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縁起の良い植物として知られているオモトは古くから日本で親しまれてきました。鮮やかな緑の葉を楽しむことができ、素敵な花言葉も持っているので贈り物でもおすすめです。
今回は、オモトの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
1年中葉が緑色で何十年も育つのでこの花言葉が付きました。敬老の日の贈り物としても喜ばれる植物です。
オモトは漢字で「万年青」と書きます。
これは、オモトが1年を通して青々とした葉を何十年も保つ、常緑多年草であることが由来だと言われています。
中国では「マンネンチン」と呼び、オモトという呼び方については、由来が諸説あり、はっきりとはしません。例えばオモトの太い根や茎を指して「大元(オオモト)」から「オモト」に変化したという説もあります。
他には、江戸時代の呼び名が由来だという説もあります。1年中緑色の葉を老母に、赤い実を子供に見立てて、
老母が子供を抱いている姿に見えることから「老母草(オモトグサ)」や「母子(オモト)」と呼んだという記録が残っています。
ざっくりと分けると葉が30cm以上になる大葉系、20cm程度の中型種の薄葉系(中葉系)、5〜10cmで葉にしわなどがある小型の羅紗系(小葉系)に分類されます。
薄葉系(中葉系)は葉の形状で更に細かく分類されていて、小さめで葉が薄い薄葉系と葉が細長くて厚みもある縞甲系、そして葉先がカールしている個性的な獅子系があります。
品種も豊富で大葉系は「大観」や「曙」。
薄葉系(中葉系)は「富士の雪(薄葉系)」や「錦麒麟(縞甲系)」や「玉獅子(獅子系)」。
羅紗系(小葉系)は「瑞泉」といった品種がそれぞれあります。
オモトは昔からとても縁起の良い植物だと言われていて、鬼門に置くと邪気を払ってくれます。よって鬼門である北東方向に置くのが望ましいでしょう。
オモトを庭に植えるとその家はずっと栄えるとも言われているので、地植えで育てられる環境ならそちらにも注目してみてください。
また、江戸時代に徳川家康が江戸に移る際にまずオモトを持ち込んだことから、他の荷物より先にオモトを新居に持ち込むと、運気が開けるとされています。
玄関に飾る新居祝いの植物としても、オモトはおすすめです。
育てることも難しくなく育てやすいので、贈っても、もらっても嬉しい植物です。みなさんもオモトをプレゼントしてみてはいっかがでしょうか。
GreenSnap編集部