気が向いた時にビカクシダ用の着生板を自作してます!今回はその様子をご紹介します ※販売はしておりません
❶材料・用意する道具
・電動丸ノコ
・電動ディスクグラインダー
・インパクトドライバー
・ドリルビット(あればタケノコビットも)
・耐水合板(もしくは無垢板)
・筆記用具等(下書き)
・水性ニス(着色用)
・油性ニス(仕上げクリア)
・ペイントうすめ液
・ハケ
・引っ掛け金具(塗料乾燥時に必要)
※材料・工具を全部揃えた写真はありません…汗
上の写真に意味はありません
❷おおよその形を材料に下書き
今回のベニヤ板ですが、ホームセンターの端材で150円くらいのもの
これから作る予定の方は耐水合板を使って下さい、接着剤の耐久性が違います
もしくは無垢板が良いでしょう
ペンや鉛筆で下書きをします
ベニヤも表裏があるので、裏側に書くと良いですね
今回は間違えて表面に書いてしまいました…汗
❸ざっくりと線に沿ってカット
ここは電動丸ノコがあると非常に楽です
写真のように切るのに3分くらいしか要しません
ノコギリでカットした事がないのですが、かなり大変なはずです…
写真のように、線の外側で切る様にします
❹線に沿ってグラインダーで削る
またも電動工具のディスクグラインダーです、これは必須の工具だと思います
これ無しで作ろうとは思いません
しっかりと左手で板を押さえて、グラインダーで線の通りに削っていきます
※右下にチラッと見えるのは下に置いているコンクリートブロックです
グラインダーの面が垂直になるように意識しながら作業します
今回は100円ショップで売ってる木工用の荒研ぎ#40を使いましたが、#240くらいでも大丈夫です
両肩の曲線になっている部分はちょっとコツがいります
グラインダーの振動でどうしても最初は波打ってしまいます
失敗跡をキレイに仕上げようと何回も削ると、どんどんえぐれてしまいます
いきなり本番ではなく、端材で感じを掴むと良いでしょう
理想は低く、経験と妥協が必要ですww
❺グラインダーで面取り
表裏共に、面取りを行います
同じように左手でしっかりと板を押さえ、右手のグラインダーを45°くらいに傾け、一定の力を入れて削っていきます
強く押し当てると上手いこといきません、軽く優しく面取りします
最初は裏面で様子を見たほうが良いでしょう
面取りも同様に、両肩の曲線になっている部分は難しいです、少しずつ少しずつ削りましょう、だんだんコツを掴んでくるはず…?
全体的に表面の面取りを多めにすると、雰囲気がUPしますよ
裏面は練習程度に、少しだけで大丈夫です
❻穴あけ
今回は真ん中に水やり用の大きめの穴を開けました
タケノコドリル(スパイラルドリル)と呼ばれるビットを使って30mmの穴を開けました
かなりバリが出ますが気にしませんww
気になる方はヤスリで整えてください☺︎
テグスや結束バンドを通す穴を6mmであけますが、先に細いビットで下穴を開けてからの方がキレイに仕上がります
引っ掛け用の穴は3.2mmにしています
裏側に端材を当ててあげると、バリやささくれが出にくいです
ささくれを手でむしり取ると、結構汚くなってしまうので、以下の方法で仕上げましょう
穴を開け終わったら、プラスドライバーのビットに替えて、開けた穴の面取り・バリ取りを行います
逆回転したりを繰り返すとキレイになる事もありますw
取りきれない場合はカッターで丁寧にとるか、ヤスリで削るか、妥協するかですwww
この写真は穴の面取り前、次の写真は面取り後です
写真を拡大すると分かります
❼着色
今回は写真のオイルステンですが、100円ショップで売ってる木部用着色塗料が使い勝手が良いです
水で薄めて色味を調節できるので、薄めで作って試し塗りをしてから作業するとイメージに近い色で塗れると思います
カットした端材を使って色味の確認をするとGoodですね🎶
板そのままの色味が良い方は、この工程は必要ありません
思ったより濃い色になってしまいました…汗
塗料の説明書きの通りに乾かします
追記…
染色(下塗り)して乾かすと、表面の木の繊維が毛羽立ってくる事が多いです
クリア塗装・ニス塗り前に、ヤスリで表面を研磨する事をオススメします
番手は#600しか試していないのですが、木質や荒れ具合で変わってくると思われます
本当は染色後に研磨した後、シーラーを塗ってニスの乗りを良くした方が良いらしいです…すみません、私は未検証です…
このあたりの工程をしっかりすると、耐久性に差が出てくるんだと思われます…
❽ニス塗り
写真はラッカースプレーですが、油性ニスが最適です
耐久性を持たせるために重ね塗りかつ厚塗りするのですが、スプレーだと結構塗料が乗りにくいのと、塗料が無駄に飛んでいってしまうのです
油性ニスならハケ塗りなので、無駄がありません
2〜3回塗りが耐久性もでて良いと思います
1回塗って丸一日乾かして…を繰り返すので、日数は必要です
ニスを塗った後のハケは必ずペイントうすめ液で洗ってください、これを忘れるとハケがカチカチに固まって使えなくなりますww
※ペイントうすめ液とハケを買うのがもったいないって方はクリアスプレーでも良いかと思いますが、やはり耐久性は落ちます
追記…(ニスの場合)
1回目はニスとペイントうすめ液を1:1くらいで割って粘度を低くすると、木目に浸透しやすいです
垂れると仕上がりがイマイチになってしまうので、少しずつ丁寧に…
丸一日乾かして2回目を塗る前に、サンドペーパー(#600〜1000くらい)で研磨するとより表面が滑らかになります
2回目は気持ち伸びを良くするために、ニスの量に対して1/10くらいペイントうすめ液を足して塗ります
垂れないように、少量ずつ、丁寧に〜🎶
これで美しい仕上がりになってくれるはず!?です!
❾乾燥(+アク抜き)
風が強い日に外で乾かすと、砂や埃がついて残念な事になります
ですが屋内で乾かすとシンナーの匂いが篭ります
ご家族の迷惑にならないよう、天気予報と睨めっこしながら、計画的にお願いしますw
アク抜きについて
この作業は賛否ありますが、気になる方はした方が良いでしょう
ミョウバン水を作って、一晩漬けて、それを気が済むまで繰り返します
ちなみに私はしてません
意見が賛否ある=どっちでも良い、と解釈し、この工程は省いてますww
完全に乾いて、塗料の匂いがしなくなったら板付けします!
➓板付け
はい、良い感じです♫♪
今回は電動工具をメインに使った工程ですが、直線的な板であれば手作業でも制作可能だと思います
時間がかかりますが、満足感と達成感は得られますよww
以上、スーパー自己満足を達成する為の工程でした!
つたない長文、ご精読ありがとうございましたm(_ _)m