三角形の形がきれいなゴールドクレストは、通年を通して緑の葉が美しい植物です。庭に地植えすらばどんどん成長し、鉢植えできちんと剪定してあげれば室内でも育てることができます。ここでは、そんなゴールドクレストの育て方を、地植えと鉢植えそれぞれご説明していきます。
ゴールドクレストはどんな植物?
ゴールドクレストの育て方を知る前に、まずどんな植物かどうかを知っておきましょう。
ゴールドクレストは、ヒノキ科イトスギ属の植物。原産地のメキシコでは樹高が20メートルになるほどの背丈の高い植物なのですよ。日本の地植えでも5メートルを超えるほどに成長することがあります。
ゴールドクレストは、「モントレーイトスギ」、「モントレーサイプレス」とも呼ばれます。
葉は緑色で美しく、通年美しい見た目を楽しむことが可能。生育するのに適した気温は15度から25度です。外で育てることもできます。日本では地植えでも鉢植え両方に向いている植物です。
ゴールドクレストの育て方:置き場所
ゴールドクレストは、地植え、鉢植えで育てることができます。
地植えでも鉢植えでも、日当たりがよく、風通しのよい場所で育ててあげましょう。
ゴールドクレストの育て方:土づくり
ゴールドクレストを鉢植えで育てる場合は、適した土を用意してください。市販の観葉植物用培養土で育てられます。ゴールドクレストは湿気を嫌いますので、市販の土でもしも水はけが悪い場合は、パーライトを混ぜて水はけをよくしましょう。
自分で土をつくる場合は、赤玉土、腐葉土、パーライトを6:3:1を目安に混ぜてください。
ゴールドクレストの育て方:水やり
ゴールドクレストの水やりについてご紹介します。
鉢植えは、土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。底から水が出るくらいを目安に水を与えてください。
水やりの時間ですが、朝から午前中に行いましょう。ゴールドクレストは乾燥を嫌いますので、水切れには気を付けてください。
水やり後の受け皿にたまった水はすぐに捨てるようにしましょう。放置していると鉢のなかに湿気がたまりますので、注意が必要です。根腐れする可能性もありますので、こまめに捨ててください。
冬はゴールドクレストは休眠期に入ります。この時期は乾燥気味に育て、水やり頻度をおさえます。ゴールドクレストの葉が茶褐色に変色してきている場合は乾燥が考えられます。この場合は、こまめに霧吹きをかけて濡らしてようすを見てください。
ゴールドクレストの育て方:肥料・追肥
ゴールドクレストの肥料を与える時期は、3月と6月です。この頃にゴールドクレストの育成が盛んになりますので株元に肥料を与えましょう。
ただし、与えすぎは厳禁。過剰に肥料を与えると、根が肥料焼けを起こすことがあるのです。肥料を購入した場合は説明書きにある指示に従いましょう。
ゴールドクレストの育て方:植え付け
ゴールドクレストはいつ植え付けていいわけではありません。植え付け時期は、3月または9月から10月です。
お庭に地植えする場合も、鉢植えする場合もこの時期を守りましょう。
暑さと湿気に弱い傾向があるゴールドクレスト。暑い時期を避けて植え付けてください。夏は室内に入れることができるため、鉢植えで育てるほうが失敗が少ないかと思います。
ゴールドクレストの育て方:植え替え
ゴールドクレストがある程度育ってきたら、植え替えが必要となります。
植え替えの時期は、3月から4月、または9月から10月。
植物はどんどんと成長します。根も伸びていくので、鉢の中で窮屈なことが。鉢底から根がはみ出してきた場合は、植え替えをするようにしてください。
ゴールドクレストの手入れ
ゴールドクレストは三角形に成長していきます。その姿が美しいので、綺麗な形に見えるように、ときどき剪定してあげてください。
またすでにご紹介したように、湿気が苦手。
鉢植えの底の水は都度処分する、土が乾燥していたらたっぷりと水やりをするといった手入れが必要となります。
ゴールドクレストの増やし方:挿し木
ゴールドクレストは挿し木で増やすことができます。挿し木の時期は4月から6月。
元気な枝をカットして、しばらく水に浸したあと、持っていれば発根促進剤につけて挿し木用の土に移します。根が出てきて安定するまでは日陰で育て水やりをたっぷりとしましょう。
ゴールドクレストが枯れる原因・対策
ゴールドクレストが枯れる原因は、乾燥や病気、虫の発生などさまざまな原因が考えられますが、まずは水やりの頻度や枝の混み具合を確認してみましょう。
ゴールドクレストは湿気を嫌うため、もし枝が混み合っているような場合は適宜選定を行ってください。また、ゴールドクレストを鉢植えで育てている場合は、鉢を日当たりの良い場所へ移したり、気温が低い場合は室内に取り込むなどして対策してあげてください。
また、ゴールドクレストを室内で育ている場合は、エアコンの風が直接当たってしまっていないかなども確認してみてください。
ゴールドクレストの育て方:注意すべき害虫・病気
ゴールドクレストを育てる際に気を付けるべき害虫と病気をご紹介します。
つきやすい虫
カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ、シャクトリムシの被害にあうことがあります。空気が乾燥する時期は虫が出やすいので、葉水をしましょう。葉水とは、霧吹きなどで葉に水を与えること。
しかし、水の与えすぎは厳禁。湿気で病気になることもありますので、注意をしてください。
もしも虫を見つけたら、ティッシュなどで取りましょう。ゴールドクレストの葉は細かく、ティッシュで取りにくいこともあるかと思います。そのような場合や、虫が大量に発生した場合は殺虫剤を使用してください。
かかりやすい病気
赤さび病にかかることがあります。赤さび病とは、赤さびがついたように葉に斑点がついてしまいます。これは菌による病気ですので、見つけたらその部分を切り取ってください。殺菌剤で対処が可能です。
ゴールドクレストの花言葉
ゴールドクレストの花言葉は「まっすぐに生きる」、「不変」があります。前向きな花言葉なので、ぜひお庭にお迎えしたいですね。
ゴールドクレストを鉢植えや寄せ植えで育ててみよう
小さなモミの木のような見た目のゴールドクレスト。寄せ植えに使ってもインパクトがありますので、ぜひ育ててみませんか。葉の色が綺麗で美しいですよ。
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