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葉牡丹(ハボタン)は寒さに強く、花の花壇に欠かせない植物です。お正月飾りや寄せ植え、花束やカラーリーフなどに使用され、様々な楽しみ方ができますよ♪
今回は冬に人気の葉牡丹(ハボタン)の種類をご紹介します!
葉牡丹は、キャベツやブロッコリーの仲間で、日本で改良された園芸品種です。春には菜の花によく似た花を咲かせますが、花が咲くと形が崩れてしまうことから一年草の草花として扱われることの多い植物です。
葉牡丹は、花の少ない冬の時期の花壇を明るく彩る植物として、日本では古くから親しまれてきました。重なり合った葉が牡丹のように見えることから「葉牡丹(ハボタン)」という名前がついたそうですよ♪また、見た目がキャベツに似ていることから、別名「花キャベツ」とも呼ばれています。
葉牡丹は、寒くにつれて葉の中心部分が赤やクリーム色、ピンク色に色づいていくことが特徴です。
葉牡丹には、葉の縁がキャベツのように丸い丸葉系、葉の縁に細かい縮みがあるちりめん系、葉の形が丸葉とちりめんの中間の形をした丸葉系、切れ込みの入った葉が特徴の切れ葉系などがあります。
それぞれの品種と特徴を詳しくご紹介します♪
東京丸葉系は、江戸時代から育てられてきた歴史のある品種です。江戸ハボタンとも呼ばれ、寒さに強く栽培しやすい、最もオーソドックスな種類の葉牡丹です。
草丈が低く、キャベツのように丸い葉をしていることが特徴です。暑さ寒さに強く栽培しやすいので初心者にもおすすめです。
葉が白く、真ん中から薄紫に色づいていく「日の出」が代表品種です。
大阪丸葉系は、東京丸葉系とちりめん系の交雑種で、戦後から育てれてきました。縁の葉の縁が波打つウェーブがあることが特緒です。
フリル状の葉が目立つ「つぐみ」が代表品種です。
ちりめん系は、明治時代以降に名古屋で作られた品種で、葉に細やかなちぢみがありフリルのようになっていることが特徴です。華やかな姿から、特に関西で好まれます。根の生長が他のものに比べると弱いので、花壇には向かず、鉢植えで育てることが向いています。
薄紫色の葉が重なり合うように伸びる「紅かもめ」が代表品種です。
さんご系は、ロシア産のケールと丸葉系を交配し、さらに丸葉系を掛け合わせて作られた品種です。切れ込みの深い葉が特徴で、開花時期が遅いので鑑賞期間が長いのが特徴です。
華やかな見た目は名前の通り珊瑚のようです。
薄紫色の「紅孔雀」、白い葉の中心に薄紫色の葉がつく「白さんご」が代表品種です。
バニー系は従来の葉牡丹のタイプではなく、新しく作り出された品種です。もこもこした草姿が特徴で、長方形の葉の縁が強くちぢんでいて、野菜のケールを小さくして色付けたように見えます。寄せ植えに使用すると可愛らしく個性的な寄せ植えができますよ。
葉牡丹は下の3つの大きさに分かれています。背が高く大きいものは切り花に向いており、背が低いものは花壇やプランターに使用するのが向いていますよ。
葉牡丹は紫やピンクに色づくものが主流でしたが、最近では白い葉牡丹も人気です。
黒い葉牡丹のなかでも、艶のあるもの、艶を消してメタリックのような色味をしたシルバー系などの種類があります。寄せ植えや花壇をシックに引き締めてくれる珍しい色の葉牡丹です。
葉牡丹のなかでも、人気のある種類です。縁取りの色には紫色のものもあります。
色鮮やかな葉脈が印象的なタイプの葉牡丹です。歌舞伎役者の隈取のように見えることから「歌舞伎」という名前がつけられています。
今回は、冬に人気の葉牡丹の種類や、葉や色の違いをご紹介しました。日本では古くから親しまれてきた葉牡丹、最近では本当に様々な種類が出回っているので、好みの種類を見つけたらぜひ楽しんでみてくださいね!
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GreenSnap編集部