ミラクルフルーツの画像

ミラクルフルーツの育て方

  • アカテツ科
  • シンセパルム属

ミラクルフルーツの基本情報

ジャンル

果樹

形態

低木

学名

Synsepalum dulcificum

別名

原産地

西アフリカ

ミラクルフルーツの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
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肥料

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開花

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収穫

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ミラクルフルーツの育て方の画像

ミラクルフルーツの育て方

酸っぱいものや苦いものを、一緒に食べるだけで甘くしてしまうことで有名なミラクルフルーツ。

食欲を抑制するように活用もできるため、ダイエットに使えるかもと今でも注目されています。

今回はそんなミラクルフルーツの育て方について簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

ミラクルフルーツはもともと西アフリカ原産の熱帯植物であるため、暑さに強く、日向を好みます。

そのため日本の気候条件では、常に日当たりの良い場所で育てるのがよいでしょう。

ただし風通しの悪い場所で高温になる場合には、半日陰に置く方が葉焼けなどの心配をする必要がありません。

したがって夏は半日陰、春・秋・冬は日向で育てるようにしましょう。

 

置き場所

熱帯植物ということから日向で育ちやすいだけでなく、比較的暑さを得意としています。

そのため、夏場は、風通しが悪い中で直射日光が当たらないこと以外には、置き場所のことで悩む必要はないでしょう。

ただやはり耐寒性は高くないため、冬場は室内の出来る限り暖かく、明るい場所で管理するようにしましょう。

かなり暖かくなければ実がなりはしませんが、爽やかな常緑樹として室内を彩ってくれます。

なお20℃〜30℃の環境である方が望ましいとされており、冬でもこの温度さえ超えていれば、花が咲いて実がとれる可能性が高いです。

そして、乾燥しすぎない程度に風通しのよい状態を維持するようにしましょう。

 

水やり

ミラクルフルーツは、高温多湿を好むので水やりはかなり頻繁に行うべきでしょうが、

中でも生育期の時期は割合多めの水分を必要とします。

そのため、春・秋は鉢の土の表面が乾くたびに水を与える程度で構いませんが、

実が成り始める夏場は特によく乾くようになるので、毎日朝夕の頻度で与えるようにするのがベストです。

四季に応じて水の与え方を変えるということを肝に命じておきましょう。

熱帯植物のため、冬場は水やりの量・頻度を少なめにする必要があります。

特に11月下旬〜3月初旬などの10℃以下になる時期に、特別な管理を行わない場合は、特に乾燥気味にして育ててください。

鉢皿に水が決してたまらないように注意しましょう。

もしも溜まってしまった場合には、鉢皿の水だけでも捨ててしまいましょう。

根腐れなどの問題起きないようにするための必須事項でしょう。

 

肥料・追肥

肥料は基本的に控えめに与えます。与えすぎてしまうと木全体は育っても、花や実をつけなくなってしまう可能性が高いからです。

したがって、生育適温期である春・秋に、チッ素やリン酸、カリの三要素が等分に含まれている、もしくはリン酸が多めの肥料を規定量で置き肥で与えるだけで問題ないでしょう。

適期に、適量の肥料のみ与えるように心が欠けてください。

 

用土

ミラクルフルーツが好むのは、pH4.5 -〜5.8の弱酸性、かつ水はけのよい肥沃な土壌です。

したがって、赤玉土小粒7・鹿沼土7・腐葉土3の配合土が適しているでしょう。

10号以上の鉢を利用する場合には、赤玉土を小粒・中粒の両方を混ぜるほうがベストです。

なお水持ちがいい土壌も比較的好むのですが、水を毎日与えられる環境にある場合には与えすぎなどで根腐れを起こす可能性があるので、水はけを一番に優先してください。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ミラクルフルーツも当然鉢の中等で根詰まりを起こしてしまうと、生育が一気に衰えます。

そのため生育速度に合わせて植え替えをしましょう。

若い株の場合には1、2年に1回、すでに育った株は2、3年に1回の頻度で植え替えを行うのがベストです。

なお株に対して鉢が無駄に大きすぎると花が咲かないようになってしまうので、多少根詰まり気味な状態になるような鉢を選ぶことも必要となります。

一方植え付けは、苗植えの場合には5月〜6月の間に行うといいでしょう。

6〜8号の鉢に適切な用土を入れて、日当たりのよい場所で育ててあげましょう。

種まきを行う場合には、適期の6月〜9月に種の周りの果肉を除去したうえで、適した用土もしくはバーミキュライトに植えて育てましょう。

その際に土などを薄くかぶせるようにし、常に用土を乾かさないことを心がけたうえで、10ヶ月ほど経って育った苗を鉢に定植してください。

その際に種を植えた直後に20℃以上をキープしておくと、2〜4週間という速さで発芽してくれます。

地植えは国内では沖縄県以外では難しいので、温室ではないならば原則移動が可能な鉢植えにしておきましょう。

 

増やし方

ミラクルフルーツを増やす方法は、種まきになるでしょう。

植物ホルモンを人為的に投与しなければ発芽率が24%程度ともされていますが、すでに育てている木を開花中にちょっと揺するだけで簡単に受粉、結実してくれる可能性が高いとも言われています。

