@"In the Manyo’s bush garden, the tips of * Tall goldenrod and Miscanthus sinensis grow tall, and it seems as if they are comparing their heights." 訳意:万葉の藪庭で、*背高泡立草とススキの穂先が背伸びして、まるで背高比べをしているみたいデス。
【豆知識*背高泡立草:セイタカアワダチソウ】
学名:Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissimaは、キク科アキノキリンソウ属の多年草である。 英名:Tall goldenrod/Canada or Canadian goldenrod/Solidago canadensis 英会話: Solidago altissima; goldenrod
セイダカアワダチソウ:背高泡立草:Tail goldenrod
この写真画像は昨日の朝に撮影したもので、
わが万葉の藪庭の片隅で、特別に背のが高く穂先が多くて長くススキとたくさんの花をつけたセイダカアワダチソウが共生しています⁈
もともと畑だった藪庭なので肥やしなどが庭隅に流れ寄って、その効果かもしれませんが、他のものとは違い、一段と成長が良い両者デス⁉︎
ちょっとした珍しい光景の進行中で、先行きどうなるか⁉︎
その様子を観察してみたいとの思いデス⁈
その理由は、下記の『豆知識】をご参照くださいマシ(^_-)
【献呈歌】
『藪庭に泡立ち草とススキの穂 背高比べ競うが如し』
@"In the Manyo’s bush garden, the tips of * Tall goldenrod and Miscanthus sinensis grow tall, and it seems as if they are comparing their heights."
訳意:万葉の藪庭で、*背高泡立草とススキの穂先が背伸びして、まるで背高比べをしているみたいデス。
【豆知識*背高泡立草:セイタカアワダチソウ】
学名:Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissimaは、キク科アキノキリンソウ属の多年草である。
英名:Tall goldenrod/Canada or Canadian goldenrod/Solidago canadensis
英会話: Solidago altissima; goldenrod
日本では「代萩」とも呼ばれる。
茎を乾燥したものは萩の代用としてすだれなどの材料に利用される。
セイダカアワダチソウ:背高泡立草も他のアキノキリンソウ属の植物と同じく薬効があり、アメリカやカナダの原産地ではハーブとして使われている。
花はハーブティになり、若芽をてんぷらなどにして食べられる。
葉はシュンギクをもっと青臭くしたような味で、花は蜜があるので甘い。
近縁種のソリダゴ Solidago. sp が切り花用の観賞植物として用いられることもある。
🍯背高泡立ち草の花からとれる蜂蜜は(Canadian )goldenrod honey と呼ばれる。
冬前に大量の蜜と花粉を集められる最後の機会となるので、ハチと養蜂家にとっては重要な植物だが、特有の臭いがあるので、日本ではあまり食べられてはいない。
この臭い(麝香臭)は「アンブレットリド」と言う香水にも使われる物質が巣穴で濃縮されたことによるもので、トイレや靴下の臭いに例えられ、特に未精製の状態ではとても食べる気にならないほど臭いが、味は美味であり、アメリカやカナダでは人気がある。
「Canadian goldenrod」の名前の通りカナダ名産で、ケベック州、オンタリオ州などが主な産地のようデス。
薬草風呂にも使われて、サポニンを含んでおり、風呂に入れると本当に泡立ちがよい。
☆土壌が乾燥したところではススキが優占し、湿った場所では背高泡立草が優占する。
☆日本の休耕地に侵入した背高泡立ち草がススキによって抑えられる運命にあることが分かってきている。
耕作放棄地では、耕作が放棄されてから3 - 4年で一面を覆ったセイタカアワダチソウが、3年でススキに劣勢となってしまった。
但し、乾燥した場所では背高泡立ち草がすぐにススキに抑えられるのに対し、湿った場所ではセイタカアワダチソウの優占が長く保たれるということも分かっている。
このようなことですが、わが藪庭の両者は、今のところ仲良く共生して育っているので、先行きどうなるのか?
面白く観察ができそうで楽しみデス!
