オリーブ・ミッションは地中海沿岸地域を中心に栽培されている、モクセイ科オリーブ属の植物です。
お庭を彩る花木として人気を博しているオリーブの一種として知られています。やや先の尖った白銀色の葉は美しく、観賞にぴったりなオリーブです。
今回はオリーブ・ミッションの育て方についてご紹介します。
オリーブ・ミッションの育て方:栽培する場所
オリーブ・ミッションは風通しと日当たりの良い環境を好む植物です。日照量はとくに大切で、屋内で育てる場合は日中6時間以上日光が当たる窓際で育てましょう。
日照条件のよい環境で育ったオリーブ・ミッションは、耐暑性はもちろん耐寒性にも強くなります。品種によるものの、-10℃という極寒を耐え抜くため、寒い地域でも育てられる点も魅力です。
オリーブ・ミッションの育て方:水やり
オリーブ・ミッションはやや乾燥気味に育てるのがポイントで、季節によって水やり頻度を調節しましょう。
生育期である春~夏には、表土が乾いたらたっぷりと水やりしてください。休眠期の冬には、表土が乾燥してから7~10日後に表土を軽く湿らせる程度の水やりに留めます。
オリーブ・ミッションの育て方:用土
オリーブ・ミッションは水もちと水はけのよさを両立した土を好みます。
「赤玉土小粒7:3」の割合で混ぜた配合土がおすすめです。市販の観葉植物用培養土を使用しても構いません。
オリーブ・ミッションの育て方:肥料・追肥
オリーブ・ミッションには春~秋にかけて肥料をあたえます。4~9月の間、2週間に1回を目安に水やり代わりの液肥を施しましょう。
オリーブ・ミッションの育て方:種まき・植え付け・植え替え
鉢への植え付け・植え替え(4~5月)
- 植え付け1~2日前から水やりを控え、土を乾燥させる
- 植え穴に支柱をぐらつかなくなるまで挿し込む
- オリーブの苗の根鉢を軽くもみほぐす
- 支柱と隣り合う位置に苗を植え込む
- 根鉢の表土と地面の高さが並行になるように調節する
- 枝が倒れ込まないように、支柱と枝を麻ひもで結びつける
- 水やりをして株をしっかり土着させる
オリーブ・ミッションの育て方:剪定
オリーブ・ミッションの剪定は2~3月を目処に行います。
清潔なハサミで樹形を乱している枝を切り落としてください。こうすることで枝葉の密集を防止し、病害虫発生を抑制できます。
オリーブ・ミッションの育て方:挿し木での増やし方
オリーブ・ミッションは6~7月にかけて、挿し木によって増やせます。
- 15cmに切り取った枝の断面を斜めにカットする
- 花や蕾を切り落とし、葉を数枚だけ残す
- 枝の切り口を1〜2時間ほど水につける
- 用意した新しい赤玉土に枝を挿す
- 土を乾かさないように水やりしつつ日陰で管理する
- 本葉が2~3枚になったら小鉢に植え替える
- 本葉が6~7枚になった段階で、苗として新たな鉢に植え付ける
オリーブ・ミッションの育て方:注意する病気や害虫
オリーブ・ミッションは、オリーブアナアキゾウムシやハマキムシといった害虫の被害を受けやすい植物です。放置していると幹のなかを食いつぶして枯らしてしまう可能性があるため、発見次第すぐに駆除しましょう。
オリーブ・ミッションの花言葉
オリーブ・ミッションを始めとするオリーブの花言葉は、『平和』『安らぎ』『知恵』『勝利』です。古代ギリシア文化の影響を強く受けていることが伺えます。
オリーブ・ミッションの育て方を覚えよう
オリーブ・ミッションはオリーブのなかでも比較的簡単に栽培できます。鉢植えにして部屋を飾ってもよし、地植えにして庭を飾るのもよしと、様々な場面で活躍してくれますよ。
この記事を書いた人
GreenSnap編集部
植物好きが集まるスマホアプリ
GreenSnap(グリーンスナップ)は、お部屋や庭で育てている植物、外出先で見つけた気になるお花などの写真を撮影して、気軽に共有したり植物アルバムを作ることができるサービスです。