魅惑的な赤薔薇🌹
でも、いざカメラで撮って見ると、赤色がベターっとした感じになり、うまく撮れない時がありませんか??
そんな赤薔薇を引き立たせる撮り方について試行錯誤してきた記録です🎶
初めての赤薔薇撮影
- 普通にとると色飽和 -
カメラ設定📷は、
すべてカメラ任せ
魅惑的な赤薔薇。
あの鮮やかな赤色を撮っても、こんな風にベターとした感じになる時ってありませんか😟
この現象を「色飽和」といいます。
鮮やかな色を撮ると、カメラが撮れる色の強さの上限を超えた部分が同じ色となり、立体感がなくなる現象です😰
背景が明るいところを避ける
カメラ設定📷は、
カメラ任せ
背景: 暗め
背景が暗めになる構図で撮影すると少しは良くなります。
でも、花びらの質感が出ませんね🤔
暗めに撮る
カメラ設定📷
露出:アンダー
プロによると、
「色の濃いものを撮影する時は、暗め(露出アンダー)で撮れば、実際に見た感じになる」という原理があります。
・色の濃いもの=暗めに撮る
・色の薄いもの=明るめに撮る
その原理を適用した写真が、これ♪
少し感じが出てきました。
でも、この子のように少しお堅いジャーマン系ならばいいのですが…
もっと滑らかで優雅な感じの子たちの花びらの感じを出すのはどうすればいいのでしょう🤔
コントラストを強くする
カメラ設定:
露出:アンダー
コントラスト:強
彩度: 低
赤は明度が低いため、暗く撮るとどうしても立体感がなくなります。
そこでコントラストを強めにし、メリハリをつけてみました。
また、コントラストを強くすると色が濃くなりますので、彩度を低くしました。
これにより花びらの曲面を浮かび上がらせることができました😁
でも、露出アンダー、コントラスト強のため、背景が真っ黒に🤭
曇りの日に撮る
カメラ設定📷
露出:アンダー
コントラスト:普通
彩度:低
背景: 暗め
天気: 曇り(直接光が当たらない場所)
花びらに直接光が当たっていると明るくなりすぎ、その部分が色飽和、反対に当たっていない部分が暗くなります。
そこで、直接光が当たらない曇りの日に撮ったのが、これ。
花びらの表面の質感が出てきましたよ😃
雨の日に撮る
カメラ設定📷
露出:アンダー
コントラスト:普通
彩度:低
背景: 普通
天候: 雨
ポイント: しずく
雨の日、開店したばかりのお店の前で見かけた赤薔薇🌹
薔薇の花びらの輪郭が雫でいい感じに💧
雫がつくことにより、花びらの特徴を引き出すのに役に立ちそうです👍
カラーモードをニュートラルに
カメラ設定📷
露出:アンダー
コントラスト: 普通
彩度 普通
カラーモード: ニュートラル
天候:雨
デジカメには、カラーモードというのがあります。
通常はスタンダードとかノーマルとかにしておりますが、他のモード(ビビッド、夕焼けなど)も選択できます。
この設定をニュートラル(メーカーによりナチュラル、忠実とも言う)にすると色が淡くなるのみならず、コントラストも弱くなるようです。
元々色の濃い赤や緑の色飽和も軽減されるわけです。
それを適用したのが、これ。
花びらのしっとり感が出てきました😃
☆注意
鮮やかな赤を引き出したいからと言って、「鮮やか(ビビット)」を選択するのは良くないのです🙅♂️
コントラストを弱めに
カメラ設定📷
露出:アンダー
コントラスト: 弱
彩度:普通
カラーモード: ニュートラル
天候:曇り
これまで花びらの立体感を強調するためにコントラストを強くしてきました。
ここに来て、実は弱めた方が良い場合があることに気がつきました😃💡
コントラストを弱くしたものが、これ🤗
初めからコントラストを弱めるべきだったのです…
ホワイトバランスを蛍光灯にして撮る
カメラ設定📷
露出:普通
コントラスト: 弱
彩度:普通
カラーモード: ニュートラル
ホワイトバランス:蛍光灯
天候:曇り
コントラストを弱くしたのだから、露出を元に戻しても良いんじないかということで、明るくしてみました。
しかし、赤い花びらと緑の葉がチカチカしてうまくいきません😳
そこで、ホワイトバランス(色温度)を蛍光灯に(青っぽく)したのが、これ。
チカチカが軽減されて、赤薔薇が背景に馴染みました。
ただし、この設定は人の好みになると思います。
こういう方法もあると覚えておくのが良いかもしれません🙂
夜に撮る
脇道に逸れますが、暗闇で撮れば赤と黒のミステリアスな感じが出るのではないかと撮ったのが、これ🌹
参考まで♩
このバラの品種は「黒真珠」
暗闇の中で撮ると、黒薔薇の花びらの表面の質感が、暗闇に浮かんできます。
参考まで♩
再び明るめにして撮る
カメラ設定📷
露出:普通
コントラスト: 最弱
彩度:弱
カラーモード: ニュートラル
天候:曇り
ミステリアスな赤薔薇であれば、暗めでも良いのですが、女王のように風格のある赤薔薇は、周りを明るくしたいもの🥀
そこで、これまでの設定から徐々に明るく(露出を上げる)していきます。
露出を上げると、色が飛びますので、反対に、コントラストを弱く、彩度を弱くしていきます。
このようにして撮ったのが、これ。
周りの背景をかなり明るくすることができました😄
日の出に撮る
- 柔らかな光に包まれて -
光が強いと明暗差が強くなり、色が飽和します。
曇りの日の光が強くない時に撮った原理を適用して、光が柔らかい朝に撮影するのも良いです😃
この写真は、朝陽が昇る時間帯に撮影したものです。
薔薇に限らず、お花に限らず、柔らかな感じに撮影するのは、朝の柔らかな光で撮影するのが吉ですね👍
花びらを光で透かす
これは、木漏れ日から差し込める光を後ろから当てて、花びらを透かすという試みです。
まだ、ものにしておりません🤔
まとめ
・カラーモードはニュートラル
(ナチュラル、忠実に、などメーカーにより表現が違う)
・曇りの日や明け方の柔らかい光が射す時間帯が狙い目
(撮影意図によっては、そうでなくても良い)
・色温度は蛍光灯
(背景に葉っぱなど緑のものがある場合、目がチカチカするのを抑える)
・露出は暗めが基本
露出を上げる時は、コントラストと彩度は弱くする(全体を明るくすることができる)
以上設定は、赤薔薇だけではなく、赤いお花すべてに適用することができます。
これからお試しされる方は、この設定を基本に、自分なりの設定を見つけられると良いでしょう。
カメラのカスタム設定として「自分の赤薔薇モード」を登録するのもグッドです👍
最後に
- よりたくさんのばらを-
ここでは、赤薔薇撮影時に、色飽和を抑えるテクニックを説明してきました。
しかし、これは所詮、技術的なこと。
本当の意味での写真とは、自分が見て、感じたことを伝えるものではないかと…
意図的に色飽和を起こし、こんなに赤かったんだよ!って、伝えるのもありだと思います。
また、今回の撮影方法は基本的な考え方の一つであり、正解ではありません。
これよりも、もっと素晴らしい方法を知っていたり、見つけられたら、ぜひとも教えてくださいね🎵