ハーブの育て方|地植えでも平気?室内で鉢植え栽培できる?

GreenSnap編集部

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公開日:2020.04.17

ハーブとは香辛料、薬用、芳香、虫除けなどに使われる植物の総称です。生命力がとても高く、初心者でも簡単に育てられるので、家庭菜園を始めるときには、寄せ植えのひとつとしてチョイスしてみてはいかがでしょうか。

今回は1万種類を超えるハーブの中でも、その基本となる育て方をご紹介します。

まずはハーブの種類をおさえておこう!

ハーブのほとんどが観葉品種改良などがされていない野生種に近いため、原産地の土地環境にそくした管理が栽培のポイントとなります。種類としては大きく5つの原産があり、ハーブの寄せ植えする際には、同じ原産地のハーブを合わせると育てやすくなるのでおすすめです。

ヨーロッパ原産

ヨーロッパ原産のハーブは、夏は涼しく冬は寒く、湿度は乾燥気味の環境を好みます。
ミント、タンジー、ダンデライオン、カモミール、タラゴン、カラミント

地中海沿岸原産

地中海沿岸原産のハーブは、夏は涼しく冬は温暖、湿度は乾燥気味の環境を好みます。
ラベンダー、ローズマリー、パセリ、タイム、セージ、コリアンダー

アジア原産(熱帯のアジア西部〜東南アジア地域)

アジア西部から東南アジアを原産としたハーブは、一年を通してとても暖かく、多湿の環境を好みます。
ガーリック、アイ、ジンジャー、レモングラス、ターメリック、バジル

アジア原産(温帯の日本〜中国地域)

日本や中国が原産のハーブは、夏は高温多湿、冬は寒く乾燥している環境を好みます。
ドクダミ、シソ、ミツバ

アメリカ原産

北米、南米などのハーブはおおまかに、夏は暑く、冬は寒い、そして雨季と乾季がある環境なのが特徴です。
北米のハーブはアニスヒソップ、南米のハーブはレモンバーベナ、ナスタチウム

ハーブを育てる場所

ほとんどのハーブは日当たりのよい場所が好みです。ただし長時間の直射日光には耐えられないので、半日陰程度の場所がいいでしょう。原産地によって風通しのよいところを選ぶなどしてください。

ハーブは基本的に強健なので地植えでも育っていきますが、栽培する場所と原産地の相性をみて、チョイスするといいでしょう。とはいえ、鉢やコンテナに植えて、季節によって場所を移動して管理するのがベターです。また、室内で栽培するのであれば、ヨーロッパや地中海沿岸が原産のハーブがおすすめです。

ハーブの水やり

鉢植え・コンテナ栽培

ハーブを鉢植えやコンテナで栽培している場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげてください。年間を通して、午前中での水やりがおすすめで、土の様子を見てほぼ毎日あげましょう。

地植え

ハーブを地植えで育てている場合には、日常的な水やりは必要ありません。ただし雨の降らない日が続く場合は、午前中に水をあげるようにしましょう。なお、多湿を好むアジア原産やアメリカ原産のハーブは、表面の土が乾いたら水をあげてください。

ハーブの土

ハーブは水はけ・保水性がともによい土を好みます。また、ほとんどのハーブが弱アルカリ性〜中性の酸度を好むので、それをふまえた土作りをしていきましょう。

鉢植え・コンテナ栽培

ハーブは鉢植えやコンテナで栽培する場合、配合は赤玉土(大粒)4:腐葉土3:バーミキュライト2:ピートモス1などの比率がおすすめです。市販の野菜培養土やハーブ培養土でも問題ありません。ただし強健なハーブに対して肥料成分が多すぎる場合があるので、赤玉土かパーライトなどを2割ほど混ぜるとよいでしょう。

