ナツメの画像

ナツメの育て方

  • クロウメモドキ科
  • ナツメ属

ナツメの基本情報

ジャンル

果樹

形態

高木

学名

Ziziphus jujuba

別名

原産地

日本〜西アジア

ナツメの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

肥料

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

開花

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

収穫

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

剪定

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
ナツメの育て方の画像

ナツメの育て方

ナツメは果実のなる落葉高木です。実は赤茶色をしており、貧血改善や妊娠中の女性に効果的です。

冷えや不調などにも効き、まだまだたくさんの効き目があり、万能の果実とも言えます。

今回は、ナツメという落葉樹の育て方についてご紹介していきましょう。

ナツメの基礎情報

ナツメの日当たり

日当たりの良い場所で育てるようにしてください。

鉢植えで育てる場合でも日の良く当たる環境に植えてあげましょう。

 

ナツメの置き場所

庭上であれば土が排水性に富んだ場所を選択するようにしましょう。

ナツメは耐暑性・耐寒性が高く、乾燥に強い樹木です。過湿は苦手としますので注意してください。

また、梅雨に花を咲かせる樹木ですので鉢やプランターなどで植えているときは、雨にかからない場所へ移してください。

 

ナツメの水やり

庭で植えた場合は、水やりを行う必要はありません。

鉢で植えているのであれば、表土が乾いたのを確認したらたくさん水を与えましょう。

土の特徴をよく理解して水やりのタイミングを図りましょう。水の与えすぎには注意してください。

冬でも庭植えのときは水やりを行わなくても構いません。

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾燥しているようであれば水やりを行います。

 

ナツメの肥料・追肥

肥料は、多くの量を必要としません。

庭植えをしているのであれば、11月〜12月有機質の化成肥料を施肥しましょう。

この期間に1度与えれば良いです。

鉢植えにしているときは、3月に速効性の化成肥料を与えるようにして、11月〜12月にも有機肥料を施します。

 

ナツメの用土

土は、水はけの良いものにしておいてください。水はけを良くするには腐葉土を用います。

保水性もあるとなお良いでしょう。

庭植えでは、腐葉土または堆肥を2割〜3割入れて、穴を掘って出てきた土に混ぜ込んでおきましょう。

鉢を使用するのであれば、小粒サイズの赤玉土と腐葉土を7:2〜3の割合で作ります。

 

ナツメの植え替え・植え付け・種蒔

ナツメは初心者でも育てやすい家庭菜園でもあります。

苗を植え付ける時期は、12月か3月の間に作業しましょう。

苗木は30cm〜40cmの大きさになったら切り替えして植えます。

切り返しとはガーデニング用語で強制的に枝を切断して樹の形や体勢を整える剪定方法の一つです。

ナツメは果実ができるのでその中に種子をつけます。

種をきれいに取り除いて植えれば発芽させることも可能です。

ナツメは発芽抑制物質を含んでいます。これを取り除くために丁寧に洗います。

ナツメの種は冬の寒さを浴びないと発芽しないという休眠性があります。

採り蒔きを行うのであれば、秋に採種するようにしてください。

春蒔きであれば、種子を乾燥させないために、湿った水苔と一緒にビニール袋に入れて冷蔵庫で保管しておいてください。

春になったら蒔きましょう。種蒔に用いる用土は栽培用の用土を使うと気軽にできます。

自作するのであれば、水はけと水持ちが良い質の赤玉土を使用しましょう。土は新鮮なものを使います。

 

ナツメの増やし方

ナツメの増やし方は4つあります。一つは種で増やすことができます。

この説明は植え替え・植え付け・種蒔の部分に書いていますのでそちらをご参照してください。

その他の方法には、株分けと根伏せと挿し木があります。株分けでは、親株から離れた場所から蘖(ひこばえ)が生えてきます。

蘖と親株を切り離して新しい土に植え替えると増殖させることができます。

蘖(ひこばえ)とは、木の根元から出る若い芽のことを指します。

適期は3月ころで、浅植えにしてナツメの生長に合わせて植え替えを行ってください。

次に、根伏せについてご説明していきます、根伏せは根を伏せて苗を増やせる挿し木の方法の一つです。

指の太さになった根を10cm〜15cm程度にカットしてください。新しい土を用意して軽く埋めていきます。

ある程度日数が経つと芽が出てきます。枝が無数出てきて邪魔になる枝は根本から取り除いてしまいましょう。

最後に挿し木での増やし方です。挿し木は、接木で行うと成功しやすくなります。

接木は、品種の異なる台木に挿し穂を繋ぎ合わせることです。接木は生育が盛んで病害虫にも強い品種を用いります。

台木の性質を引き継いだ枝が生長し弱っている品種が強く生長します。

しかし、台木と挿し穂との相性にも気を付けなければなりません。

相性をできるだけ合わせるために、近縁種のものを採用してください。

ナツメの場合、苗が小さいと枝葉と根茎のバランスが悪いこともあり成長の途中で枯れて死んでしまうという事態になることがあります。

ナツメを増やすのであれば、根伏せか取り木を行うと成功しやすいです。

取り木とは、茎の途中から根を出させるために、茎の皮を剥いで増やすことです。

根が出てから切り取るやり方です。特にナツメは、圧条法という方法を使用してください。

圧条法は、枝または茎を曲げて株元近くにその枝や茎を土の中に埋めて発根させた後に切り取って増殖させる方法です。

圧条法を行う際は、水やりを控えるようにし枝や茎を曲がりやすくします。

折れないということも重要です。外を向いた若くて元気な枝を選択し、折れないようにして曲げていきましょう。

環状脱皮を行った部分を5cm〜10cmのところまで土中に埋めます。

土を乾かさないように水やりを施しましょう。

発根を確認できたら根にキズがいかないように親株から切り離して植え付けてください。

 

