4月初旬、京都迎賓館を訪れました。
こちらは、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくことを目的に、平成17年(2005年)4月に開館した国の迎賓施設です。東京の迎賓館赤坂離宮とともに、国公賓などの賓客の接遇の場としての役割を果たしています。(リーフレットより)
撮影日:2021.4.8.
正面玄関が見えて来ました♪
先に、地下でセキュリティチェックを受け、手荷物を預けて、正面の玄関に向かって行きます。
正面の扉は、樹齢700年の欅(けやき)の一枚板を使用して作られています。
さあ、正面の扉から入っていきましょう♫
賓客をお迎えする時は、正面に屏風が置かれ、その前にいけばなをしつらえ、歓迎の心を表します。
まずは、🌿聚楽の間🌿こちらはロビーとして位置づけされる空間です。
京差物(きょうさしもの)の技能と有職織物を用いた安楽椅子が並びます。
「聚」の字は、より集まる事、「楽」は、心が安らかで楽しい事、といった意味があります。竹工芸の花籠には、季節の花々が飾られます✨
最初のお部屋は🌿桐の間🌿です。こちらは、和の晩餐室です。24名までお迎えできて、京料理を召し上がっていただけます。
座椅子の背など各所に「五七の桐」が見られます。これは、明治時代より日本国政府の紋章として使用されているものです。京都迎賓館の紋章でもあります
テーブルは、全長12メートルの漆の一枚仕上げ。鏡のように、庭の緑や天井の意匠を写しています。
釘隠にも「五七の桐」が見られます✨
🌿桐の間🌿から、庭に目を向けましょう
庇(ひさし)が大きく張り出しています。
これは、賓客が座られている状態からの美しい眺めを計算しての大きさになっています。
🌿廊橋🌿 東西の建物は廊橋で繋がれています。このpicは、南側から撮影しています。北側の池には、錦鯉が放たれています🐟 新潟地震の翌年、山古志村から運ばれました。
池を優雅に泳ぐ錦鯉たち✨
廊橋から眺めてみます✨
廊橋の端っこの方からは、こんな感じ♫
廊橋の両端の屋根の裏を見上げると、こんな可愛い細工が💕 遊び心ですね🎶
池の端には和舟(わせん)の姿が。
海外からの賓客に日本の文化「船遊び」を楽しんでいただくそうです。
ブータンからみえたワンチュク国王夫妻も楽しまれました✨
舟の後ろ側から見ると、このような雰囲気。
こちらは🌿夕映の間🌿
夕映えの間は、大臣会合などの会議や立礼式(りゅうれいしき)のお茶のおもてなし、晩餐会の待合としても使用されます。
西側の壁は、壁面装飾「愛宕夕照(あたごゆうしょう)」京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様。
東側の壁は、「比叡月映(ひえいげつえい)」京都の東にそびえる比叡山を月が照らす様。
日本画家の箱崎睦昌(はこざきむつまさ)氏の日本画を下絵に、綴織りという技法で織られています。
🌿藤の間🌿こちらは、京都迎賓館で最も大きなお部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されています。120名までの会食が可能です。
picは、日本画家の鹿見喜陌(しかみきよみち)氏の下絵を基に綴織り(つづれおり)の技法でつくられた織物で縦3.1メートル、横16.6メートルの壁面装飾。
藤の花言葉は「歓迎」です💜
天井は、それぞれが上下に可動する照明が取り付けられています♫
藤の間の舞台では、舞、能や琴の演奏、雅楽などが披露され、訪れた方々への日本の伝統文化を紹介しています
舞台の扉には、截金(きりかね)という伝統技法が使われています。
人間国宝 故江里佐代子氏の作品✨
截金とは、金箔やプラチナ箔を数枚焼き合わせたものを細く切り、筆と接着剤で丁寧に貼り付けて、さまざまな紋様を描き出す技法だそうです。よく見ると、とても細かく繊細な作業で気が遠くなりそうです💦
晩餐会のテーブルセッティングも一部紹介されていました。シンプルでスッキリですね✨
こちらが最後のpicになります。
廊下には、素敵な行灯タイプの照明が置かれています。本美濃紙を使用し、鉄や釘を一切使わない伝統的技法 京指物で組まれています。和モダンでスッキリしていますね♪
隅々まで、和のおもてなしの心を感じた一日でした☺️
長々、お付き合いありがとうございました🙏
初めての🌿みどりのまとめ🌿でした。拙い所は、ご了承下さいませ。
気分になれました。🤗
多分、当分行くことは出来ませんが
いつかは行ってみたいです。💕