地植え

ハーブを地植えする場合、日本の土は酸性の度合いが高い場合が多いので、酸度の調整を行いましょう。ハーブを栽培する場所に1㎡あたり100〜200gもに苦土石灰をまいて、スコップで深さ30cm程度を掘り起こしながら混ぜていきます。そのまま1週間おいたら、完熟した堆肥や腐葉土を、1㎡あたり3〜5kgまいて混ぜていきます。ふたたび1週間して土がなじんだら、ハーブの用土の完成です。

ハーブの肥料

ハーブは基本的に肥料は必要ありませんが、長期間収穫していて生育が衰えてきたもの、葉の色が悪いものなどには、様子を見ながら少なめに施すといいでしょう。

ハーブの葉の広がりの真下の土に、一株に対しておよそ一握り(10g程度)の緩効性化成肥料をドーナツ状にまきます。表面の土と軽く混ぜ合わせて、株の安定性が欠けているようであれば、株元に土を寄せて軽くおさえてあげましょう。

ハーブの植え付け・植え替え

植え付け

ハーブの植え付けは、基本的に根鉢を崩さないように埋めて、植え付け後1週間は、地植えであっても水を毎日あげるようにしてください。

一年草などのおおくのハーブ(カモミール、コリアンダーなど)は4月に植え付けします。また、寒さに弱いアジア原産の温帯・熱帯地域のハーブは、暖かい5月〜6月ごろ。暑さに弱いヨーロッパや地中海沿岸が原産の、多年草のハーブは9〜10月ごろの涼しい時期に植えるなど、原産地を参考にしてみるのもいいでしょう。

植え替え

多年草のハーブの場合は、生命力が強いので毎年の植え替えをおすすめします。ヨーロッパ、地中海沿岸が原産のハーブは12〜1月の植え替えがいいでしょう。寒さに弱いアジア原産などのハーブは10月ごろか3月などの春先に行いましょう。

植え替え時には、強い剪定をしてください。形が悪い枝や、弱い枝などを剪定することで株を刺激して、植え替え後の生育につながります。

ハーブの増やし方

挿し木

多年草のハーブや樹木のハーブなどは挿し木で増やすのがいいでしょう。真夏を除く、春〜秋にかけて行ってください。10cmほどの新鮮な茎・枝を切り取り、切り口を数時間ほど水につけておきます。その後は育苗ポットに移して、土が乾いたら水をあげて管理します。1〜2ヶ月ほどたって発根したら植え付けます。

株分け

株元から芽ががいくつも出ているハーブは、株分けで増やすことができます。挿し木と同じく、真夏を除く、春〜秋にかけて行ってください。根を傷つけないように掘り上げて、手やナイフなどで株を分けます。再び植え付けたら水をたっぷりあげてください。

ハーブの収穫

ハーブは花、茎、葉、根とさまざまな収穫ができます。カモミールなどの花を収穫する場合は、開花したら早めに花のすぐ下から摘みます。ペパーミントなどの葉茎を収穫する場合は、葉のすぐ上で切り取ると脇芽が伸びて収穫量があがります。リコリスなどの根を収穫する場合は2〜3年栽培を続けて根を太らせるといいでしょう。バジルなど種を収穫する場合は、果実がついた茎ごと切り取り、中から種を採取してください。

ハーブの育て方で注意する害虫・病気

ハーブは主にうどん粉病、さび病、灰色かび病などの病気にかかりやすいです。また、アブラムシ、ヨトウムシ、キアゲハの幼虫などの害虫も発生します。発生したら即座に罹った葉・株を除去してください。

予防にはワームウッドやタンジーなどの防虫効果のあるハーブを煮出して、1000倍に水で薄めたハーブスプレーなどを利用するといいです。また、寄せ植えの相性によっては、病害虫を互いに予防してくれる場合もあります。

ハーブの育て方のコツを抑えよう!

ハーブは私たちの生活にすっかり溶け込んだ存在です。さまざまな恩恵をくれるハーブは、成長を助け合うコンパニオンプランツとしても、家庭菜園の寄せ植えにぴったりです。またコンパクトにキッチン栽培などもできるので、気軽に育ててみてください。

GreenSnap編集部
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