warning
error
success
information
ラベンダー・グロッソは地中海沿岸地域を原産とする、シソ科ラヴァンドラ属の草花です。
ラベンダーとヒロハラベンダーの交配によって生まれたとされています。ラベンダーの香りと知られる香料のなかには、ラベンダー・グロッソの花穂から抽出されたものが多く存在しているそうです。
今回はラベンダー・グロッソの育て方についてご紹介します。
ラベンダー・グロッソは地中海沿岸地域にゆかりをもつこともあり、風通しと日当たりの良い環境を好む植物です。
ラベンダーのなかでも高い耐寒性と耐暑性を誇る本種ですが、日照条件に生育が大きく左右される側面があります。
最低でも日中6時間以上の日照時間を確保するように務めましょう。
ラベンダー・グロッソはやや乾燥気味の土壌を好むため、季節によって水やりの量と頻度を調整します。
春・秋・冬には、表土が乾いてから2~3日後にたっぷりと水やりしてください。一方で夏には、表土の乾燥を確認したら、軽く湿らせる程度に水やりします。水のやりすぎにより過湿状態に陥らないように心がけましょう。
ラベンダー・グロッソは通気性と水はけのよい土を好みます。「赤玉土小粒5:腐葉土3:川砂2」の割合で混ぜた配合土を利用しましょう。市販の野菜用培養土を使用しても構いません。
ラベンダー・グロッソには、3~4月の植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を施します。花つきをさらに良くしたい場合は、植え付け~開花期終了の6月まで、月に一回固形の緩効性化成肥料をあたえるのがおすすめです。
ラベンダー・グロッソは種または苗から育てる植物です。園芸初心者の方は苗から育てることを推奨します。
ラベンダー・グロッソの剪定適期は、7~9月になります。ラベンダー・グロッソは過湿に弱いため、通気性を保つ目的でこまめに剪定してください。
ラベンダー・グロッソは5~6月、9~10月にかけて、挿し木によって増やせます。
ラベンダー・グロッソは通気性の悪い環境で育つと、うどんこ病の被害に合いやすい植物です。葉茎の表面に菌が繁殖することで白っぽい粉をふき、生育を鈍らせてしまいます。予防のためにも、こまめな剪定によって通気性を確保してください。
ラベンダー・グロッソは初夏から秋にかけて、紫色や青色の花を咲かせる植物です。淡い花色の花から漂う香りも同時に楽しめるため、観賞にぴったりな花と言えます。
ラベンダー・グロッソを始めとするラベンダーの花言葉は、『疑惑』『沈黙』『あなたを待っています』『私に答えてください』です。
ラベンダーの花言葉の意味には、地中海沿岸地域に古くから伝わる逸話に基づいているものもあります。
ラベンダー・グロッソは強健な性質をもつゆえに、数あるラベンダーのなかでも比較的育てやすい部類に入ります。一度自宅で育てれば、その花姿と香りに夢中になってしまうことでしょう。
GreenSnap編集部