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葉っぱの中に、白やピンクや赤の色の斑が入るヒポエステスについてご紹介します。自生のヒポエステスは1mほどの高さになる観葉植物として有名です。
そんなヒポエステスの育て方を、ハイドロカルチャーを用いた方法などと合わせてみていきましょう。
ヒポエステスは日当たりの良い場所、または明るい日陰でよく育つ観葉植物です。ベランダでも育てられます。
また、ヒポエステスは日光の影響で葉の綺麗さが変わる植物です。よく日に当てることで、班の模様もきれいにつきます。日照不足になると間延びして。力の弱い姿に変わってしまいます。
真夏の直射日光に当たっても育てられますが、葉が傷む恐れがあります。葉が傷んできたら、日陰に移動させましょう。
ヒポエステスは寒さに弱い耐寒性のあまり強くない植物ですので、冬の時期は室内の日の良く当たる、暖かい場所で管理してあげましょう。10月から室内で取り込んで育ててください。
一日の配置場所のスケージュールとして、午前中の間は日が当たる場所に管理しましょう。午後からは日陰での管理をすると綺麗な葉に育ちます。ハイドロカルチャーの場合も同じです。
夏はすぐに乾きやすいので、土の表面が乾いていたらもしくは、乾いてきたら水を与えるようにしてください。
夏の時期の水やり目安は、1日に1回程度です。7〜9月は、基本的に毎日水やりをすると考えておいてください。
ハイドロカルチャーで育てている場合は、乾燥しきらないよう適度に水やりをしましょう。
冬はヒポエステスの生育がゆっくりになる時期です。そのため、さほど水の量を必要としないので、乾かし気味に管理しましょう。断水ではなく、土の表面が乾いてきて数日経ってから水を与えるのが適しています。
ハイドロカルチャーで育てている場合は、夏同様、適度に水やりをします。
春から秋にかけて非常に生長するヒポエステスへは、この時期に肥料を切らさないように与えます。肥料を与え始めるのは、5月〜9月ごろまでが適期です。多くの量を与えるのではなく、こまめに定期的に与えてあげましょう。
ヒポエステスへ与える肥料には、液体肥料と置き肥の2種類があります。液体肥料を与える際は、2週間ごとに1回与えましょう。置き肥の場合は、2か月ごとに1回のペースで与えましょう。
ヒポエステスの生育期は、土の中の栄養以上を取り入れなければならないため、肥料を続けて与えることを忘れないで下さい。
ハイドロカルチャーの場合は、培養液を用意しておきましょう。
ヒポエステスを育てるときは、水はけの良い土、さらには腐植質という土を使うと、より良いでしょう。
赤玉土と腐葉土を7対3の割合で配合させましょう。あるいは、赤玉土と腐葉土の他に川砂も足して混ぜた土もよく合うでしょう。赤玉土の大きさは小粒が適しています。観葉植物用の用土を使っても構いません。
ハイドロカルチャーの場合は、「ハイドロボール」と呼ばれるハイドロカルチャー専用の土を用意します。
ヒポエステスは生長の早い植物なので、植え付けのときは一回り大きい鉢などに植え付けましょう。
ハイドロカルチャーでは、穴の空いていない鉢(初心者は透明の鉢がおすすめ)にハイドロボールと培養液と水を入れてヒポエステスを植え付ければ完成です。
ヒポエステスは2年以上鉢を変えないで育てていると、根が伸び切って鉢いっぱいになります。鉢の中で生長する場所がなくなり根詰まりが原因で枯れてしまいますので、植え替えを行います。
植え替えのときに葉が生長しすぎていたら、株元から3分の1ほどの高さに切り落として植えましょう。
何度も植え替えをしたいならば、花壇には植えないほうが良いでしょう。夏〜秋の時期だけで楽しみたい場合は、花壇で植えてみてください。ヒポエステスの植え替えは4月〜8月が適期です。
ヒポエステスの種まきを行うならば、種が細小なため風で飛ばされないように注意しましょう。
まず、土に穴を直径1cmほどあけて撒いていきましょう。種まきを行ったあと、直接水をあげずに霧吹きをして濡らしてあげましょう。ジョーロでの水やりだと、種が流れてしまう可能性があります。
ヒポエステスの増やし方には、「挿し木」という方法があります。挿し木の適期は5月〜8月です。
まず挿し木に必要な、挿し木用の土、挿し木を行う鉢、コップまたはボウル、割り箸などの棒になるもの、剪定ばさみか園芸ばさみ、発根促進剤を用意したら作業に取り掛かりましょう。
挿し木にしたい茎の先端から10cmぐらいの大きさに切ります。10cmぐらいに切った茎の切り口を尖らせて多く吸水させるようにします。葉っぱを2〜3枚残しておきます。
大きい葉っぱがある場合は半分に切っておきましょう。水の入ったコップなどに切り口をつけます。数時間つけるので倒れない安全な場所で管理しましょう。
鉢に鉢底ネットを敷いてその上に軽石を入れます。さらにその上に挿し木用(観葉植物用の用土など)を入れます。土は植え替えと同じ質の用土を使います。割り箸で土に穴を開けて水に浸しておいた茎を挿します。
その鉢にたっぷりと水をあげれば挿し木は完了です。挿し木をしたヒポエステスの管理方法は、土が乾かないように水を与えましょう。挿し木を行った鉢は、日陰で管理するようにしましょう。
ヒポエステスがかかる病気には、「炭そ病」と呼ばれる葉っぱに3〜10mmの大きさの褐色の円になった斑点ができます。風通しのよい場所で高温多湿にならないように管理しましょう。病気になってしまった葉は早く取り除きましょう。
害虫に関しては、主にハダニとナメクジの被害に遭うことがあります。ナメクジは葉を食べてしまう虫です。発見したときは速やかに誘殺剤か忌避剤を撒いて処置を取りましょう。
ハダニは、葉の裏に付く厄介な虫です。葉の養分を吸い取られてしまいます。放っておくとどんどん増えて被害が大きくなってしまいます。早めに薬剤を散布しましょう。
ハダニが発生しやすい条件として高温の乾燥した場所を好みます。夏場などは特に葉水して予防してあげましょう。
ヒポエステスの管理温度については、鉢で植えたヒポエステスは日の光がよく当たる場所で管理します。
耐寒性がやや弱く3度までの寒さにしか耐えることができません。冷気に当たっただけでも弱ってしまいますので、10月以降は室内で管理しましょう。室内でも3度以下になる場所は避け、温かい温度の場所で飾りましょう。
日当たりがあまり良くない場合は、午前中だけでも日光を浴びさせてあげてください。ヒポエステスを越冬しようと考えているならば「5度」以上が必要です。晴れた日はできるだけ日光浴をさせてあげましょう。
ヒポエステスの花言葉は「美の秘密」、「すべての人々への優しさ」です。
ヒポエステスを浴室に置いて、運気アップを目指しましょう。その場合、湿度に強いヒポエステスをハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てるのがおすすめです。
葉に色鮮やかな斑が入るヒポエステスについてご紹介しました。
ヒポエステスは、そばかすのように見える白やピンクそして赤い色へと変色する観葉植物です。
ベランダや浴室でも庭植えとしても育てられるので是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
夏に咲く小さい花も見つけられたらハッピーになれそうですね。
※トップ画像はPhoto by はなはなさん@GreenSnap
GreenSnap編集部