シェフレラの画像

シェフレラの育て方

  • ウコギ科
  • シェフレラ属

シェフレラの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Schefflera arboricola

別名

ヤドリフカノキ,カポック

原産地

世界の熱帯

シェフレラの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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シェフレラの育て方の画像

シェフレラの育て方

定番の観葉植物として人気の高い「カポック」、実は正式な名前は「シェフレラ」です。

シェフレラの葉の形がカポックに似ているためにつけられた誤称なのですが、今ではカポックとして広く流通されています。

そのシェフレラの育て方をご紹介していきます。

シェフレラの基礎情報

シェフレラの日当たり

基本的に太陽の光を好む性質ではありますが、同時に環境に対する順応性が高く、また耐陰性も強い植物です。

室内でも屋外でも問題なく育ってくれます。

マンションなどの窓が少ない部屋にも置けるので、光の入らない部屋でも緑で彩ることができるのが嬉しい利点です。

ですが日陰に長期間置くと弱々しく生長してしまうので、あまり日に当たらないような場所に置いてある場合は、時折直射日光に当てるなどの日向ぼっこが必要です。

東京以西の暖かい地域でしたら冬越しできるので、屋外で育てることもできます。

 

シェフレラの置き場所

室内で管理する場合は、明るい日陰か、レースカーテン越しの日光が当たる場所が好ましいです。

日陰でも育ちますが、日光に当たらないままですとひょろ長く生長してしまいますので、たまに日光浴をさせる必要があります。

シェフレラは寒さや乾燥にも強いので、屋外でも管理が可能ですが、霜が降りるような寒い地域では冬を越すのは難しいです。

その場合、冬の間は室内に取り込んで管理しましょう。

ただし寒くなってからいきなり室内に入れてしまうと、急激な環境変化でシェフレラにダメージを与えることがあります。

日当たりのよい場所から日陰へ、日陰から日の当たる明るい室内へと徐々に移動させるようにしましょう。

屋外で越冬させる場合は雪や霜に直接当たる場所を避け、できれば屋根の下に置くようにします。

時折シェフレラを観察して、弱っているようでしたら室内に移動させる方法を取りましょう。

 

シェフレラの水やり

カポックは乾燥に強いので、こまめな水やりは必要ありません。水をやり過ぎると根腐れの原因にもなります。

土の表面が乾き、白くなってから水をやるようにしましょう。

真夏は乾燥しやすいので、状態を毎日確認して水やりをした方がよいです。涼しい午前中か夕方の時間帯に水やりをします。

水をあげる際は、鉢底から流れてくるまでたっぷりとあげますが、受け皿などに水が溜まったままの状態はよくありません。

溜まった水は流すようにしましょう。特に室内ですと水やりの後は蒸れやすいので、風通しをよくしてあげることも必要です。

また屋外に鉢を置いてある場合は、地面に直接置くのではなく、レンガで土台を作ってその上に置いたり、プランタースタンドや、すのこなどを使うようにしましょう。

直置きしてしまうと水やりのたびに鉢底が蒸れて、根腐れを起こしてしまうこともあります。

気温が下がり始める初秋あたりから、水やりは控えめにします。土の表面が乾いてもすぐに水はあげません。

乾いて2〜3日たってから水を与えるようにします。冬はなるべく、乾燥状態を保って管理することがポイントです。

室内で空気が乾燥している時は、霧吹きなどで葉水をしてあげるとよいでしょう。

土でシェフレラを育てている場合はこれでよいのですが、水耕栽培していると冬は弱ってしまうことがあります。

シェフレラは乾燥に強い植物であるため、常に湿っている環境にはあまり強くありません。

水耕栽培は土を必要としないので、虫がつく心配もなく、水やりの手間も減らすことができ、なおかつ見た目がお洒落なので室内で観葉植物を育てたいと考えている人に人気があるのですが、水を好む植物には向いていても、乾燥に強いシェフレラのような植物には適していません。

もし水耕栽培でシェフレラを育てたいのでしたら、冬の水やりの際には容器の3分の1から5分の1程度に水を入れ、なくなってもすぐに水を足すことは控えましょう。

シェフレラの様子を見て、葉っぱに元気がなくなってきてから水を入れてあげます。

 

