうと収穫する分の芋が思うように育たず、種芋ばかりが大きく育ってしまったり、せっかくの芋がひび割れてしまったりするため、土の様子をしっかりと見ながら育てることが水やりの大切なポイントです。

冬は、基本的にあまり水を与えずに土の保温性を高めます

基本的に芋は霜が降りる前に収穫しますが、地植えの場合は土にビニールのシートをかけて、雨や雪が降った時に芋が寒さで凍ったりして芋が駄目になってしまわないようにします。

また、ビニールをかけて土に与えられる水分を制限することで、水のやり過ぎによる根腐れを防止することが出来ます。

 

ヤーコンの肥料・追肥

ヤーコンは少ない肥料でもしっかりと育ってくれますが、立派なヤーコンになるように肥料をたっぷりとあげて育てましょう。

肥料は、植え付けを行う時があげるタイミングです。

肥料が直接根に触れてしまうと枯れる原因になるので、土に肥料をしっかりと混ぜて株元に置くようにしましょう。

また、追肥は牛糞の堆肥を使い、月に一回程度のペースで行ってあげると沢山収穫することが出来ます。

 

ヤーコンの用土

ヤーコンは根菜なので、根の部分が主に料理に利用されます。

そのため、栄養を直に吸収する土作りはとっても重要になってきます。

ヤーコンは弱酸性の土を好むので、石灰を撒きph(酸性度)を調整しましょう。

ヤーコンに理想的なphは、5.0から6.0の土です。この石灰は、植え付けの2週間前までに撒いておきましょう。

その後、1週間前までに堆肥をよく混ぜ込み、しっかりと耕した土に化成肥料をバラバラと置きます。

しっかりと耕したふわふわした水はけの良い土を用意しておくこともヤーコンを育てる大きなポイントです。

また、7月から8月頃はヤーコンの根がよく育つ時期なので株元に寄せ土をして芋が元気に育つ準備をしてあげましょう。

 

ヤーコンの植え替え・植え付け・種蒔

ヤーコンの植え付けは4月から5月に行います。暖かい地域であれば、もう少し早めの3月から4月頃に植え付けを行います。

ヤーコンは植物の種にあたる役割をする種芋か、ヤーコンの苗を用意して育てて行きます。

株と株の間は50cmから70cmくらいにして、広めの間隔をあけて育ててあげましょう。

植え付けるときの深さは大体10cmくらいです。

生育期にはしっかりとヤーコンに栄養を与えるために、周囲の雑草を取り除く除草作業がありますが、これが面倒な方はビニールのシートをかけて雑草が生えてくるのを防ぎましょう。

このシートは8月頃には取り除きましょう。

植え付けの時に土が乾いている様ならたっぷりと水をあげ、湿った状態を作っておいてあげましょう。

また、ヤーコンは放っておくと草丈がとても大きくなるので、台風など強い風で折れてしまわない様に、80cmくらいで草丈を保てるように剪定しておきましょう。

 

ヤーコンの増やし方

ヤーコンは収穫したものを種芋として増やす以外にも、株から育ってきた新しい芽を植え付けて次の年も楽しむことが出来ます

収穫でヤーコンを取り除いた株が、スッポリとおさまる程度の大きさと深さのある穴を用意して、ヤーコンの株元にある紫色の芽が隠れるように植え付けを行いましょう。

この時も、苗を植え付ける時と同様に、しっかりと土に水分を含ませてあげましょう。

もし寒い地域で育てている場合は、株を埋めた後、株の周りに枯れ葉などを敷き詰めて寒さに耐えられる様にしてあげましょう。

これが3月頃になると沢山の新芽が付いています。

株を掘り出して、手で割るかナイフなどを使って新芽を切り分けて植え付けを行いましょう。

 

ヤーコンの病気・害虫

ヤーコンは、ほぼ放任栽培でも育てられると言われる程丈夫で、病害虫もつきにくいことで知られているため、無農薬での栽培も可能です。

しかし、春から秋にかけて夜盜虫(ヨトウムシ)が付くことがあります。

その場合は被害に合った株の近くの土を掘り起こして下さい。

夜盜虫は名前の通り夜に活動する虫で、昼間の間は土の中に潜っているため土を掘り起こして補殺するか、殺虫剤を撒くなどして対策をとって下さい。

 

ヤーコンの薬用や用途

ヤーコンは身体に優しい根菜で、食事にもよく用いられます。

ヤーコンにはオリゴ糖の一種であるフラクトオリゴ糖の他にも、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれており、整腸作用に効果があります。

