リドレイの胞子を撒き、手探りで育てています。アメリカのフロリダ在住。気候が向いているため、普及種のビフルカツム、ビフルカツム ネザーランドは人の手の入っていないような巨大な複数株を庭先やレストランのテラス席でも見かけるほどですが、他の種は入手困難です。自分もビフルカツムしか育てた経験はありません。リドレイ欲しさにタイから胞子を購入し育ててみることにしました。
4ヶ月間変化なし(2021.7〜11)
7月にプラ保存容器にピートモスを敷き胞子を撒き、10月末まで全く変化なし。その後、緑がチラホラと見え出し、数カ所に前葉体らしい姿を確認できるように。11月に入り、めぼしい株を発芽用のピートペレットに移す。(スペーシング)
5ヶ月の様子(2021.11.30)
まだ小さいので、1つのピートペレットに複数入っているのも多い。葉が成長してきている! リドレイは貯水葉から成長するようなのでこれは貯水葉と言えるのか?
6ヶ月の様子(2021.12.30)
成長が目に見えて嬉しい!前葉体を認めるまでにとても時間がかかり諦めかけただけに、感動もひとしお♪
8ヶ月の様子(2021.2.25)
らしい姿を見せ始める。春になり、成長が加速。年中温暖なフロリダでも、植物は如実に季節に反応することに感心する。
9ヶ月(2022.3.15)一部鉢上げ
1〜2cmになった子たちの葉が湿っている(半透明のような)様子を見せ始めたので、そろそろ風通しが必要な気がしてスリット鉢に上げた。夏らしい気候になってきたのでこの時点から完全外管理に。
9ヶ月(2022.4.9)吊り下げ管理
スリット鉢が増えて手狭になってきたので成長点のはっきりとしている子たちをスリット鉢のまま吊るすことにした。成長頭を板付けか苔玉にしたい!
9ヶ月半(2022.4.23)板付け
成長頭の3株を板付けに。アジアンストアで購入した竹製の鍋敷きを使用。サイズ感がぴったり。最近、風の強い日が続き、水苔を半分の深さにしか入れていないスリット鉢が数時間で乾いてしまい、水やりに追われている。その点、板付け組は安心。
10ヶ月(2022.5.10)板付け組順調
葉脈もはっきりとリドレイらしさが出てきた。成長の遅い小さい株に枯れ気味のがチラホラ。水やりの加減、模索中。
11ヶ月(2022.6.10)スクスク成長中
以前板付けした成長頭の数株、竹製の鍋敷きを塗装せずに使用したために板にカビが発生。フェンスの廃材(Etsyで購入)に塗装して付け直し。
13ヶ月(2022.8.) 胞子葉が出始める
胞子葉が最初に出たこの株のみ胞子葉らしい形に成長。他の株はまだまだ先だけの状態。1年でここまで来た
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15ヶ月(2022.10) リドレイらしく
胞子葉が育ってリドレイらしくなった株も次々と!虫に食べられて穴が開いたりしながらもすくすくと成長し、次々とアメリカ各地に巣立ち中。葉を食べているのは小さなイモムシ(種は不明)。水にドボンと数十秒浸して大抵は取り除ける。穴を見つけたら直ちに虫探し!
16ヶ月(2022.11) 虫食いバトル
フロリダ南端在住のため、1年のほとんどは外管理。イモムシとのバトルは避けられない。虫除けネットの中なのにイモムシのお母さんは何処から入ってくるのか、姿を見たこともなく謎。
18ヶ月(2023.1) 経過観察
水苔を増やしたりコルクに付け替えたり、形を整えながら育成中。時々気温が下がる日もあるし虫食いの被害も避けたいので、11月頃から室内管理に。
24ヶ月(2023.7)虫害恐るべし
日本に行くため水やりを夫に託し16日程留守にした間にハダニにやられた!
洗い流すケアを続けたけれどキリがなく数日後には黒い点々が。
28ヶ月(2023.11)殺虫剤
胞子葉全滅しそうなところまで来てしまい、ついに殺虫剤を使う決意。ペットがいるので植物由来のオーガニック製品を使用。指定の倍程の希釈率でバケツに溶剤をつくりドボンで試したところ、この1週間、黒い点々を認めず。
29ヶ月(2023.12)正常な胞子葉
ハダニ退治からひと月、やっと青々とした胞子葉が育ってきた。 しかし、小さな昆虫が水苔に潜り込んで貯水葉をかじられる被害はあちこちで続く。 ここフロリダでは家の中から虫を完全に排除することは不可能に近い。猫がいるので、ラナイ(ポーチ)のドアは一年中開いてるし。