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ベリー系のなかでもブラックベリーは酸味がありますが、ジャムやジュースなど加工品に使用することができる果実です。利用価値もあるので栽培したい方も多いでしょう。
しかし、ブラックベリーは植えてはいけない植物とよくいわれています。
このページではブラックベリーを植えてはいけない理由について解説しています。これから栽培を考えている方はぜひご参照ください。
ブラックベリーはバラ科キイチゴ属の植物でいわゆるベリーとして知られています。原産地はアメリカです。
花期は5月から6月、実ができるのは7月から8月で、この果実は酸味が強く生で食べるよりもジャムにして甘みをつけてから食べられることが多いです。
ブラックベリーはトゲがあるのが特徴です。ツル性があるため栽培をするなら誘引をする必要がありますが、誘引の際にトゲが原因で怪我をする危険性があるため、ブラックベリーは植えてはいけないといわれています。
最近ではトゲのない品種もでてきたので、どうしてもブラックベリーを育てたい方はトゲのないものを選びましょう。
ブラックベリーは繁殖力がとても強い植物です。伸ばした枝が地面に接するとそこから発根して増えてしまいます。地植えで育てる場合はどんどんブラックベリーが広がって周囲の植物にも影響がでるため、植えてはいけないとよく言われます。
鉢植えであれば繁殖の心配はないため、増えすぎが気になる方は鉢植えで育てましょう。
ブラックベリーの果実は鳥や虫が好み、集まってきます。鳥が集まるとフンを落とすこともあるため、あまりおすすめはしません。虫や鳥が集まりやすいこともブラックベリーを植えてはいけない理由の1つです。
どうしてもブラックベリーを植えたい場合は、鳥よけのネットや防虫ネットを使用しておきましょう。
ナス科の植物を植えていた場所にブラックベリーを植えると、萎凋病にかかる危険性があります。感染するとブラックベリーの葉がしおれて、最悪の場合株が枯れてしまうこともあるため注意が必要です。
ナス科の植物はナスだけではありません。トマト、ジャガイモ、ピーマン、パプリカ、トウガラシが挙げられます。ブラックベリーを育てる場合は、その前に何を育てていたか調べておきましょう。
繁殖すること、横によく広がっていくことを考えて栽培スペースは多く取ることをおすすめします。ツルを周囲に絡ませる可能性もあるので気をつけてください。
ブラックベリーを育てる場合は必ず剪定をしてください。剪定の時期は夏と冬ですが、うっかり忘れているとどんどん生長して増えてしまうこともあります。
トゲがある品種の場合はくれぐれも怪我をしないよう気をつけてください。軍手着用をおすすめします。
ブラックベリーはあまり耐寒性が強くありません。マイナス10℃ほどまでしか耐えられないため、冬の屋外栽培は注意をしましょう。寒い地域では室内に入れたほうがよいです。
ブラックベリーの栽培には注意点があることがわかりました。事前にブラックベリーの特性を理解した上で栽培をして、後悔のないようにしてください。おいしい果実を収穫しましょう。
GreenSnap編集部