胡蝶蘭の世界へようこそ〜🤗💞
ご贈答品を頂いたり、育ててみたいけれど難しそう😱と思っている方は多いと思います。
でも大丈夫。
思っているより強くて、手のかからないお花です。
今回は初めて育てる方のために大事なポイントをまとめました。
胡蝶蘭ってどんなお花?
主に熱帯 亜熱帯に多く木に張り付いて自生しています。
これが胡蝶蘭の本来の姿だと思います。
日本での気候は寒いので鉢植えかコルク着生 等で育てます。
(picは黒兎さんのコルク着生)
黒兎さんはコルク着生のスペシャリスト。
コルク着生に興味のある方はお部屋を訪問して下さい。
絶対的な管理条件
水のやりすぎに注意❗️
お水をやりすぎると根腐れを起こし病気になりやがてダメにしてしまいます。
お水の量ではなく頻度を少なくして育てます。
本来は土(水苔)に植えられているわけではないのでスコールが降った時位しか水はもらえません。
水苔はカラッカラになって2.3日してからあげて下さい。
【一度根を乾かしてから次の水やりをする
という事を繰り返すことによって根の伸びが良くなります。】
↑
コレはとても大事
やりすぎるとフザリウム病 等になり腐って葉が溶けてしまいます。
picは水のやりすぎにより根腐れを起こした物
冬の温度管理が大事❗️
元々暑い所の植物なので寒さにはとても弱いです。
冬の室内は20度位を保てれば大丈夫です。
15度を下回ってくると成長が止まり、7度以下が続くと枯れてしまう事も有ります。
冬の寒さには少し気をつけましょう。
夜間に冷え込む時には段ボールに入れたり(被せてもOK)毛布やビニールを被せても保温になります。
picはみどりのまとめ
【弱った胡蝶蘭の復活に挑戦】 から
植え替え等の注意点
植え替えする訳
頂き物やお店で売られているのはほとんどが瀬戸鉢かプラ鉢だと思います。
少しの期間はそれでも大丈夫ですが 通気性が悪いので根腐れを起こしやすいので植え替えてあげましょう。
水苔も古くなって養分も無くなっていることが多いです。
2年に一回は新しい水苔にするのが理想と言われています。
植え替えの時期
4月頃〜10月 が適期
8月は避ける。
花の付いていない物。
10月中頃から休眠期に入ってくるので根の動きが止まってしまいます。
春になって根が動き出したら植え替えも大丈夫です。
冬の間にお迎えしたら水のやり過ぎと温度に気を付けながら春まで待ちましょう。
緊急性のある場合は植え替えもしょうがない事も有ります。
私の場合 は水苔を硬めに絞り乾いた水苔を少し混ぜてなるべく早く水苔が乾く様にしてます。
温度を20度位に保てる様に工夫をしてあげましょう。
鉢の選び方
蘭用の素焼き鉢をお勧めします。
水をやると濡れてくるので目で確認ができます。
白くなって乾いてきたら水やりの頃合いが確認できます。
通気性がとても良いです。
駄温鉢
よく間違って買われる方もいる様です。
通気性が悪く 水はけも劣るので根腐れの可能性は高くなります。
お店の方でも中には知らない方もいらっしゃるようなのでよく確認してから購入する様にして下さい。
鉢の大きさ
鉢は出来るだけ小さく収まるものを選びます。
水苔の量が多くなると乾きにくくなるからです。
1号は3cm
4号は 直径約12cm
5号は 直径約15cm
けっして難しくない胡蝶蘭の植え替え
植え替えについてはみどりのまとめ 参照
置き場所
室内の明るい所に置いて下さい。
直射日光に当てると日焼けをして病気の原因になります。
夏は外に出しても大丈夫ですが50%の遮光をしたところに置き半日位は日光が当たる様な場所に置きます。
最低温度が20度くらいを目安に戸外に出し入れを考えて下さい。
暑い時期は一番成長する時期です。出来る事なら月2回位鉢を回して日光を平均して当ててあげたいですね。
冬は室内の一番暖かい所に置いてあげて欲しいです。
日中は20度位あれば大丈夫です。
年中空気の流れは必要です。
室内に置いた場合は扇風機をかけてあげることも有ります。
picは2面にブラインドのある角に置いて日焼けをさせてしまいました。
幸 病気にはならなかったようですがしっかりブラインド模様になってしまいました。😱(猛省)
水やりの注意点
暖かいと成長もしてくるので水の吸収も良く乾きも早くなります。
