追い求めても出逢えず、
かと思えばここで逢おうとは…
なんとも不思議な、
キッコウハグマとの初顔合わせとなりました。
石川県にしては、まずまずのお天気です。
そう…
お仕事も休みなので、今日は久しぶりに能登方面に向かって車を走らせていました。
これという目的地を決めるわけでもなく、ボンヤリと氷見(富山県)の方に抜けてみようか…
羽咋、七尾方面へのんびり田舎道を通りながら気の赴くままに進んでいると
「気多大社」
「妙成寺」
の、案内表示が現れます。
そういえば、まだどっちも行ったことなかったな…
という事で、先ずは気多大社(けたたいしゃ)に寄ってみました。
万葉集にも出てくる、由緒正しき能登一ノ宮。
神社前からは海が見渡せ、明るい気の流れが感じられます。
今日、初めて気付きました。
どうして皆さんの手水舎の投稿写真には、キレイな花が浮かべられてるんだろう…
コロナの影響だったんですね。
手や口を清める際に感染しないよう、使用を差し控えるために、粋な計らいを!
どこまでも穏やかです
本殿の後ろには、
奥宮が祀られている社叢「入らずの森」があり、
宮司以外は入ることができない、原生林の形をとどめた聖域が広がります。
あっ、でも去年そこそこのお値段の入場料取って期間限定で公開されてましたよ💦
保存のためにはお金もかかるらしいので…
結界です。
皆んな、何故か石を積みたくなるんですね…
ん?オイラを呼んだ?
狛犬の阿像と吽像は、違う動物だそうです。
阿像は獅子で、吽像が狛犬なんですよ。
ちなみに私はいつも阿像の獅子を撮ってしまいます。
だって笑ってるように見えるんですもの!
気多大社を後にし、標識の通り田舎道を進みます。
ほどなく周りを田んぼに囲まれた、これまた秋澄む空の下、
日蓮宗本山妙成寺(みょうじょうじ)に行き着きます。
現存する建物はほぼ国指定重要文化財であり、
加賀前田家初代利家から五代に渡って造営され、
桃山建築の雄渾華麗な姿、当時の日蓮宗(法華宗)寺院配置を今も残している日本唯一の貴重な寺院であります。
立派なニ王門(こちらでは〝仁〟ではなく〝二〟と書かれています)が迎えてくれます。
悠久の時が、この地では今も流れているように感じます。
北陸では唯一、現存する木造五重塔で、
栩葺(とちぶき)屋根の五重塔としては
全国唯一!
※栩葺とは、柿葺(こけらぶき)の中でも最も分厚い板を使って葺いた屋根の形状だそう。
江戸時代の3大お家騒動の1つ、加賀騒動をご存知でしょうか?
その加賀騒動の中心人物である大槻伝蔵のお墓が、妙成寺にはあるのです。
私がここを訪れたかった理由の1つです。
大槻伝蔵は悪なのか、はたまた冤罪だったのか…
今となっては、まことしやかに脚色されて、スキャンダラスな物語りとして歌舞伎や時代小説にと取り上げられていますが、
ホントのところは誰もわかりませんよね…
でもこのように供養するものがいたということは、まんざら大悪人でもなく、その時代に翻弄された一人の頭の良い魅力的な人物だったのでしょうね。
前置きがずいぶんと長くなってしまいました。
そんな思いをはせながら、
ふと、塔へ続く階段の脇に目をやると…
ん?んんんんんーーーっ?
あーーーっ!
あの子ですよね⁈
探しても探しても!閉鎖花しか見つけられなかった、キッコウハグマ‼︎
仏様?大槻伝蔵様?からのサプライズでしょうか⁈
小さくて、小さくて、
なのにひとたび目につくと、もう…
いとおかし…✨
しばらく舞い上がっていました💦
ありがとう
ありがとう…
ステキな贈り物を…✨
塔の九輪までもが、良かったねと
私に語りかけてくれているようです!😆
気分もあがり、見るもの全てがキラキラしてきましたよ!
あら!
ここも、皆さん石積みしていらっしゃる。
いい日だなぁ…
この喜びを踊りで表現したくなります!
役目を終えた瓦たちは、
屋根から降りて、地に馴染もうとしています。
梅鉢紋が、加賀前田家の加護のもと、
このお寺を今に至らせた証です。
石作りの鬼瓦
雪深い土地ならではの姿です。
五重塔の栩葺といい、石作りの鬼瓦といい、日本海側の寒さに耐えうる匠の技なのです。
この軒も素晴らしい…
唐様式を主調とした、出色の貴重なものです。
書院への道すがら、シャクナゲに会いました。
雪なんてへっちゃら!って顔です。
なぜ、日時計?
スペイン製だそう⏰
紅葉に見送られて、妙成寺を後にします。
そして、この時点でもう氷見(富山県)まで行くのは諦めました。
ゆっくり里山海道を通って小松方面にもどります。
帰りにちょっと寄り道…
金沢港クルーズターミナル。
本来なら、豪華客船🛳がしばしば入港して賑やかになっているんだろうな。
変わり種の顔ハメ!
砂像で出来ていて、顔を乗っけてパチリ📷です。
海浜公園にも寄り道です。
今日はお天気も良く、あまり荒れていません。
地球は廻ってます。
日暮れはそのことを思い出させてくれます。
山桑(ヤマグワ)の実が、
ほんの少し、私を引き留めました。
アオツヅラフジを見つけるの、
得意です。
海の近くでは、トベラがよく見受けられます。
逞しさを感じます。
お土産に千里浜の近くの道の駅で、買ってきました。
能登ふぐジャーキー、日本酒に合いそうでしょ?
オダマキは衝動買い😊
のんびりと、細かいことを考えず、
サプライズも有りの
マインドフルネスな1日でした。
いろいろと感謝です
ありがとう…
キッコウハグマかわいいです!💕
良い旅になりましたね。😆✨