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オレンジ色の花色で明るい印象があるオニユリは、7月~8月頃に見頃を迎えます。日本などに多く自生している植物で、その大輪の花はひと際存在感があります。特有の美しさがあるオニユリの花ですが、百合根と呼ばれる球根部分は昔から漢方や食用とされてきました。
今回は、オニユリの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
オニユリの花言葉は、「華麗」「愉快」「陽気」「誇り」、そして「賢者」などです。華麗という花言葉は、オニユリの花びらにある黒い斑点があることで、派手な印象があることが由来です。オニユリの花がオレンジ色で明るい印象であることから、愉快や陽気という花言葉が付けられました。
また、誇りという花言葉は、オニユリの花が大きいことが由来とされています。オニユリは種を作らず、葉の根元にムカゴと呼ばれる養分の塊を作って繁殖する植物です。この繁殖する様子から、賢者という花言葉が名付けられました。
オニユリには、明るい花言葉が沢山あります。花束などで贈る際は、ぜひオニユリの花言葉を参考にされてみてはいかがでしょうか。
オニユリ(鬼百合)の名前は、オレンジ色の花色で花びらが外側に反れている花姿から赤鬼のようであることから名付けられました。別名は「天蓋百合(テンガイユリ)」と呼ばれ、寺院などにある天蓋のように豪華であることが由来とされています。
百合という漢字は、百合の球根である「百合根」から来ています。百合の球根は、植物学的には「鱗茎(りんけい)」と呼ばれる茎の一種です。約100個の鱗茎が重なり合い形成されていることから、百合という漢字になったと言われています。
オニユリの英名は「Tiger Lily」と呼ばれ、花びらの黒い斑点がトラの模様のように見えることから名付けられました。
学名である「Lilium lancifolium」は、ギリシャ語で「Lilium(リリウム)」は「白い花」、そして「lancifolium(ランシフォリアム)」には「細長な楕円形の葉を持つ」という意味があります。学名の通り、オニユリの葉は細長くて楕円形です。
オニユリは日本では主に北海道~九州地方に自生している植物で、海外では中国やグアムなどにも分布する多年草植物です。草丈は直立すると約1m~2mあり、花の大きさは10cm程度です。開花時期は7月~8月頃で、オレンジ色に黒い斑点模様の花びらが特徴です。
他の植物とは異なりオニユリには種子が出来ず、鱗茎と葉の付け根に出来るムカゴで繁殖します。耐暑性が弱いため、風邪通しが良く日陰がある場所で育てるようにしましょう。
オニユリは昔から漢方にも用いられ、鎮咳去痰や精神安定、そして不眠などに効果があります。また、百合根はスーパーなどで食用として販売されており、栄養価が高いことでも知られています。オニユリは、江戸時代以降から観賞用として栽培されてきました。
ユリは世界には約100種類、そして日本では約10種類あります。種類によって花の大きさや花色、そして香りなどはさまざまです。
白い花色に黄色の筋が入り、えんじ色の斑点模様があるユリです。ヤマユリは日本で主流のユリであり、約20cmもの大輪の花を咲かせます。別名は「ヨシノユリ(吉野百合)」などとも呼ばれています。
オリエンタル・ハイブリッドという品種群の1品種で、大輪の白い花で他のユリのような斑点模様はありません。カサブランカの蕾は下向きに付くことが特徴で、花が咲くと甘くて良い香りが漂います。
筒状の花が横向きに咲くことが特徴で、鉄砲のような花姿からテッポウユリと名付けられました。綺麗な白い花色で、冠婚葬祭などの行事に用いられています。日本原産のユリであり、主に九州南部~沖縄に分布しています。明治時代になると、海外に輸出されるようになりました。
花姿がオニユリとよく似ていますが、クルマユリの花の方が外側に強く反れていることが特徴です。クルマユリの名前は、花が車輪のように見えることが由来です。
低地に自生しているオニユリは、その花姿からとても存在感がある球根植物です。日本ではオニユリの群生地がよく見られますが、1輪でも十分人々を魅了します。ユリと言えばカサブランカなど白い花を想像しますが、オレンジ色の花のオニユリには特有の美しさがあります。元気な印象がある花で夏の時期に咲くため、オニユリを見ると自然と元気がもらえます。
オニユリには、華麗や陽気など明るい花言葉が多くあります。花束などにも映える花なので、ぜひとも大切な人にプレゼントとして贈ることをおすすめします!
Lily