食用ほおずきの栽培|育て方や収穫のコツは?食べ方や味、効能は?

日本でもよく知られているほおずきですが、食べられる品種があることはご存じでしょうか。ヨーロッパでは古くから「食用ほおずき」が食べられていて、食用ほおずきには栄養も豊富に含まれています。最近では日本の市場でも出回り始めていて、産地によって「恋どろぼう」などユニークな名前が付けられています。

袋を破いて実の部分は生食で食べられるので、お手軽なのも良いですね。今回は、食用ほおずきの味や食べ方、そして育て方などを中心に詳しくご紹介していきます!

食用ほおずきとは?

ほおずきの原産地はペルーや東南アジアなどが中心で、ナス科ホオズキ属に分類される多年草植物です。ほおずきは漢字で「鬼灯」と書かれることが多く、死者の魂を誘導する灯篭の形に似ていることが由来だとされています。

国内では観賞用のほおずきが知られていますが、食用の品種もあります。観賞用のほおずきは外側の袋の部分と実が赤色ですが、食用ほおずきの場合は袋が茶色で実は黄色やオレンジ色なので見た目から違います。

食用ほおずきは「ストロベリートマト」などの異名を持ち、ヨーロッパでは食用ほおずきの方が良く知られています。

最近では国内でも食用ほおずきの出荷量が増えていて、秋田県の「恋どろぼう」や北海道や長野県が産地の「太陽の子」などがあります。近年では通販でも手軽に購入することができるので便利ですね。

食用ほおずきの育て方

栽培場所

食用ほおずきは寒さを苦手とするので、日の光がよく当たる場所へ移動させましょう。

土づくり

食用ほおずきを栽培するときは、水もちと水はけの良い土を用います。

地植え栽培の場合は、あらかじめ地面を耕し、植え付け2週間前に苦土石灰を、1週間前に堆肥を混ぜておきましょう。鉢植え栽培の場合は、赤玉土6:腐葉土4の割合で土を配合するもしくは市販の野菜洋培養土などを使います。

種まき

食用ほおずきの種まきの時期は3月~6月頃なので、この時期に種まきをして、土を薄くかぶせます。

発芽するまで約3週間かかりますが、その間たっぷりと霧吹きなどで種が飛ばないように水やりをします。

植え付け・植え替え

発芽して本葉が3~4枚程度になったら、地面やプランターなどに植え付けましょう。

地植え栽培の場合は株同士を50cmほど離し、プランター栽培なら20〜30cmほど離して植え付けます。

水やり

食用ほおずきは耐乾性に弱いため、夏の時期にはたっぷりを水を与えましょう。

肥料

植え付けのときに、リン酸の多い緩効性化成肥料を与えましょう。その後の4〜6月の間は、追肥として月に1回ほど同じ肥料を与えます。、

手入れ

苗を植え付けると同じタイミングで、70cmほどの支柱を直立式に立てておきましょう。

収穫

定植してから約1か月が経過した頃に、花を咲かせます。開花後にガクの部分がそのまま生長して、袋が出来て実もつきます。

外側の袋の色が緑色から茶色に変色したようであれば、収穫できるサインです。

食用ほおずきの保存方法

食用ほおずきは基本的に常温で保存できますが、25度以上の環境では冷蔵保存されることをおすすめします。

食用ほおずきが市場に出回る時期

食用ほおずきは全国的に栽培されていて、収穫に最適な時期は7月~10月頃です。沖縄の場合は、3月~10月頃が収穫時期です。

近年ではハウス栽培も盛んになっているので、一年を通して市場に出回ることが多いです。とくに8月~10月頃は最も多く収穫されるため、食用ほおずきが一年で一番多く出回ります。

食用ほおずきの味・食べ方

食用ほおずきの実はその見た目からミニトマトのような味を想像する方が多いですが、実際は酸味と甘みがあるトロピカルな味わいです。

食用ほおずきの外側の袋は手でちぎることができ、中にある実の部分だけを食べます。もちろん生で食べることもできますが、火を通しても美味しく食べられます。食用ほおずきは野菜と言えば野菜ですが、フルーティーな味がするのでアメリカではデザートなどの果実として分類されることが多いようです。

食用ほおずきの香りはフルーティーなので、室内に置いておけば食用ほおずきの良い香りが楽しめます。インパクトのある見た目なので、インテリアとしても最適です。

食用ほおずきの栄養・効果効能

食用ほおずきには、「イノシトール」や「ビタミンA」、そして「鉄分」など豊富な栄養が多く含まれています。食用ほおずきはイノシトールを多く含み、体内のコレステロール値を減少させる働きがあることから動脈硬化を予防することができます。

ビタミンAには、心筋梗塞やがん予防などの効果が期待できます。その他、鉄分も含まれているので、貧血になりがちの女性には特におすすめの野菜です。それ以外にも、アンチエイジングや血液の流れを良くする効果などがあることから「スーパーフード」としても知られています。

食用ほおずきを栽培して、食べてみよう

見た目にインパクトがある食用ほおずきは、フルーティーな味わいなので予想外かもしれません。ヨーロッパでは昔から食用ほおずきを食べる習慣があり、サラダや付け合わせ、そしてヨーグルトなどと一緒に美味しく召し上がれます。ただし、食用でない観賞用のほおずきは食べられないので注意しましょう。

日本でも食用ほおずきを栽培する農家が増えているので、近年では市場にも多く出回っています。食用ほおずきは栄養をたっぷり含んでいるので、健康だけでなく美容の効果も期待できます。是非一度、食用ほおずきを食べてみてはいかがでしょうか。

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