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クリスマスまであと1ヶ月。イブに家族や恋人と楽しく過ごす時間はもちろんですが、クリスマスを心待ちにしながら、少しずつ家の飾りつけをするひとときもワクワクします♪
さて、「クリスマス・アドベント」、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「アドベント・カレンダー」なら知っている!という方も多いかもしれません。
キリスト教では、キリスト生誕の日とされる12月25日の4週間前の日曜日から、24日のクリスマスイブまでを「アドベント(待降節、降臨節)」と呼び、この日からクリスマスに向けて準備を始めます。アドベント(Advent)という言葉は「到来」を意味するラテン語Adventusが由来で、「キリストの到来」を意味します。つまりアドベントとは、キリスト教における“イエス・キリストの降誕を待ち望む期間”であり、クリスマスの準備期間になります。
キャンドルを4本用意し、第一主日(最初の日曜日)に1本目のキャンドルに灯をともし、その後、第二、第三、第四と週末毎に1本ずつキャンドルを灯していくという習慣。常緑樹で作った「アドベントリース(アドベントクランツ)」の上に、4本のキャンドルを対角線上に立てるアレンジが一般的です。
ウィークエンド毎にキャンドルの灯をともす「アドベント・キャンドル」。
おごそかでロマンティックな、素敵な冬の過ごし方ですね。
クリスマスらしい「モミ」や「コニファー」類などの針葉樹、松ぼっくりなど木の実、オーナメント、そしてキャンドルなど、まずは材料集めから始めます。花屋さんの店頭にも材料はいろいろ揃っていますし、雑貨屋さんでお気に入りを見つけるのも良いですね♪クリスマスの準備のわくわくは、まずは材料集めのお買物からスタート!材料が揃ったら、早速作り始めましょう☆
こちらは超簡単!
大き目のプレートの中央に4本のキャンドルを並べ、モミやコニファーなど針葉樹の枝と姫リンゴや松ぼっくりなどの実をキャンドルの合間に置いていくだけで、冬の匂いがするハートウォーミングなアドベント・キャンドルに!
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<材料>
●プレート(表面が平らなお皿)1枚
●キャンドル 4本
●ヒムロスギ、ブルーバード(コニファー)など針葉樹の枝 各1/2本
●姫リンゴ 5個
●松ぼっくりなどお好みの実やドライオレンジなどオーナメント適量
<作り方>
1. プレートの中央にキャンドルを対角線上に並べます。
2. ヒムロスギやブルーバードの枝を小分けに短くカットし、キャンドルの隙間を埋めるように並べていきます。この時、小枝の根元が常にプレートの中央を向くようにすると美しくまとまります。
3. 最後に、2で並べたグリーンの合間に姫リンゴや松ぼっくりなどお好みの木の実を置いて、出来上がり!針葉樹の枝はこのまま少しずつドライになっていき、その姿もまた美しいものです。
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今回はグレージュ色のプレートとベージュのキャンドルをチョイスして、赤い姫リンゴとドライオレンジを並べて温もりを感じる色合いでまとめました。赤いタータンチェックのクロスなど似合いそうですね!
プレートやキャンドルの色が変わるだけで、イメージもすごく変わります。家の中のいろいろな場所にクリスマスデコレーションをする際に、「今年のテーマカラー」や「テイスト(北欧風、パリ風…)」のようなものを決めておくと、全体の統一感が出て、いっそう素敵になりますよ!!
同じ色のキャンドルでも、プレートを白色にして、キャンドルの並べ方を少し変えるだけで雰囲気が変わりますね。スモーキーな色合いが美しいコニファー「ブル―アイス」を加えて、並べる木の実もシャンパンゴールドや白などを選び、上品に大人っぽくまとめます。
アドベント・キャンドルのキャンドルの色、伝統的には高貴な色「紫」もしくは「ロイヤルブルー」とされているそうです。こちらは、シックな紫色のキャンドルに、シルバーのオーナメントを合わせた大人っぽい雰囲気のアレンジ。クリスマスのロマンティックな花材「ヤドリギ」の明るい黄緑の実がポイントです。まるでイルミネーションのような美しさですね。
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<材料>
●ヒムロ杉 1/2本程度
●ヤドリギの小枝 2~3本
●松ぼっくりなどお好みの実やオーナメント 適量
●ワイヤー(ブラウン#26) オーナメントの数分
●キャンドル 4本
●横長の少し深さのある皿 1枚
●吸水性スポンジ 1本(皿にあわせてカット)
<作り方>
1. 吸水性スポンジによく水を含ませ、横長のお皿にあわせてカットします。スポンジの高さは、お皿の高さに合わせます。
2. 吸水性スポンジの中央にキャンドルを横一列に4本並べます。
3. 細かくカットしたヒムロ杉の小枝を周囲にぐるりと挿していきます。内側から外へ、お皿からやや溢れるように活けるのがポイントです。
4. 松ぼっくりやオーナメントにワイヤーをひっかけて、スポンジに挿すための「足」を作ります。
5. 4のオーナメントたちを挿し、最後にヤドリギの小枝を全体に散らすようにあしらえば、出来上がり!!
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クリスマスの飾りやクリスマスカラー、それぞれに意味があります。
例えばおなじみの「クリスマスリース」。リースの「輪」の形には始まりも終わりもないことから“永遠の愛”を意味します。人気の「スワッグ」はもともとドイツ語で「壁飾り」、“魔除け”の意味があるそうです。
モミなどの常緑樹は、一年中「緑色」が続くエバーグリーン、つまり“永遠の命”を表しています。「赤色」はキリストの流した血の色とされ、“犠牲的な愛”“寛大な愛”を表します。キリスト誕生時に次々と赤い林檎の実がなったとされ、クリスマスツリーにリンゴや赤いボールのオーナメントを飾るのは、そんな由来からだそうです。そして、忘れてはならないのはキャンドル。キャンドルの灯は“希望の光”なのです。
心穏やかに、世界中の平和を願うクリスマス。
コロナ禍で暮らしが大きく変わり、今年は特に大切な人と過ごすひとときをいっそう愛しく感じますね。医療従事者はじめ今なお最前線で働いていらっしゃる方々への感謝の気持ちをこめて…一日も早く、世界に平穏が訪れることを願いましょう。
今年のアドベントの始まりは11月29日の日曜日!このウィークエンドにはぜひ、アドベント・キャンドルアレンジを作って、最初のキャンドルを灯しましょう。さあ、クリスマスの始まりです。
GreenSnap編集部