乾いてから少し待って水をあげて下さい。
水苔がカリッカリに乾いていると湿る前にそのまま流れ出てしまいます。
そんな時は・・・私の場合。
受け皿にたまるくらいお水をあげて 2〜3時間してから受け皿の水を捨てる。
もしくは・・・
水道水をかけ流すか
バケツにドボン (≧∀≦)して5分程置いておきます。
もちろん受け皿にたまらない様にしっかり水をきって下さい。
そして 葉のすき間や新芽に水がたまらない様にティッシュ等で吸い取って下さい。
水をかけるというのは鉢の中の空気を入れ替える意味でも必要な事です。
冬の水やり
1ヶ月に一回位でも大丈夫かと思っているのですが・・・🙄
午前中の暖かい時間に根元に見えている根に霧吹きで軽く水をかけてあげます。
水温は冷たい水ではなくてお風呂の残り湯位のぬるま湯をあげて下さい。
それでも元気がない様なら夜に葉裏にたっぷりと葉水してあげます。
夜に葉水をするのは
葉の気功が夜に開き 明るくなると閉じてしまいます。
そして葉の裏は表皮が薄いので表側より吸収が良いのです。
picは預かり物の弱っている胡蝶蘭。寒い時期に植え替えたばかりなので温度と湿度を保つため夜間だけ簡易温室へ。
肥料の施し方
春に根が動き出してから肥料を上げる様にして下さい。
私の場合は緩効性の肥料を5月頃に年一回のみ。
薄めた液肥を水代わりにあげてます。(2〜3週間に一回位)
10月中頃からは休眠期に入ってくるので肥料は春まであげません。
あげてしまうと根腐れや病気になる可能性が出てきます。
温室での栽培だったり
夜間でも15度以上を保てるなら大丈夫でしょう。
肥料を施さずに育てている方もいらっしゃる位です。
胡蝶蘭は自分の体でラン菌を培養しそれを消化して栄養を得ています。
やりすぎは百害あって一利無しなのです。
鉢に発生する白いカビ
暖かくなってくると素焼き鉢の場合 白いカビのような物が出てきます。
これは胡蝶蘭には必要で共生しているリゾクトニアの一種の菌です。
生育が順調である時に発生し、この無害なカビが発生することによって病原菌のカビも近づきにくくなるので病気の予防にも役に立っています。
ただし・・・
共生菌と言っても元々は病原性のある菌ですからバランスを崩すとリゾクトニア菌に侵されてしまいます。
根は乾かし気味に育てる事が大切になってくるのです。
見栄えが気になるようでしたらたまに鉢を洗っても良いでしょう。
購入する時の注意点
葉がツヤツヤと張りがあって硬いものを選ぶ事。
できる事なら鉢から抜いて根の様子と葉の裏側まで良く見てみる。
右側2枚のpicは葉の中頃と裏側に根腐れの症状が見えます。
左側は水苔も乾いており根もしっかりしている様に見えます。
HC等では他の植物と一緒に全てにお水をあげてしまうのでしょう。結構根腐れをしているものが多いですね。
贈答品を頂いたら
綺麗にラッピングされていますができれば取って欲しいです。
化粧鉢の中はビニールボットに入れられて発泡スチロール等で動かない様に固定されてその上に水苔等で見栄えが良くしてあります。
これでは通気性が悪く、中の根の渇き具合が分からずすぐに根腐れを起こしてしまいます。
せめて上にある水苔だけでも取り除きビニールボットの中の水苔を確認できるようにして管理しましょう。
咲いた花を長持ちさせる為に
うまくいけば咲き始めから5ヶ月位もずっと咲き続けてくれます。
お花が咲きそろってからはお水は極力少なめにして下さい。
お水をあげてしまうと
【お花なんて咲かせている場合じゃない❗️成長モードに切り替えなきゃ】
とお花が反応してしまい一気に花を萎れさせてしまいます。
心配な時には
午前中に見えている根に葉水。
夕方から夜に根元と葉っぱに葉水。
してあげて下さい。
picはその例かと思われます。
黒兎さんのコルク着生
長くなってしまいました。
ポイント毎にまとめたつもりです。
書き忘れている事も有るかもしれませんし、書き直す事も有るかもしれません。
思いついた時に都度更新していきたいと思っています。
時々覗いて見て下さいね。
何かわからない事等ありましたらいつでもコメントして下さい。
素人ですがわかる事でしたらお伝えしたいと思っています。
保存版だぁ🌸💚