♡花言葉
背高泡立草の繁殖力の強さから「生命力」「元気」が、そして*アレロパシーにより他の植物を駆逐し繁殖する様子から「唯我独尊」の花言葉が付けられています。
*アレロパシー:Allelopathyとは、ある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果の総称。 邦訳では「他感作用」という。
ちなみに、背高泡立草は根や地下茎からアレロパシー物質:ポリアセチレン化合物などを分泌している。
【豆知識*ススキ】
スキ:芒/薄:Miscanthus sinensisとは、イネ科ススキ属の植物。
尾花ともいい秋の七草の一つ。
また茅(かや:萱」とも書く)と呼ばれる有用植物の主要な一種。
野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本である。
科:イネ科 Poaceae
属:ススキ属 Miscanthus
学名:Miscanthus sinensis
和名:ススキ(芒、薄)
英名: Japanese pampas grass/Miscanthus sinensis/maiden silvergrass/zebra grass
♡日本文化とススキ
☆俳句では、「すすき(芒・薄)」は秋の季語。
旧暦8月15日の十五夜の月見には、ハギ(萩)とともにススキを飾ることが多い。
花札では8月の絵柄として、「芒に月」、「芒に雁」、カス2枚が描かれている。
♡ススキ全般の花言葉
「活力」「心が通じる」
☆尾花/尾花栗毛
日本語では、ススキの穂は、それを動物の尾に見立てて尾花(おばな)と呼ぶことがあり、ススキ自体もそのように呼ばれることがある。
この「尾花」はススキおよびススキの穂を意味する古名であり、奈良時代初期の歌人・山上憶良が『万葉集』(巻八 1538)にて「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花」と詠んだように、古来、秋の七草の一つに数えられている。
馬の毛色で尾花栗毛(おばなくりげ)というのは、栗毛馬や栃栗毛馬であることに加えて鬣(たてがみ)や尾の長毛が白色のものを指す。
この白毛は遠目には金色に輝いて見えるため、その特徴を秋のススキの穂になぞらえて呼ばれたものである。
☆枯れ尾花/枯尾花
枯れすすき(枯薄、花も穂も枯れたススキ)には枯れ尾花/枯尾花(かれおばな)という呼称(古名)もあり、現代でも「幽霊の正体見たり枯尾花」という諺はよく知られている。
これは江戸時代中期の国学者で俳人の横井也有が俳文集『鶉衣』の中で「一年松木淡々己れ高ぶり 人を慢(あなど)ると伝へ聞き 初めて対面して化物(ばけもの)の正躰見たり枯れ尾花 其(そ)の誠心なること大概この類なり」と述べたうちの「化物の正躰見たり枯尾花」が世に広まりつつ変化したものであるが、これは「疑心暗鬼に陥った心境下では風になびく枯れ尾花のような何でもないものも怪しげに思え、幽霊のようなただならないものと見間違えてしまう」ということから、「恐怖心や猜疑心があると、何でもないものでも、怖ろしげなもの、怪しげなものに思えてしまう」ということを意味する譬えとなっている。
さらには、やはりススキの穂にまつわる類義語として「落武者は薄の穂にも怖(お)ず」 (cf. wikt) があるが、こちらは「落武者は捕まることを警戒し、怯えているためススキの穂にも恐怖する」ということから転じて先の諺と同じ意味で用いられている。
江戸時代中期の俳人・与謝蕪村は「狐火の 燃えつくばかり 枯尾花」と詠んでいるが、こちらは、夜の野原にて風に揺らめく枯尾花の情景を、怪しく燃え盛るこの世のものならぬ狐火に譬えた俳句である。
沖縄地方には、ススキの葉を環のように結んで魔除けとする風習がある。
☆遷移上の位置づけ
植物遷移の上から見れば、ススキ草原は草原としてはほぼ最後の段階に当たる。
ススキは株が大きくなるには時間がかかるので、初期の草原では姿が見られないが、次第に背が高くなり、全体を覆うようになる。
ススキ草原を放置すれば、アカマツなどの先駆者(パイオニア)的な樹木が侵入して、次第に森林へと変化していく。
茅場の場合、草刈りや火入れを定期的に行うことで、ススキ草原の状態を維持していたものである。
☆分類
本州南部以南の海岸線には、葉の幅が広く、ざらつきの少ないものがあり、これをハチジョウススキ(M. condensatus Hack.)と言い、変種と見なす立場もある。
同属の別種もいくつかある。
やや華奢な植物で、株を作らず水辺に生え、綿毛が純白で穂先にノギの無いのものにオギ:荻:M. sacchariforus (Maxim.) Benth.がある。
ススキよりさらに大きく、堤防などに大きな株を作るものにトキワススキ(M. floridulus (Labill.) Warb.)がある。
他にもカリヤス(苅安、M. tinctorius Hack.)、カリヤスモドキ(M. oligostachyus)など数種が知られるが、そんなに多くはない。
ススキはイネ科の代表のひとつと見なされているから、ススキの名を持つ植物は多く、たとえば以下のようなものはさほどススキに似ておらず、分類上も近くはないがその名を持っている。
アブラススキ、ヒメアブラススキ、ススキメヒシバ 、コメススキなどがある。
☆利用
かつては「茅」(かや)と呼ばれ、農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いたり、家畜の餌として利用することが多かった。
そのため集落の近くに定期的に刈り入れをするススキ草原があり、これを茅場(かやば)と呼んでいた。
現在では、そのような利用がされないので、その多くは遷移が進んで、雑木林となっている。
そのため、ススキ草原に生育していた植物は、かつては普通種であったが、現在は稀少になっているものがある。
また、カヤネズミなども同様に見かけにくくなっている。
また、未成熟の穂を食用とする地域もある。
東京・雑司ヶ谷鬼子母神では、ススキの穂をミミズクの姿に作った「すすきみみずく」が有名。
ススキとオギの交配雑種とされる三倍体ススキ(ジャイアントミスカンサス) (Miscanthus x giganteus) などはバイオマス作物として注目されている。
この写真画像の、セイダカアワダチソウの背高は約180cm、ススキの背高は2m以上に伸びています。
まだ青々として、とても元気に育っていますが、これから秋深くなりどのように変化するか?
日々の観察が楽しみデス…はたしてどうなりますでしょうか⁈
by Kazyan’s Green Shot
Artistic Canada goldenrod &
2020/Oct 29/past am 06:30' /📱shooting
2020/Oct 30/past am 07:00' /upload