warning
error
success
information
色鮮やかな赤色のイチゴはスイーツやジャムなどで食べられることが多く、日本でもとても人気があります。
品種改良が進み、さまざまな特徴があるイチゴが存在するイチゴの品種について詳しく紹介していきます!
イチゴはバラ科オランダイチゴ属の多年草植物で、旬の時期は4月~6月頃です。近年ではハウス栽培もされていることから市場には11月~5月頃まで出回り、最も流通がある時期は2月~4月頃までです。
国内の主産地は栃木県や福岡県、そして熊本県などです。
とはいえ、イチゴ農家の多くはビニール栽培で育てているので、日本各県が品種改良に勤しんで、その土地ならではの品種を特産品としています。たとえば栃木県のとちおとめが有名ですね。
海外では、中国やアメリカなどを中心に栽培されています。
イチゴの赤色の部分は花托(かたく)または花床(かしょう)と呼ばれ、花の根元が発達しました。花托に付いているつぶつぶの部分がイチゴの実であり、この実の内側に種があります。
イチゴの種類は、日本だけで約300種類以上あります。種類によって味や香りなどはさまざまです。
イチゴは、家庭菜園でも栽培しやすい植物です。耐病性がある品種などもあるので、品種によっては初心者の方でも栽培出来ますよ。
栃木県をはじめ全国で栽培され、イチゴの種類の中でも特に人気があります。栃木県で初めて栽培され、1996年に品種登録されました。形は綺麗な円錐形で粒が大きく、イチゴの色は鮮やかな赤色です。酸味と甘みのバランスが絶妙で、果実がしっかりして日持ちすることも人気の理由の一つと言えます。
福岡県原産のイチゴで、「あまい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字を取ってあまおうと名付けられました。一般的なイチゴの2倍程度の大きさの粒で、世界一重いイチゴとしてギネス世界記録にも認定されています。丸みを帯びたフォルムが可愛らしく、味は濃厚なので食べ応え抜群です。
紅ほっぺの原産は静岡県で、「章姫(あきひめ)」と「さちのか」の交配によって2002年に誕生しました。品種名は「ほっぺが落ちるくらい美味しい」ということから名付けられました。
形は縦長の円錐形で、酸味とコクがあることが特徴です。外側だけでなく果肉の中まで紅色で、粒も大きめなので食べ応えがあります。
熊本県が原産の種類で、「熊(ゆう)」とイチゴの「紅色」からゆうべにと名付けられました。2015年に誕生して以来、生産量を伸ばしています。
ゆうべには光沢があり、綺麗な円錐形をしています。品のある香りで、甘みと酸味のバランスが良いことが特徴です。収穫にピークは12月中旬~翌年の3月頃までで、クリスマスケーキ作りなどに最適です。
愛知県で開発されましたが2012年より長崎県でも栽培が開始され、現在では長崎県の主力品種です。ゆめのかという名前は、「みんなの夢が叶いますように」という願いを込めて付けられました。
大きめの円錐形でヘタの部分まで赤く、見栄えが非常に良いです。ゆめのかは果汁が多く程よい硬さで、日持ちします。
おいCベリーの「C」はビタミンCのこと。なんと約7粒で1日のビタミン必要量を摂取できる、栄養ばっちりのイチゴです。
小ぶりでわりと丸めのコロンとした形もかわいく、みずみずしいながらも歯ごたえがあるのが特徴です。果肉まで赤いので、ショートケーキなどにはぴったりですよ。
スカイベリーの名前には「大きさ、美しさ、おいしさ」の全てが大空に届くような素晴らしいイチゴという意味が込められています。
その名の通りほかのイチゴと比べるとかなり大きいサイズで、果肉も柔らかめなのでとってもジューシー。かたちもいいのでついつい写真に撮りたくなるイチゴです。
桃薫は桐箱を閉じていても、甘い桃とココナッツの香りが広がるとまで言われる、とても珍しいイチゴです。香りが濃厚すぎて、イチゴを食べるというより香りを食べるというほうがふさわしいほど。
大粒品種なので、食べたときのジューシーさも格別。一度は食べてみたい希少品種です。
真紅の美鈴はその見た目から「黒イチゴ」とも呼ばれる赤黒い珍しいイチゴです。イチゴの赤みはアントシアニンによるもので、がん予防効果、視覚機能改善につながる成分です。
真紅の美鈴には、そのアントシアニンがとちおとめに比べて3倍も含まれているので、とても栄養豊富!甘さばっちり、酸味ひかえめのイチゴです。
その名の通り、雪のように白いイチゴの雪うさぎ。イチゴのつぶつぶが少し赤みがかっていて、うさぎの目のようだからこの名前がついたのだそうです。
酸味は少なめで、少し桃の香りがするフルーティーさが特徴です。12月から4月ごろにかけて、百貨店などで少量販売される珍しい白イチゴです。
初恋の香りは2009年に誕生した種類で、国内で初めて誕生した白イチゴです。初恋の香りの名前は、薄ピンク色に染まるイチゴが初恋を連想させるようであることが由来です。
香りが良く、甘みがあることが特徴です。生産量があまり多くないことから、高級品種として知られています。
カレンベリーは、4大病害と言われる「うどんこ病」や「萎黄(いおう)病」、「炭疽病」、そして「疫病」にかかりづらい種類です。
カレンベリーの名前は、枯れないベリーが由来とのことです。病気に強いことから園芸初心者の方におすすめの種類で、栽培方法は苗から育てるのが簡単です。形はやや縦長で、程よい酸味があるのが特徴です。
らくなりイチゴはその名の通り、楽に実がなるという栽培初心者向けの品種です。花苗メーカーのサントリーフラワーズが品種改良によって生み出した品種で、とくにイチゴがかかりやすいうどんこ病に耐性のある種類です。
大粒でややサクサクとした食感が特徴です。ケーキの飾り付けにもおすすめ。
あかねっ娘は赤い艶のある表皮と、真っ白の果肉がめずらしいイチゴです。こちらも丈夫で家庭菜園にはぴったり。丸いコロコロした実で、果肉が柔らかいジューシーさが特徴です。家庭菜園で、売り物並みの甘さが楽しめるおすすめのイチゴです。
ドルチェベリーはなんと春から秋まで収穫できる、四季なり性の品種です。こちらも花苗メーカーのサントリーフラワーズが開発した品種で、うどんこ病や高温期に強い性質を持っています。
甘みと酸味のバランスがよく、どの粒も美味しくできるバランスの良さも魅力です。
今回は、日本でよく知られているイチゴの種類を中心に紹介しました。普段イチゴの種類などをあまり気にせずに食べているかもしれませんが、種類によって味や香りなども異なるので好みのイチゴを見つけてみるのも楽しそうですね!
まずは、ご自分が興味のあるイチゴの種類や品種を覚えてみることをおすすめします。
Lily