カラスウリ(烏瓜)はちょっと不思議な花です。なぜ不思議な花といわれているのでしょうか。
このページでは、カラスウリの花言葉をはじめ、花期や花の特徴などをご紹介しています。
カラスウリ(烏瓜)の花言葉
カラスウリ(烏瓜)の花言葉は、「誠実」、「よき便り」、「男ぎらい」です。
カラスウリは日が沈み夜になると開花する不思議な特徴があります。しっかりと夜を待つカラスウリの特徴が「誠実」という花言葉の由来となったのではないでしょうか。
また、カラスウリの花は白です。白というと花嫁が連想されることが多く、カラスウリを女性にたとえて日の出前には太陽をさけるようにしぼむことから「男ぎらい」という花言葉になったと考えられます。
「よき便り」という花言葉は少し変わっていますよね。こちらは種子の形状が由来です。カラスウリの種子の形が結び文(結び状)に似ているとされたのです。そのことから「よき便り」という花言葉がつけられました。
カラスウリ(烏瓜)の基本情報
- 学名
- Trichosanthes cucumeroides
- 科・属
- ウリ科カラスウリ属
- 原産国
- 日本、中国
- 別名
- タマヅサ、ツチウリ、キツネノマクラ、ヤマウリ
カラスウリ(烏瓜)の由来
「Trichosanthes」という学名は、ギリシア語の「thrix」と「anthos」が合わさってできた単語です。「thrix」は「毛」という意味で「anthos」は「花」という意味です。こちらは、カラスウリの花びらの縁部が細裂して毛のように見えることから由来しています。
では、カラスウリという名前の由来はなんでしょうか。これにはいくつかの説があります。まずは、カラスウリの果実を鳥のカラスが好んで食べるからという説です。しかし、実際は特別好んで食べている様子はないようです。
カラスウリは「烏瓜」とも書きますが、「唐朱瓜」とも漢字で書きます。そもそも「唐朱」とは中国から伝わった朱墨のこと。カラスウリの実が朱墨の色にそっくりなことから、このような名前になったともいわれています。
カラスウリ(烏瓜)の花や葉の特徴
カラスウリ(烏瓜)の花期は7月から9月です。最大の特徴は日没後から開花をはじめ、翌日の日がでる頃になるとしぼむということです。
カラスウリの花の色は白で、花弁は5枚が基本ですが4枚や6枚のこともあります。また、花弁の外側が細い糸のようになり毛が生えているように見えるのも特徴的です。花は大きく、7センチから10センチほどです。
しかし、なぜカラスウリは花弁のふちに切れ込みを入れて毛のように見せているのでしょうか。これは虫を引き寄せるためで、夜行性のガを誘うために目立たせていると考えられています。
カラスウリ(烏瓜)の種類
カラスウリ(烏瓜)の種類についてご紹介します。
キカラスウリ
ハート型の葉が特徴的。カラスウリの近縁種で、葉に違いがあります。カラスウリの葉の表面には毛がありますが、キカラスウリには毛がなく光沢があります。
ヘビウリ
インド原産。実が細長くクネクネと曲がる特徴が。その様子がヘビにそっくりなことからこのような名前となっています。
カラスウリ(烏瓜)の不思議な花や花言葉を楽しもう
カラスウリ(烏瓜)の最大の特徴は夜に花が咲くことです。暗い夜空のな真っ白で毛の長い花は非常に不思議ですよね。花は珍しいので花期にはしっかりと開花を見届けたいですよね。
素敵な花言葉も楽しんでみてくださいね。

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