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ツメレンゲの育て方

  • ベンケイソウ科
  • オロスタキス属

ツメレンゲの基本情報

ジャンル

多肉植物

形態

多年草

学名

Orostachys erubescens

別名

爪蓮華

原産地

日本、中国

ツメレンゲの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

やや強い

耐陰性

時期

開花

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ツメレンゲの育て方の画像

ツメレンゲの育て方

ツメレンゲは発芽してから開花までに約3年かかる多年草で、一度開花して結実してしまうと枯れてしまうという特徴があります。

開花まで育てたときの感動は大きいですね。そこで今回は、ツメレンゲの育て方について紹介します。

ツメレンゲの基礎情報

ツメレンゲの日当たり

ツメレンゲは日本の在来種で、元々陽当たりの良い岩場、崖に自生しています。

株をどんどん殖やすため、人間の生活圏でみかけるかもしれません。陽当たりがよく風通しのよい場所においてあげましょう。

ただし、高温多湿には弱いです。夏場などの直射日光の厳しい時期は、半日向で管理してあげます。

強い直射日光を浴びると、葉焼けしてしまうので注意が必要です。

 

ツメレンゲの置き場所

陽当たりのよく、風通しもよい場所を好みます。

ツメレンゲは乾燥した地域の岩地や、崖といった場所に根を張り、自生していました。

寒い場所でも適応でき、そのため乾燥には強いですが、高温であったり多湿の場所に弱いため、ジメジメと湿った場所に置いて管理するのは避けてください。

風通しが悪いと、病気にかかってしまいます。

ツメレンゲはある程度過酷な環境でも耐えれるため、1〜2日の間の雨水であればかかっても問題ありません。

しかし、放置しておいて大丈夫という訳ではありません。

 

ツメレンゲの水やり

ツメレンゲは夏の炎天下では、生長を止めて休眠状態に入っています。

見た目は青々として元気であっても、水をやりすぎると根から栄養を吸収しきれずに腐ってしまう恐れがあります。

やや乾燥気味に管理してあげて、過度な水やりには注意が必要です。

一方で、生長期の春・秋は土が乾いているのを確認したら、水を底穴から流れ出るぐらいに与えます。

過湿には弱いので、毎日のように頻繁に行う必要はありませんし、あげ過ぎはよくありません。

冬は、気温の低下とともに休眠状態に入ります。そのため、やや乾き気味に管理してあげます。

表面の地上部分は脱水して枯れ始めますが、根の部分は生きているため春になると復活します。

乾燥には強いので、あまり水を上げる必要はありません。

 

ツメレンゲの肥料・追肥

肥料を施さなくても十分生長できますが、多少あれば生長の手助けとなって、秋に綺麗な紅葉がしやすくなります。

春から秋にかけて液体肥料を薄めて施してあげるか、春に緩効性の固形肥料を少量あげる程度で大丈夫です。

あまり過度に上げすぎると、ツメレンゲが大きく生長しすぎるので、見栄え良く生長させたい場合は注意が必要です。

 

ツメレンゲの用土

ツメレンゲは多湿に弱いため、適している土は水はけが良いものになります。

一般的に売られている山野草用の土で問題ありません。

培養土の場合は水持ちが良すぎて多湿になってしまい、根腐れしてしまいますので注意が必要です。

また、一般的に売られている多肉植物用の土を使った場合は、肥料分が多すぎてしまい、ツメレンゲが大きく成長してしまいます。

もし見栄えのよい小ぶりで可愛らしいツメレンゲを育成したい場合には、多肉植物用の土など栄養価の高いものは避けましょう。

自分で配合する場合には、赤玉土(小粒)、鹿沼土(小粒)、ピートモス、川砂、燻炭をそれぞれ1ずつの割合で混ぜ合わせた土を使用するのが望ましいです。

 

ツメレンゲの植え替え・植え付け・種蒔

植え替えをする時期は、生長期を迎えた直後にするのが理想です。

そのためツメレンゲの植え替えをする場合は、春もしく秋の暖かいうちにするのが適期となります。

春に植え替えをする場合は、根をなるべく1cm以下になるように切りそろえて、切り口を乾かしてから別の土へ植え替えします。

そうすることでより元気な株に育ちます。

植え替えは鉢が根詰まりするようになったら行うため、目安として1〜2年以上に1回してあげるのが理想的です。

ただし、休眠期になる夏・冬に植え替えをしてしまうと、表面部だけではなく、しっかりとした株まで枯れてしまうので、その時期に行うのはできるだけ避けましょう。

 

