ラセンイの画像

ラセンイの育て方

  • イグサ科
  • イ属

ラセンイの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Juncus effusus 'Spiralis'

別名

螺旋藺,ランセイグサ

原産地

北半球の温帯

ラセンイの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

やや強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
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6
7
8
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肥料

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開花

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ラセンイの育て方の画像

ラセンイの育て方

美しい螺旋を描く茎が特徴のラセンイは、漢字表記すると文字通り「螺旋藺」。

畳表に用いられるイグサは基本的に直線状の細い茎とは全く異なる面白い造形から、観賞用として流通しています

今回はそんなラセンイについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

ラセンイは、基本的に日当たりのいい場所を好みます。

ただ多少の日陰でも問題ぐらいには耐陰性を持っているので、半日陰でも十分育つことができます。

したがってカーテン越しの日光があたるだけの室内での管理も可能です。

ただ健康状態を維持して育てたいのならば、しっかりと日光の当たる状況で育ててあげましょう。

真夏の直射日光だけは避けてください。

 

置き場所

ラセンイは本来ならば、田んぼの稲のように、湿り気のある場所で育つ植物のため、水切れのない状態を維持してあげる必要があります。

したがって置き場所を睡蓮鉢にするのも可能です。

ただしあまり深くに沈めると、枯れる可能性があるので、土の表面と水面の差は5、6センチになるよう心がけてください。

普通の培養土で育てることも可能ですが、常に湿っている環境を維持してあげましょう。

屋外管理をするならば、徐々に日の強さになれるように調節してあげてください。

 

水やり

ラセンイは通常稲と同様の育て方に適していることもあり、乾燥は大の苦手です。

したがって、夏場は毎日のペースで鉢が乾く前に水を与えてください。もしくは水を張った睡蓮鉢に入れて育てるのもいいでしょう。

ただし水辺の植物であって、水中の植物ではないので、深く植え付けすぎないように気を付けてください。

なお地植えの場合にも、乾かないようにすればいいので植え付け位置の浅さは関係ありません。

 

秋〜春の間は、夏と異なり暑さで乾燥する心配も少ないので、土の表面が乾き次第水を与えるようにしましょう。

ただ常に湿るように意識しておくのは、夏と同様です。

 

肥料・追肥

ラセンイは耐陰性、耐暑性、耐寒性ともに強く、乾燥以外には基本的に強い性質のため、肥料は特別必要ありません。

ただ与えてあげれば、色艶がよくなります。

適期としては、生育期に当たる秋〜春ですが、真冬は避けて下さい。

与える肥料の種類や分量は、緩効性の固形肥料ならば2ヶ月に1回、液体肥料にするならば濃度を薄めたものを1ヶ月に1回の頻度で与えるとちょうどよいでしょう。

 

用土

ラセンイは粘度のある重めの土を好みます。

したがって鉢植えで育てる際には、市販の花や野菜の培養土ではなく、ケト土や田土を利用するといいでしょう。

ケト土とは、川や池に堆積した植物が泥状になった土で肥料分をかなり多く含んでいます。

持ちがよく水はけが悪いのが特徴で、基本的には花鉢や観葉植物に用いられることの少ない用土です。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え替えのタイミングは、茎が枯れて新しい茎が出てくるまでの期間に当たる8月〜9月頃が適期です。

株が大きくなった段階で植え替えを行い、もし増やしたいのならば株分けを行うといいでしょう。

 

増やし方

植え替えの段階で株分けを行うといいでしょう。したがって適期は8〜9月になります。

もしも株分けをし忘れても大丈夫です。花が咲き終わると夏に葉が枯れてしまうので、完全に育てられてなくなったように見えますが、根が生きているので9月〜10月のうちには地下茎から茎を伸ばして成長してくれます。

その植え替えの際に、株分けを行いましょう。

 

病気・害虫

比較的丈夫な植物ではありますが、春から秋にかけてアブラムシやハダニ等の害虫が発生する可能性があります。

見つけた際には必ず駆除するようにしましょう。

アブラムシとハダニの駆除は、薬品での駆除も可能ですが、布巾で拭き取るほか、牛乳1・水1の割合で混ぜた液体を植物にかけるだけでもいいでしょう。

ちなみにその液体の散布は、夏場での使用は進められないほか、散布後はしっかりと拭き取ってあげる必要があります。

なお乾燥を防ぐように心がけることが未然に防ぐ方法にもなります。

 

管理温度

ラセンイの耐寒温度は0℃となっています。

暑さだけでなく寒さへの耐性も強いので、霜にさえ当てなければ、問題なく冬越ししてくれるでしょう。

 

種類・品種

ラセンイは、通常のイグサの突然変異種に当たるイグサ科イグサ属の植物です。

通常の種類は茎全体が緑色ですが、近年登場した種である葉に黄色い斑模様が縦に入る「イエローライン」がインテリアとして人気を集めています。

アート作品のように茎がくるくると螺旋状になっているのが魅力として、どの種も自宅に飾るために購入されているようです。

なお国内で畳に使われるイグサの種類としては、「ひのさらさ」や「ひのさくら」、「ひのはるか」、「夕凪」、「涼風」など特別に栽培されたものが数多くあるようです。

あくまでも観賞用のラセンイとは異なり、まっすぐに伸びる茎と葉が特徴です。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ラセンイは茎が特に発達した植物であり、葉と花は比較的退化しています。

花の色形は、褐色でまったく目立たない小さなものです。

特に茎の節目あたりからふさふさとした印象を受ける花をつけますが、本当に米粒サイズほどの大きさとなっているので、時期を見てしっかり観察しないと見つからないかもしれません。

 

トリビア

花言葉

ラセンイには特別な花言葉は付けられていません。ただ仲間であるイグサの花言葉は「従順」です。

これはその真っ直ぐと伸びた茎の形が、忠実に芯をもって行動する心意気につながるように見えることに由来します。

この考えに則れば、ラセンイの花言葉は「奔放」と言えるかもしれません。

くねくねと自由自在にあちこちへと伸びていく姿は、まさに自由気まま。

モダン風のインテリアをはじめとする、現代のおしゃれな空間にはピッタリの花言葉といえるかもしれません。

 

由来伝承

ラセンイは、畳の原料となるイグサの突然変異種です。

学名がJuncus effusus var.decipiens cv. spiralis、英名では Corkscrew rushと呼ばれています。

そして葉が退化したことで、線状になっている茎が螺旋状にぐるぐると生えている姿が魅力的だとされています。

昔から、園芸用・観賞用として愛され利用されてきたので、寄せ植え等にもよく見かけます。

本来は水辺に育つ植物であるので、庭の池に面した土手などに植えられることも多いです。

ビオトープを作るときにもよく見受けられます。 また耐陰性を活かして、インテリアグリーンとして海外でも用いられているようです。

近年ではアンティークとして楽しむ人も増えているようです。

生長しても高さが40センチ以下ということもあって、置き場所にもあまり悩まずに済む点が最大の魅力ともいえるでしょう。

 

まとめ

通常のイグサとは全く異なるくねくねとした茎をもつラセンイについて、今回は育て方を中心に簡単にご紹介しました。

イグサのように畳表として利用することができる形状ではありませんが、そのたくましさと面白い形状から観賞用として広く愛されるようになっています。

ラセンイの形状と色味は、洋風だけでなく、和風のインテリアとしても用いる事ができるので大変便利な植物と言えるでしょう。

現時点でも海外ですでに広く用いられているようです。

新しく引っ越した先のインテリアに悩んでいる、もしくは緑が欲しいけれどしっくるくる植物がないとお悩みの方は、是非ラセンイを飾ってみてください。

どんなものでもピッタリと合うので、大活躍するでしょう。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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