また、この他にも中性脂肪や血糖値、血圧を下げる役割があります。

ヤーコンはカロリーも低いため、女性にも人気の食材として扱われています。

 

ヤーコンの利用部分

ヤーコンは芋の部分は勿論のこと、葉や茎の部分もお茶として利用されています。

芋は自然な甘みが特徴で、生で食べてもサクサクとした食感が楽しめます。

また、天ぷらなど揚げ物にして楽しむこともできます。

ヤーコンのお茶は血糖値を下げる他に、コレステロールを抑制する効果もあります。

ヤーコンの葉を摘み取り、裏表1枚ずつ丁寧に洗い、蒸した葉を乾燥させたらヤーコン茶の完成です。

ヤーコン茶はあまり長くお湯に浸しすぎると苦味が強くなってしまうため注意して下さい。

ヤーコンは葉から芋までアレンジが自在に効く万能な野菜です。是非、自分に合った食べ方を探してみて下さいね。

 

ヤーコンの管理温度

ヤーコンの生育温度は15℃から23℃と、涼しめな気候を好み、25℃以上になると生育が遅くなります。

発芽温度も生育温度と同じで、常時涼しい気候を好みます。

また、寒さにも弱いため冬場はビニールのシートなどをしっかりと活用して、霜などからヤーコンを守りましょう。

 

ヤーコンの種類・品種

キク科のヤーコンですが、まだあまり一般的に流通しておらず品種の数も少数です。

その中でも、芋の断面が白っぽいものから少しクリーム色っぽいもの、オレンジ色のものなどがあります。

ペルーAという品種が改良され、後に出てきた品種は甘みが強いものや、割れにくいものなど、ヤーコンの可能性は広がり続けています。

そんなヤーコンの中でも特にオススメな品種が、サラダオカメです。

甘みが従来の品種よりも強く、名前の通りサラダなど生でも美味しく食べられます。

色も鮮やかなオレンジ色をしているため、お菓子作りにもオススメします。

他にも、炊いたりなどしても美味しく食べることができ、食卓を彩る優秀な野菜です。

 

ヤーコンの収穫

品種によって多少変わって来ますが、ヤーコンは植え付けから大体4ヶ月から5ヶ月程で収穫できます。

目安としては10月の下旬から11月の中旬頃です。1株で10個から15個程収穫することが出来ます。

収穫する時は、株元から20cm程を残して茎を切り離したら、15cmから20cmほど離れた所にスコップを差し込み、土と一緒にヤーコンを掘り起こして収穫します。

ポイントとして、できるだけ霜が降りる前に収穫して芋が腐るのを防ぎましょう。

また、ヤーコンの葉も使う場合は、同じタイミングで収穫してしまいましょう。

掘り起こした株は余分な茎を落としてまた土に植えると新芽が生えてくるため、翌年もヤーコンを楽しむことが出来ます。

 

ヤーコンの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ヤーコンは、元気な濃いめの黄色がとっても可愛らしいお花を咲かせます。

開花の時期は秋から冬の初頃で、大きさは大体直径4cm程です。

キク科というだけあって、やや細めの花びらが向日葵のようにあたたかく咲きます。

小さなお花ですが鮮やかな色をしているので、すぐに見つけることが出来ます。収穫が楽しみになる合図ですね。

 

ヤーコンのトリビア

ヤーコンの由来伝承

ヤーコンは一度、朝鮮を経由して南米から持ち込まれましたがあまり定着せず、現在日本に流通しているヤーコンは、ニュージーランドで栽培されていたものが輸入されたものです。

日本でヤーコンが普及したのは、ヤーコンの栄養が注目され機能性食品としての研究が始まったためとされています。

 

まとめ

今回は簡単に育てられて、身体にも優しい野菜、ヤーコンについてご紹介しました。

ヤーコンは芋や葉、茎まで余すこと無く使うことができ、食卓を彩る優秀な野菜です。

自然な甘みを感じることができて、どんなお料理にもアレンジが可能なヤーコンは低カロリーなのでダイエットにも最適ですね。

基本的にはほとんど放っておいても育ってくれる野菜なので、過湿に気をつけて育ててあげましょう。

また、収穫してからの保存は大体2ヶ月程度が目安ですが、保存する際は少し濡らして発泡スチロールの箱に入れ、涼しい場所に置いて保管しておきましょう。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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