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日本のあちこちで見ることができるたんぽぽ。国内では、日本たんぽぽのほか、外来種の西洋たんぽぽなども、道端にたくさん咲いています。
このページではたんぽぽの種類について解説しています。外出時に見かけるたんぽぽが何の種類か知りたい方もぜひご参照ください。
たんぽぽとは、キク科タンポポ属に属する植物のことです。道端や空き地などいたるところで見かけます。草丈は約15センチで、たんぽぽは黄色い花で有名です。しかし、なかには白いたんぽぽやオレンジがかったたんぽぽもあります。
生命力がとても強い植物で、地面の割れ目から出てくることも珍しくはありません。根はとても長く50センチ以上もあります。そのため、ひっこ抜くのはとても困難。長い場合は根が1メートル以上になることもあるほどです。
花が咲き終わると、綿毛のついた種子をつくり、風で飛ばします。
たんぽぽの葉はぎざぎざの切れ込みがあるのが特徴です。また茎をカットすると白い液がでてくるのも特徴としてあげられます。
たんぽぽはあちこちで見かけ、どれも似ているように見えますが、みなさんが見ているものは違う可能性があります。日本には20種類ほどのたんぽぽが自生しているといわれ、細かく分けると100種類以上にもなると言われています。
日本で見ることができるたんぽぽは次のとおりです。
西洋タンポポは外来種のたんぽぽで、ほかのたんぽぽと比べて、開花期間が長い特徴があります。珍しいたんぽぽではなく、よく見かけるたんぽぽです。花のすぐ下にある総苞片が反り返っているのが外来種の特徴です。
日本で見られるたんぽぽの約8割がセイヨウタンポポ、その交雑種だといわれています。外来種でも日本のあちこちに広まった種類です。
アカミタンポポは見た目は他のたんぽぽとほぼ変わりませんが、葉に切れ込みが多いのが特徴です。こちらはヨーロッパ原産で、都市に自生することが多く、セイヨウタンポポ同様に広まってきている種類です。
関東をはじめ、太平洋側に自生する日本たんぽぽの一種です。総苞片は反り返らず、上に伸びています。
関西をはじめ、西日本でよく見られるたんぽぽのことで、西洋タンポポと比較して小ぶりな特徴があります。
ヒロハタンポポは関東に自生する日本たんぽぽの一種で、総苞片は花弁に沿うように生えています。
コウリンタンポポはヨーロッパ原産のたんぽぽで、ほかのたんぽぽと大きく違うのは花弁の色です。コウリンタンポポはオレンジの花弁を持つ特徴があります。
シロバナタンポポの花期は2月から5月で、関東より西に自生します。最大の特徴は花弁の色で、他のたんぽぽと違い白い花弁を持ちます。
たんぽぽには多くの種類があることがわかりましたね。道端で見つけるたんぽぽをただのたんぽぽと見るのではなく、どんな種類なのか調べてみても楽しいですよ。
一見たんぽぽのように見えない白やオレンジの花弁でもたんぽぽなこともありますので、よく見てみませんか。
GreenSnap編集部