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花粉症の方からは、やや嫌われがちな杉ですが、その見た目はとても立派で大昔から生きている杉は今でも国内に存在します。このページでは杉について解説しています。
杉の特徴や育て方、花言葉についてまとめました。お出かけをして杉を見る予定のある方もぜひご参照ください。
杉はヒノキ科スギ属の植物です。針葉樹の代表として本州から屋久島まで自生し、古くから日本人の生活に関係してきました。杉の幹は茶色で、ひび割れているのが特徴です。
まれに生垣にも使用されます。木材としての利用価値もあり、古くから日本人の生活には欠かせない樹木です。
杉の特徴はまっすぐに幹が伸びることです。直立して高さ50メートルに成長することもあります。
寿命が長いことも杉の特徴です。屋久島にある縄文杉は推定樹齢が2000年から7200年といわれ、幹は16メートル以上もあります。他にも大王杉と呼ばれる国内の杉の樹齢は3000年といわれています。杉は長生きをする植物として有名で古くから存在しています。
杉の葉は松のように細長いのが特徴です。花は雄花と雌花があり、2月から4月が花期です。杉の最大の特徴というとやはり花粉といってよいでしょう。花粉症の大きな原因の1つがスギ花粉で、杉は風媒花であるため、風に乗せて花粉を飛ばします。
杉は床材に使用されることがあります。杉のフローリングは他の床材と比べるとあたたかいといわれています。杉のフローリングは素足で歩いてもヒヤッとせず、さらさらとした感触があり、保温性にも優れているのがメリットです。
さらに杉にはリラックス効果があるとされていて、、杉のアロマも売られています。杉の香りの成分は血圧を低下させ、心拍数を落とす効果があり、自然と体がリラックスします。
また杉の香りを楽しむことで、安眠効果も期待でき、脳のα派が増大する効果もあります。
杉を植える場合は、日当たりのよい場所をなるべく選びましょう。杉は耐陰性がありますが、なるべく明るい場所のほうがよく成長します。土は乾燥しないものがよく、保水性の高いものを選びましょう。赤玉土と腐葉土を混ぜて作ることをおすすめします。
植え付けてから2年未満の杉は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。その後は地植えの場合であれば水やりの必要はありません。
杉の育て方というハードルが高く感じるかもしれませんが、広い場所がなくても栽培ができます。スペースがないお宅では、杉を盆栽で育てるのがおすすめです。
杉の花言葉は「堅固」、「雄大」です。
大きく成長して、寿命も長く、木材にも使われることからこのような花言葉がつけられたと考えられます。
まっすぐと空高く伸びる針葉樹林はとても迫力があります。屋久島杉などに存在する古くからある杉は神秘的な姿をしています。樹齢のある杉を見に行く機会があればよく観察してみてください。
GreenSnap編集部