ユッカの画像

ユッカの育て方

  • キジカクシ科
  • ユッカ属

ユッカの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

低木

学名

Yucca

別名

原産地

北米、中南米

ユッカの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

肥料

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
ユッカの育て方の画像

ユッカの育て方

太い幹と上向きの葉を茂らせるユッカは、中米から北米にかけて多く分布しています。

観葉植物や贈り物としても人気が高く、特に男性へのプレンゼントとして贈られる植物でもあります。

ユーモラスで力強い印象のユッカの魅力を知り、育てていきましょう。

基礎情報

日当たり

ユッカは日当たりの良い条件を非常に好みます。

日陰や室内など日が当たらない場所でも育ってくれますが、

日光が少ないと葉付きが悪く、弱々しい細い葉になってしまいます。

別名「青年の木」とも呼ばれるユッカです。

なるべく、元気な葉を茂らせてあげることが、ユッカにとっても本望でしょう。屋外で育てるのがベストですが、

インテリアとしても人気があるので、室内ならば午前中に日が差し込む窓際のそばだと、生長が早くなります。

レース越しに光が差し込む窓辺だと、爽やかに晴れ晴れとした気持ちになりますね。

光が差し込みやすい日当たりのよい場所で育てましょう。

 

置き場所

春頃から秋半ば頃まで、室内で育てるならば、

窓ガラスとレースのカーテン越しの柔らかい光が入る窓辺に置いてあげるといいでしょう。

晩秋から来年の春までは、窓ガラス越しの光を取り込んであげれば、日照時間の少ない冬の時期でも十分に育ちます。

屋外で育てる場合、マンションならばベランダなどに置いてあげると、元気な株へと生長してくれます。

ただし、屋外の場合だと、一つ気をつけておきたいことがあります。

真夏の時期に、ユッカをコンクリートの上に直置きをすると、照り返しで思った以上に温度が急上昇してしまうことがあります。

そのため、コンクリートの直置きを避け、風通しのよい半日陰などに置くなど、工夫を凝らしてみるとよいでしょう。

 

水やり

4〜10月の間は土の表面が乾燥したら、たっぷりと水を与えます。

鉢底から水があふれるぐらい、たっぷりあげてもかまいません。

ただし、ユッカは乾燥に非常に強いという特徴があります。

夏場の水やりは、逆にあげすぎて、根が腐ってしまったということがないように注意してください。

指で土を触って、乾燥具合を確かめてからあげるのがよいでしょう。

また、割り箸を鉢に挿して、土の乾燥具合の目安として計ってみるのも一つの手です。

 

 

10月下旬から徐々にユッカの活動が鈍くなってきます。

寒さにやや弱いため、気温の低下によって吸水率が下がってくるので、冬場の水やりは控えた方がよいでしょう。

土が乾いてから、さらに4日ほど後を目安にして水やりをしましょう。

真冬だと暖房が入り、室内であっても乾燥しやすくなります。

霧吹きを定期的に葉にかけてあげると、葉のツヤが全体的に保たれます。

春に向かうにつれて、また活動が活発になってくるので、水やりの量を増やしていきましょう。

 

肥料・追肥

ユッカの生長期間である初夏(5月)から秋口(9月)まで、1ヶ月に1回の割合で緩行性の固形肥料を与えます。

肥料を与えすぎると、枯れることはありませんが、勢いがつきすぎて、草姿が乱れて不格好になります。

肥料のラベルを読み込み、標準量を守って与えてください。

植え替えをしたのならば、あらかじめ植え替える用土に化成肥料を混ぜておくことで、2ヶ月ほどは追肥をなくてもよくなります。

 

用土

水はけがよい土を選択すれば、特に気をつけることはありません。

一般的に市販されている観葉植物の培養土や、赤玉土(小粒タイプ)と、腐葉土を7︰3の割合で混ぜて作ってみてもよいでしょう。

植え替えの時期に、あらかじめ鉢底石を入れておくと、水はけがよくなります。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ユッカは生長に勢いがあるので、2年か3年に1度のサイクルで植え替えしましょう。