シェフレラの肥料・追肥

5〜9月の生育期には、水やりのかわりに液体肥料を2週間に1回程度与えます。

固形肥料を使う場合は2カ月に1回程度、株元から離れた場所に置きます。

室内で管理していると、冬でも新芽がつくことがあります。その時には肥料を施します。

またシェフレラは肥料の効果がよく現れます。

肥料を与えると株が大きく育つので、あまり大きくなってほしくないのでしたら肥料は控えめにした方がよいです。

 

シェフレラの用土

水はけのよい、肥沃な土であれば、土質はあまり選ばなくても大丈夫です。

腐葉土などを入れると栄養があるため生育が良くなります。

自分で用意するのでしたら、赤玉土6割、腐葉土4割の割合で混ぜた土を使用します。

市販の観葉植物専用の土を使えば手軽です。

 

シェフレラの植え替え・植え付け・種蒔

鉢の底から根が出てる場合や、2年ほど植え替えをしていない株は、春に植え替えをします。

シェフレラは生長が早いので、植え替えをしないと根詰まりを起こして生育に影響が出てしまいます。

行うのは4月中旬から9月中旬あたりがよいです。ワンサイズ大きな鉢と、新たな用土を準備します。

株を鉢から抜き、古い土や根を取り除きます。

新しい鉢にゴロ土を敷き、用土を入れます。株を置いて周りに用土を入れますが、背丈が100cmを越えているようなら、支柱を立ててあげましょう。

土の表面を割りばしやピンセットなどですき込んで、植え替えは終了です。

植え替えた後は水を与え、肥料は施さずに、直射日光の差し込まない場所で管理します。

植え替えをする時は、基本的に一回り大きな鉢を用意するのですが、植え替えのたびに大きな鉢に変えていくと、シェフレラがとても大きく育ってしまいます。

もし大きくなり過ぎると困るのでしたら、植え替えの時にシェフレラを剪定し、伸びすぎた根は小さく切るなどの処置をした方がよいでしょう。

 

シェフレラの増やし方

挿し木や茎伏せで比較的簡単に増やすことができます。5〜8月頃が適しているでしょう。

冬までに根を張らせるため、なるべく早めに行うことがポイントです。

挿し木にする場合は10cmほどの長さに切り、葉っぱを2〜3枚残してあとは取り除きます。

そして2〜3時間ほど切り口を水につけておきます。川砂や挿し木用の土を湿らせて、やや深めに挿します。

根が出るまでは水がきれることのないようにします。挿し木で増やす場合は、剪定した枝を使うと効率的です。

シェフレラは生育が良い分、姿が乱れるのも早いです。その為剪定することが必要になります。

剪定した後に新芽が出たら、好みの形になるように支柱で誘引しましょう。

剪定も春頃に行うのがよいのですが、挿し木をする時期に合わせて、夏に行っても問題ありません。

他に茎伏せでも増やすことができます。茎伏せにする場合は、ななめに切った茎を湿らせた土の上に並べます。

土と接している箇所から発根をはじめ、やがて新芽が出てきます。

挿し木も茎伏せも8月下旬に行うと、根が出てくるタイミングが気温の下がり始める9月下旬以降になってしまいます。

そうすると根が伸びにくくなってしまうので、遅くても8月に入ったら作業に取りかかるほうがよいでしょう。

 

シェフレラの病気・害虫

季節問わず、カイガラムシやハダニが発生します。水やりの際に葉っぱの裏などを確認し、見つけたらすぐに駆除します。

気温が高く乾燥すると発生しやすいので、予防の為に葉っぱや茎にもたっぷり水をかけてあげるとよいです。

また、初夏と秋に斑点細菌病などが発生します。

葉っぱや茎に淡い黄色の小さな斑点ができ、だんだんと広がって褐色になっていきます。

そのままにしてしまうと葉っぱが枯れてしまうので見つけたらすぐに取り除きます。

茎に症状が見られたら枝ごと切り取りましょう。風通しをよくしてあげることで予防になります。

 

シェフレラの管理温度

もともと熱帯から温帯にかけて生息しているので暑さには強いのですが、耐寒温度は3度程度です。

冬に3度を下回るような地域でしたら、室内に取り込む必要がありますが、雪や霜に直接当たるような場所でなければ、屋外で育てることも可能です。

冬の寒い時期は葉っぱを落としてしまっても、春になって明るい日陰などに置いてあげると元気を取り戻します。

 