ナツメの病気・害虫

ナツメには、ナツメコガの幼虫に食われる被害があります。

ナツメコガは、8月〜9月にかけて発生します。

見つけたら、初めはディプレックスを撒いておきましょう。

その後も発生するのであればスミオチンという殺虫剤を散布しておいてください。

その他にもハマキムシやカイガラムシが付着することもあります。

 

ナツメの管理温度

ナツメの発芽温度は、25度〜30度です。

それを目安に育ててください。

耐寒性は-15度で耐暑性は35度と、寒さ、暑さともに強い特徴があります。

芽を出させるには夏に種蒔を行うのが最適です。

 

ナツメの種類・品種

ナツメは中国やヨーロッパで古来より栽培されている果実のなる樹木です。

ナツメはクロウメモドキ科ナツメ属に分類されています。原産地は中国から西アジアまでです。

樹高が10m〜15mにも生長します。

ナツメは大きく区分すると「インドナツメ」「シナナツメ」に分けられます。

品種には、雲竜やスーパージャイアント、巨大実ナツメの「皇帝」などがあります。

連鎖障害もなく栽培難易度も難しくないので初心者の方でも育てられています。

ただベランダでの栽培はできませんので栽培する場所には気を付けてください。

 

ナツメの収穫

ナツメは、9月の後半から10月の後半あたりに収穫するのが良いでしょう。

果実が焦げたような茶色になったら、少々柔らかくなった実を採っていきます。

収穫には手袋をはめて、枝を持って引き抜くようにすると取れやすいです。

 

ナツメの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ナツメの開花時期は、5月〜7月の間です。葉の脇に薄い黄色の花を咲かせます。

花は8月〜10月に結実を始め、楕円形の緑の実を付けます。

この実が成熟した頃に収穫することができるのです。

 

ナツメのトリビア

ナツメの風水

ナツメは風水には好ましい木とされています。ナツメは幸運を招いてくれる陽木です。

植える方角としては、東南・南・西南・西・東北が吉となっています。

 

ナツメの花言葉

ナツメの花言葉には、「健康」「健康の果実」「英俊」などがあります。

その他にも、「若々しさ」や「あなたの存在は私の悩みを軽くします」といった花言葉もあります。

健康という花言葉は、昔から健康に効能であるとされてきたことから付けられています。

病気になっている人や入院中もしくは退院した人に贈ると良いとされます。

さらに、英俊という花言葉は、才知などが人より優れているという意味で褒め言葉にも用いられています。

誰にでも贈ることができます。

 

ナツメの由来伝承

ナツメという名前は和名で用いられており、漢字に変換すると「夏芽」になり夏の初め頃に新芽を出す様子から名付けられています。

またナツメには「棗」という書き方もあります。

よく見ると「棘」という漢字を横ではなく縦に並び替えたような形になっています。

その通りでナツメの幹・枝には鋭いトゲがあります。

学名ではZiziphus jujuba(ジジフス・ジュジュバ)となります。

ナツメの学名には数回変更されています。

1753年に植物学者であったカール・フォン・リンネがRhamnus zizyphus(ラムナス・ジジーフス)と記載しました。

1768年には、現在の学名Ziziphus jujubaを記載しました。

記載者はスコットランドの園芸家で植物学者フィリップ・ミラーです。

名前が変更された理由は、クロウメモドキ属から離れたことで、新しい属名として種小名であった名前を学名につけたからです。

ナツメは、中国では紀元前8000年ころの遺跡から栽培をしていたとされる跡が残っています。

日本へ渡ってきたのは奈良時代よりも前と伝えれています。

ナツメは健康食品などの製品にも利用され、漢方薬にも使われてきました。

果実はりんごのような味をしていて、そのままでも食べられることが多いです。

ナツメには、カリウムやマグネシウム、鉄分、カルシウム以外にも葉酸やビタミンなど栄養素が豊富に含まれています。

漢方では、古代中国から五臓を養える力がありむくみや貧血などを解消する「大棗」と呼ばれて活用されていました。

最近では、花粉症やアレルギー症状を和らげる効果があると発見されています。

さらに肥満を防止する効果も期待できるとそて、健康食品としても新たな注目が集まっています。

 

まとめ

健康の要とも言える食品のナツメの育て方についてご紹介しました。

ナツメには、鉄分やカルシウム、カリウムなど人間にとって必要不可欠な養分が豊富に含まれています。

ナツメは初心者の人でも育てやすいので、是非果実を収穫して毎日の食事に取り入れてみてください。

朝食のフルーツ代わりに取り入れてもいいですし、料理に用いて健康的な食事を楽しみましょう。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

『ナツメの育て方』の記事をみんなに紹介してみましょう

家庭菜園の新着コラム

家庭菜園の新着投稿画像

家庭菜園の種類

ブルーベリー

ブルーベリーは場所もとらず、育てやすい為、手軽に楽しめる小果樹です。生食や、ジャム、スイーツなどにも... ブルーベリーの育て方へ

ナツミカン

日当たりの良い場所を好みます。 ナツミカンの育て方へ

グレープフルーツ

風通しがよく、日当たりの良い場所で育てます。 グレープフルーツの育て方へ

オクラ

鉢植えの場合、表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水を与えます。水きれしないように注意し... オクラの育て方へ

イチゴ(観賞用)

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。 イチゴ(観賞用)の育て方へ

ナス

日なたを好みますので、できるだけ日光の当たる場所へ置いてください。真夏の直射日光も問題ありません。寒... ナスの育て方へ

GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード