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春が旬のフキノトウはどんな栄養を含んでいるのでしょうか。今回はフキノトウの栄養について解説しています。おいしいフキノトウの選び方や保存方法についてもまとめたので、ぜひご参照ください。
フキノトウはキク科フキ属の植物ですが、フキノトウという植物はありません。フキという植物の花茎のことをフキノトウと呼びます。山菜として食べることができ、独特の苦みが楽しめます。
花期は3月から5月でキク科らしい花弁の多い花を咲かせるのが特徴です。
フキノトウには、ビタミンB1、ビタミンK、カリウム、葉酸、食物繊維が含まれています。
フキノトウは100gあたり43kcalです。
フキノトウに含まれるカリウムは体内の浸透圧を維持する働きがあります。また余分な塩分を体外に排出する働きがあるため、塩分過多によるむくみ予防にもつながるでしょう。高血圧予防にも期待ができます。
フキノトウに含まるビタミンKは骨のなかのタンパク質を活性化する働きがあるため、骨粗しょう症予防に期待ができます。実際に骨粗しょう症の治療薬にも使用されている成分です。
葉酸は胎児の健康な成長に必要な栄養素として知られていて、妊娠を希望する女性に推奨されています。
フキノトウに含まれる葉酸は、胎児の成長だけでなく貧血予防にもよい栄養で造血のビタミンとも呼ばれています。
食物繊維をたっぷりと摂ることで、腸内環境がよくなりお通じ改善に役立ちます。便秘がちな方はぽっこりお腹の改善にも役立つでしょう。
フキノトウにはビタミンB1が含まれます。こちらは疲労回復に効果的とされていて、ビタミンB1不足になると疲れが取れにくくなります。
フキノトウの旬は2月から3月です。
フキノトウはツボミがかたいものがおすすめです。フキノトウの葉を見て閉じているものを選びましょう。葉が開いてきていると苦みが増している可能性が高いため苦手な方にはおすすめしません。
またフキノトウを自分で採取する場合は、外側が黒ずんでいたり傷んでいたりするものは避けて、きれいな緑色のものを選びましょう。
フキノトウは冷蔵保存、冷凍保存ができます。
フキノトウを軽く水で濡らして新聞紙で包んでください。それをポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。保存のポイントはフキノトウを乾燥させないことで、新聞紙が乾かないように気をつけましょう。
冷凍保存をする場合は、事前にアク抜きをしておきます。沸騰したお湯にフキノトウを5分ほど入れてすぐに冷水にさらしましょう。アク抜きをしたら、キッチンペーパーで水気を取ってフキノトウを1つずつラップで包んでください。
冷凍庫用のポリ袋を入れて冷凍庫で保存をします。これで1ヶ月は保存ができるでしょう。
フキノトウは天ぷら、炒め物、みそ汁、お浸しに向いています。栄養が豊富なのでぜひ食べてみませんか。
春のはじめに自生しているものを自分で採取して食べるのもよいでしょう。ただし採取する際は、私有地ではないかなど違法行為にならないように気をつけてくださいね。
GreenSnap編集部