ツメレンゲの増やし方

ツメレンゲは一度開花してしまうと親株が枯れてしまいます。

そのままにしておくと、地下茎でつながっている周囲の子株も一緒に枯れてしまいます。

対策方法ですが、株分けをすることで殖やすことができます。その際に蕾の部分を切り取ってしまうことがなお良いです。

葉挿しの場合はあまり成功確率が高くないため、おすすめはできません。

株分けの適期とされているのは生育中の春(3〜5月)もしくは秋(9・10月)です。

繁殖力自体は非常に高いため、殖やすことはそれほどむずかしくはありません。

 

ツメレンゲの病気・害虫

ツメレンゲにつきやすい害虫として、ワタムシ、ヤトウムシ、アブラムシ、カイガラムシといった小さめの虫が挙げられます。

これらの虫は非常に小さいため、見落としがちになりやすいです。

季節の変わり目に浸透移行性のある殺虫剤をまいておくことで、これらの害虫を予防・駆除することができます。

またツメレンゲは風通しの悪い場所に置いておくと、根腐れを起こしてしまいます。

カビ類が発生して侵食されてしまいますので、注意が必要です。

直射日光を浴びることもツメレンゲにとってはよろしくありません。

葉焼けの原因となってしまいますので、日陰に置くことで回避しましょう。

 

ツメレンゲの管理温度

乾燥地帯の岩場や崖に自生していたツメレンゲは、多肉植物としては寒さについては耐性が強く、冬場に外で管理していても大丈夫です。

日光が不足すると、生育がよくなく見た目の悪いものになってしまいます。しっかりとお日さまに当てることが重要です。

しかし、湿度と高温には弱いため、夏場や日差しの強い時期には直射日光を避けるように管理する必要があります。

 

ツメレンゲの種類・品種

ツメレンゲはベンケイソウ科オロスタキス属に属する植物で、オロスタキス属は北アフリカからアジアに生息しています。

葯は暗紅色なのが特徴であり日本が原産地である多肉植物です。

関東地方以西の、四国、中国地方、九州にかけて主に分布しています。

同種の仲間に黄色の葯が特徴的なイワレンゲ、鳳凰、富士、金星、チャボツメレンゲといった種類があります。

ツメレンゲ自体は全国的に減少傾向にあり、日本の準絶滅危惧種に指定されています。

 

ツメレンゲの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ロゼッタ状になっている葉っぱの中心から、葉茎を10cm〜30cmほどまで伸ばして、白色の小花が密になって咲きます。

花茎は5mm〜10mmほどです。短日植物であるため、ツメレンゲは日照時間が段々と短くなってくると開花します。

9月から11月にかけて咲きます。

 

ツメレンゲのトリビア

ツメレンゲの風水

ツメレンゲの細く尖った葉っぱは、邪気を遠ざけて、気持ちを高ぶらせる効果があります。

寝室やリビングに置いてしまうと、落ち着けなくさせてしまうため、不向きです。

インテリアとして配置する場合は、玄関・ベランダといった気の出入りが活発な場所に向いています。

またツメレンゲの葉は上向きなことから、陽の気を持ち合わせています。

インテリアとして置くことで、明るく活発な力を取り込むことが期待できます。

 

ツメレンゲの花言葉

ツメレンゲの持つ花言葉は「幸福」「誠実」です。

 

ツメレンゲの由来伝承

ツメレンゲ(爪蓮華)は、多肉質の葉っぱが獣の爪のように鋭く尖っていて、そのロゼッタの姿が蓮華座(仏像の台座の1つ)のように見えることからその名前がつけられました。

 

まとめ

ツメレンゲは一度咲いてしまうと枯れてしまう儚げな植物ですが、寒さや乾燥に強く、苗は繁殖しやすいといったパワフルな一面もあります。

多年草であるため、毎年花が見られるという訳ではありませんが、四季折々の姿を観賞できます。

手間がかからないという点では、難易度も高くないため、是非一度育ててみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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