湿度が高くても実がつきにくくなるので要注意です。先に紹介した方法で種まきを行えば、基本問題はないでしょう。

その他に気をつけることとして、冬の間は種を蒔いた鉢や育苗箱を室内の暖かい場所に置くこと、結実するまでもかなりの時間を要することを忘れないでください。

ただ一度結実した後も、何度も繰り返して実をならせるので新しい苗を育て直すこともいくらでも可能になっています。

 

病気・害虫

ミラクルフルーツを育てる際に、適切に育てていれば注意すべき病気は特にないでしょうが、カイガラムシという害虫だけはチェックしておきましょう。

樹木の害虫として有名なカイガラムシは、摂取した甘い汁を樹に排泄し、その蜜滴をもとにすす病菌などが繁殖する可能性があり、また葉や幹が黒くなってしまうこともあります。

こうした問題を起こすカイガラムシを予防するには、木全体の風通しをよくしておくことが必要です。

枝が混み合っていると判断し次第、適宜剪定するようにしましょう。枝を間引く程度に根で切るようにしてください。もしくはカイガラムシを発見し次第、歯ブラシでこするなどして除去してしまいましょう。

 

管理温度

先にも述べたようにミラクルフルーツは熱帯植物のため、25℃を軸として20℃〜30℃という夏のような気温を好みます。

ただし日本では年中そのような温度に保つのも大変なので、少なくとも冬場は室内を15℃〜20℃あたりで保つとよいでしょう。

ただ20℃以下になると成長が止まるので水やりを控えること、また7℃以下になると枯れてしまうので冬場はかならず暖房の効いて暖かく、日当たりのいい室内で育ててください。

なお一度環境が悪化すると復活させるのにも時間を要するので、常に20℃以上を維持しておくことをおすすめします。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ミラクルフルーツは、適温で育ててあげられれば、9〜10月を中心に数ヶ月にわたって開花します。

花は米粒大の白く細長い袋状の不思議な形をしており、ほんのりと甘い香りがします。

しかも袋状になっている花弁の先の方からは、雄しべが突き出ているため、軽く揺するだけで実をつけやすくなります。

実をつける花は基本的に咲いているものの約半分ほどのみになっています。

なお果実の長さは2cmほどで緑色をしており、熟してくると赤色に変化します。

赤く熟してしまったものはあまり日持ちしませんが、冷凍すれば長期保存も可能です。

そしてこの実こそが不思議な効能を発揮してくれます。

効能の構造は、つい最近明らかにされた特殊な糖タンパク質のミラクリンにあるそうです。

ミラクルフルーツの実を食べる(この際に必ず果肉を舌にこすりつけるようにしておく)ことで、ミラクリン分子が舌の味蕾と呼ばれる器官にくっつき、次に食べた酸味・苦味のある食べ物や薬剤を甘く感じさせることができるようになっています。

この効果の持続時間は、30分から2時間ほどまでもつそうです。

なおミラクルフルーツだけで食べても甘くは感じないのも、ミラクリンの力なのです。

こうした効果を利用して、糖分を取りすぎないですむようにして、糖尿病予防やダイエットなどにも大いに活用されています。

レモンやグレープフルーツなど美容効果も期待できそうな果物と一緒に食べてみると、なおダイエット等を促進させることができるかもしれませんね。

 

トリビア

花言葉

ミラクルフルーツの花言葉は、その特性に因んだ「不思議」だそうです。

今では特性の原理が解明されていますが、正確に調べることができなかった昔ならば、酸っぱい食べ物をなんでも甘くしてしまうなんて本当に不思議でしかたなかったのでしょう。

好奇心が旺盛なお子さんのいるご家庭などに、プレゼントとして送るのもいいかもしれません。

 

由来伝承

ミラクルフルーツは、1725年にフランス人探検家のシュヴァリエ・デ・マルシェによって西アフリカで発見されました。

彼が発見したきっかけは、現地の人々が食前にこの果実を噛んでから食べているのを見かけたことにあったそうです。

それ以来持ち出されてはいたのですが、適切な環境を維持するのが難しく、温室栽培技術の向上がなされた今日まで日本に流通することはなかったようです。

まとめ

今回は酸っぱいもの、苦いものを甘く感じさせる不思議なミラクルフルーツの育て方について、簡単にご紹介しました。

使いようによってはダイエットの味方にもなってくれる優れものなため、今はもちろん、18世紀以前から多くの人が関心を寄せてきたのも当然でしょう。

アメリカでは、糖尿病患者のための人工甘味料となる可能性のあるとして、食品添加物としてではないミラクリンの精製に取り組んでいる会社もあるほどですから当然でしょう。

ところがこんなミラクルフルーツは、生育がかなり遅いです。

1年で5〜6センチ伸びればいい方で、また実生から結実までに7〜10年という時間がかかってしまいます。

それだけの長時間かけてでも、ミラクルフルーツを堪能したいという方は是非挑戦してみてください。

親子だけでなく、孫の代まで育てていくのも、ロマンがあって面白いかもしれませんね。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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