適切な時期は5月〜9月の間とされていますが、梅雨入りする前の5、6月ならば、作業しやすい気候なのでおすすめです。

土の水はけが悪くなってきたり、鉢底から根が出て根詰まりを起こしていたり、

そうなると、サイクルに関係なく植え替えのサインになります。

小さな鉢で育てていると、一年で目の見張る生長をとげたりします。

冬を迎える前に、早めに植え替えましょう。

抜いた元株の土をはらい、この時黒ずんだ根を切り落として根腐れを防ぎます。

新しい鉢に入れ替えたら植え替え完了です。

植え替え後は様子をみてあげましょう。

 

 

増やし方

ユッカは挿し木や幹挿しで増やすことができます。

植え替えの時期に適した5月から9月の、温かい気温の時期にしましょう。

理想をいえば、5月から6月中旬ぐらいまでの間になります。

まず新しい鉢と鉢底ネット、バーミキュライト土(挿し木用の土でも可)を用意します。

必要ならば、発根を促す薬剤も用意しましょう。

枝を8センチほどのところで切り落とします。

薬剤を使うならば、切り口に塗りましょう。

挿し木用の鉢に鉢底ネットと土を入れます。

この時、鉢底石をいれてもかまいません。

水をあげて土を濡らしたら、指の穴を掘り、切りとった枝を挿します。

土が乾かないように水やりをして日陰に置いておくと、約1ヶ月ほどで根が生えてきます。

根が生えてから、鉢上げしましょう。

 

病気・害虫

高温な乾燥の時期になると、ハダニが発生しやすくなります。

ハダニは葉の裏にひっつき、大事な養分を吸引していく、厄介な害虫です。

葉の裏面に透けたような白い斑点や、かすり状の傷を無数につけてしまいます。

また、花弁からも養分を吸収するので、折角咲いた花の開花期間が、短くなってしまうこともあります。

被害が拡大すると、落葉して枯れてしまうことがあるので、見つけ次第、殺虫剤や殺ダニ剤などの薬剤をまいて駆除しましょう。

 

 

薬用や用途

ハダニは水に弱いため、乾燥させないために、常に冬の時期であっても、霧吹きなどで葉を湿らせておくと予防になります。

家にホースと庭があるならば、水圧でざっと洗い落とすことも可能です。

まだハダニの数が少ない場合であれば、セロテープやガムテープをひっつけてはがすことで、薬を使わずに駆除ができます。

薬剤を使用するならば、天然性のベニカマイルドスプレーや、でんぷんスプレーを使用しましょう。

主成分が天然のものだと、自然に優しいものなので、化学成分が気になる方は、これらを使用してみてもいいでしょう。

また、家庭の害虫駆除にかかせないキンチョールは、あまり知られていませんが、観葉植物の害虫にも効きます。

ぜひ、併用してみましょう。

 

利用部分

なるべく観葉植物全体にかかるようベニカマイルドスプレーやでんぷんスプレー、キンチョールを散布してください。

 

 

管理温度

春から秋まで外に出しておいても大丈夫です。

やや寒さに弱く、耐寒温度は5℃と低めなので、冬の時期は室内で管理して越冬しましょう。

 

 

種類・品種

多年草の樹木になり学名は「Yucca」。

英名ではヤッカと発音され、リュウゼツラン科、イトラン属(ユッカ属)の植物の総称になります。

場合によっては、キジカクシ科・イトラン属と表記されることもしばしばあります。

リュウゼツランの受粉はハチやガなどの昆虫や、鳥やコウモリなどの動物を媒介して受粉しますが、

ユッカは虫であっても、ユッカガというガの一種を通してしか、受粉を行いません。

ユッカとユッカガは相生の関係になります。

またリュウゼツランの植物の大半は、長い年月を通して一度しか開花せず、その後は枯れてしまいますが、

ユッカは、ほぼ毎年結実後も花を咲かせ続けるのが特徴です。

その太い幹が巨像の足に似ていることから、「エレファンティペス」などと呼ばれ、

また、生長が勢いよく著しいことから、「青年の木」とも呼ばれているため、男性のプレゼントに購入される方が多いです。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ユッカは白や淡い黄色をした花を咲かせます。