シェフレラの種類・品種

シェフレラは世界に約600種が自生しています。

種類も低木から高木まで様々で、観葉植物としても、ミニ観葉から大鉢仕立てと、幅広く楽しむことができます。

人気のシェフレラをいくつかご紹介しましょう。まず園芸店やホームセンターなどでよく見かけるのが「シェフレラ・ホンコン」です。

ホンコンカポック」という名前で売られていることもあります。ころんとした丸い葉っぱが特徴です。

似たような種類に「シェフレラ・アルボリコラ」があります。別名を「ヤドリフカノキ」といい、「シェフレラ・ホンコン」のような葉の丸みがないだけで、他はとてもよく似ています。

そして黄色の斑が入った葉っぱを持つのが「シェフレラ・トリネッティ」です。

黄色い斑が一般的ですが、まれに白い斑を持っていることがあります。とても珍しいので希少価値が高いです。

斑の入った品種では「シェフレラ・ゴールデン」も存在感のある種類です。

緑色の部分より黄色い斑の部分が多いためにとても鮮やかで、ゴールデンという名前もぴったり合っています。

金魚葉カポック」という可愛らしい別名を持つのが「シェフレラ・レナータ」です。

葉っぱの形は丸く、その先が2〜3股に浅く分かれています。名前の通り、とても愛らしい印象のシエフレラです。

「アンガスティフォリア」は艶のある細長い葉っぱが特徴です。スッと伸びた葉っぱはスタイリッシュな印象を与えてくれます。

「ベヌローサ」という別名もあります。シェフレラの中でも特に大きな葉っぱを持っているのが「ブラッサイア」です。

20〜30cm程にもなります。

その大きな葉っぱが重なって、放射状に広がると傘のように見えるため、「アンブレラツリー」とも呼ばれています。

 

シェフレラの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

緑の葉っぱが印象的なシェフレラですが、まれに花を咲かせてくれることもあります。

ただ株の状態が良くても、咲くまでには20年ほどかかるともいわれています。

シェフレラの花はとても小さく淡い色をしています。

蕾の時期が長く、花は咲くとすぐに落ちてしまうので、花を楽しむ期間は非常に短いです。

花が咲いた後は、小さな実がつきます。赤や黄といった鮮やかな色をしているのでとてもきれいです。

 

シェフレラのトリビア

シェフレラの風水

シェフレラは育て方が比較的簡単でよく生長するため、「理解力を促進する」意味があると風水ではいわれています。

また上へと伸びていくので活発な「陽」の気を持っています。

シェフレラは気の流れを良くしてくれ、さらに幸運を呼んでくれるので、リビングなどの家族が集まる部屋に置いておくと運気が高まるかもしれません。

またシェフレラ・ホンコンのような、形の丸い葉っぱをもつ種類には、人の気持ちを穏やかにする効果があるとされています。

寝室に置くと質の良い睡眠が期待できます。

 

シェフレラの花言葉

「とても真面目」「実直」という花言葉があります。

どんな環境に置かれても弱ることなく元気に育ち、絶えず緑の葉っぱをつけていることから生まれました。

育て方が簡単、丈夫で枯れにくい、またシェフレラの持つ花言葉から、オフィスやホテルなどに置かれることが多いようです。

 

シェフレラの由来伝承

シェフレラは「カポック」という名前で流通していることも多いですが、シエフレラとカポックは全く別々の植物です。

パンヤ科のカポックノキと葉っぱが似ていたために勘違いされ、そのままカポックとして流通してしまったといわれています。

「シェフレラ」という名前はドイツの植物学者である「シェフラー」にちなんで名付けられたといわれています。

シェフレラの英名は「ドワーフシェフレラ」です。ドワーフとはヨーロッパに伝わる伝説上の妖精です。

高度な鍛冶技術を持った、職人気質の無愛想な種族として神話やファンタジーで描かれています。

和名は「ヤドリフカノキ」で、漢字で「宿り鱶の木」と表記しますが、この名前はあまり浸透していません。

 

まとめ

カポックという名前で親しまれている観葉植物ですが、本当の名前は「シェフレラ」であり、「ドワーフ」や「宿り鱶の木」などという意味深な名前も持っています。

花言葉は日本人の気質に合っていまし、育てやすさや、常に緑色を保っている姿にも安心感があります。

ハツラツとした若さと強さをイメージさせるシェフレラは、室内でも元気に育ってくれるので、リビングに置いても、キッチンや玄関に置いてもさまになるのではないでしょうか。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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