その花姿は胡蝶蘭に似ているため、厚葉君が代蘭(アツバキミガヨラン)という種類は、ユッカランとも呼ばれています。

春と秋の年2回に見事な花を咲かせます。

名前にランと入りますが、すずらんと同様に、ランの仲間には属しません。

「神様のろうそくと」呼ばれるユッカの種類は、蝋燭が燭台に灯ったような花を咲かすため、

和名を「君が代ラン」とも呼ばれます。

英名が神様のろうそくからして、君が世を照らす、

つまり、日本の最高神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を表したことから、由来があります。

いずれも、胡蝶蘭のような大輪の花を咲かせます。

 

 

トリビア

風水

矢継ぎ早に新芽が生えてくる姿から、ユッカは成長や発展の意味を込めて、開業祝いにプレゼントされることがあります。

風水的には仕事運に絡んでくるので、

出世を願う男性(近年では女性もいるかもしれません)に贈ることで、運気アップにつながります。

上向きの葉を茂らせる陽気な姿から、陽の気を取り込みやすいとされます。

ベランダや玄関に飾り、一緒に陽の気を部屋に取り込みましょう。

 

花言葉

上へと葉を茂らす雄雄しい姿から、青年らしいとされ、ユッカは青年の木と呼ばれることがあると前述しました。

花言葉はそれらにちなんで「勇壮」や「偉大」、「立派」と付けられています。

また、ロゼッタ状にひろがった葉が風に吹かれる姿から、「颯爽」とも呼ばれます。

擬人化してみると、イメージとしては爽やかなイケメンになるでしょうか?

想像が膨らみます。また鋭い葉のため、ユッカの種の通称に銃剣、短剣、剣、針などが名付けられています。

どちらも男性的なイメージが払拭できない、勇猛な植物になりますね。

 

 

由来伝承

ユッカという名前は、カリブ諸島でユカ(Yuca)と呼ばれるキャッサバ(マニホッ卜とも呼ばれる植物)と混同されて付けられた名前が由来になります。原住民はユッカを食用をはじめとして、洗剤などの日用品としてもさまざまに活用していました。アメリカのニューメキシコ州では、ユッカを州花として掲げています。17~18世紀頃に園芸用として輸出されるのをきっかけに、世界中の人々に愛されるようになりました。

 

まとめ

今回はユッカという、男性らしい植物の魅力と育て方を紹介しました。

葉が上へと鋭く尖っていることから、一見すると近寄りがたい雰囲気を持つも、

プレンゼントとして贈られることが多い身近な観葉植物です。

贈り物としてもらったら、大切に育てることで、毎年きれいな花を咲かせます。

そうすると、オフィスにじゃんじゃん仕事が舞い込んでくるかもしれません。

風水的にもよいとされる植物なので、お手入れはかかさずしましょう。

 

 

※トップ画像はPhoto by ✼Bǝё-n✼さん@GreenSnap

このコラムが気に入ったらいいね

1
松本光男

松本光男

旅行と食べることが好きです。カフェめぐりや雑貨屋巡りも趣味です。 勉強しながら執筆させていただきます。幅広い内容を発信していきまたいと思います。

『ユッカの育て方』の記事をみんなに紹介してみましょう

観葉植物の新着コラム

観葉植物の新着投稿画像

観葉植物の種類

イポメア

よく栽培されるのは、さつまいも(Ipomoea batatas)の園芸種です。夏の暑さにも強く、沖縄... イポメアの育て方へ

グズマニア

真夏の直射日光は避けますが、日当たりのよい場所で育てます。耐陰性がありますので、あまり日が入らないと... グズマニアの育て方へ

コーヒーの木

真夏の直射日光は避けますが、日当たりのよい場所で育てます。冬場は10℃より下回る場合は室内に入れ、日... コーヒーの木の育て方へ

チランジア

根がほとんど発達せず、葉から水分や養分を吸収して生きることが出来る不思議な植物。エアープランツとも呼... チランジアの育て方へ

ハナキリン

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。気温が5℃より下回る場合は... ハナキリンの育て方へ

GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料