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ガジュマルが葉が落ちる!枯れる原因と対策方法は、落ちた葉を見るべし!?

みなさんは大事に育てていたガジュマルから元気がなくなってしまったことありませんか?ガジュマルを毎日育てていると、葉が落ちたり枯れる様子は気にかかるものです。

そこで今回はガジュマルの葉が落ちる原因や、枯れる前にするべき復活方法などをご紹介します。

そもそもガジュマルの寿命はどのくらいある?

入り組んだ太い根が個性的なガジュマルですが、その寿命はゆうに100年を超えると言われています。現に、自生地のひとつである沖縄では、樹齢150年を超える巨木も見つかっています。

そのため、葉が落ちても「寿命だからしかたない」とそのままにせずに、葉が落ちる原因と対策をしっかりして、長生きさせてあげましょう!

ガジュマルの葉が落ちたら、落ちた葉をチェック

ガジュマルの葉が落ちるのは、枯れる前のSOSです。そのままにせず、葉が落ちたらまずは原因を探りましょう。

葉が落ちる原因は、落ちてしまった葉の状態を見ればわかります。

  • 葉がシナシナしている
  • 葉がパリッとしている
  • 葉に白い斑点がある
  • 葉に黒い斑点がある
  • 葉が黒・茶色っぽくなっている
  • 葉が黄色くなっている

葉が落ちるのは、ガジュマルが枯れる前のSOSということには変わりないですが、葉の状態によって原因はそれぞれ異なるので、次の項目でケース別に原因と対策方法をご紹介していきます。

ガジュマルから落ちた葉がシナシナしているとき

根腐れしている

ガジュマルは湿潤な環境を好むため、つい多めに水やりをしてしまうパターンが多く見られます。ですが、水の与えすぎは根腐れの原因となるので、季節ごとに適した水量を知っておくことが大切です。

  • 春〜夏:
    表土が乾いたのを確認したら、朝夕の比較的涼しい時間帯にたっぷりと水やりをしましょう。とくに厳しい暑さに見舞われる夏は、こまめな葉水による湿度維持がおすすめです
  • 秋〜冬:
    気温の低下とともにガジュマルは生育を止めるため、冬季は乾かし気味に管理します。表土が乾いききってから2~3日後の水やりで十分です。

日照不足になっている

ガジュマルは日陰でも育つとされている観葉植物で、たしかに比較的耐陰性は高いですが、それでも適度な日光を浴びないと日照不足で弱ってしまいます。

日照不足のSOSは葉が落ちるよりも前にも出ます。たとえば枝が間延びしたり、葉色が抜けたように薄くなったら、室内の日当たりのいい場所に移動させてください。

そもそもの予防策として、1週間のうち数時間程度、日当たりの良い場所において日光浴させる方法もおすすめです。

ただし、暗い玄関などから明るい場所にいきなり移動させると、日光を処理できずに葉焼けを起こしてしまうので、明るい日陰に置いてから日当たりのいい場所に移動させるなど、段階を踏んで移動させるようにしましょう。

ガジュマルから落ちた葉がパリッとしているとき

水枯れを起こしている

ガジュマルから落ちた葉がパリッと乾燥しているときは、水枯れの可能性があります。水やりが少なすぎて乾燥して弱っている状態です。

ここまで乾燥していると、そのまま水やりしただけでは十分に吸収されないので、底面灌水がおすすめです。水をはったバケツなどに鉢ごと沈めて1時間ほど待ってから、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

岩隈淳樹

鉢のフチ上から水が流れ込まないように注意!あくまで底穴から根に水を吸収させるイメージです

根詰まりを起こしている

水やりをしているのに、葉がパリッとしてしまっているときは、根詰まりを起こして根が水分や栄養を吸収できない状態になっています。

根詰まりとは土中が根でいっぱいになることであり、つまりは水や栄養を蓄えるはずの土はほぼ存在しない状態になってしまうということです。

こうなるといくら水やりをしても、底穴から流れ出るだけで意味がありません。早急に植え替えをして、一回り大きい鉢に新しい土を入れて植え直してあげましょう。

詳しいやり方はこちらの記事を参考にしてみてください。

ガジュマルから落ちた葉に白い点があるとき

ハダニが発生している

ガジュマルの葉や茎に白い点や白く霞んだような跡があれば、ハダニという害虫が発生している可能性が高いです。

ハダニは葉裏や茎から植物の栄養を吸い取る吸汁害虫のため、そのままにしておくとガジュマルは生育不良に陥ってしまいます。

ハダニは体長が0.1〜0.8mmほどなのでほぼ目に見えず、手作業で取り除くのは難しいです。ハダニ駆除スプレーを吹きかけて対応しましょう。

岩隈淳樹

ハダニは葉の裏面などに蜘蛛の巣のような糸を張ります。葉色が白い時は葉裏をチェックです!

カイガラムシが発生している

ガジュマルの葉や幹などに白い点がある場合は、カイガラムシが発生している可能性もあります。

カイガラムシもハダニと同じように、吸汁してガジュマルを弱らせていく害虫です。しかし、カイガラムシの種類にもよりますが体長が2.5〜5mmほどと肉眼でも見えるサイズなので、見つけ次第、水で洗い流したり、ハブラシなどで擦り落とすなどして駆除してください。

ガジュマルから落ちた葉が茶色い、黒い点があるとき

葉焼けしている

ガジュマルの葉が黒っぽい、茶色っぽい場合は、葉焼けを起こしている可能性があります。

日当たりの良い場所を好むガジュマルですが、長時間の直射日光を浴びたり、今まで暗い場所に置いていたのにいきなり日当たりの良い場所に移動させるなどの、環境の変化によって葉焼けは起きてしまいます。

葉焼けした部分は元に戻らないので、株が余計な体力を使わないように取り除いておきましょう。

葉焼けさせないためにも、屋内で育てる場合は、夏場ならレースカーテン越しに日光が当たる窓際に置くのがおすすめです。屋外で育てる場合は直射日光の当たらない半日陰にて管理しましょう。

黒星病にかかっている

あまり病気にかかることは少ないガジュマルですが、まれに黒星病という病気にかかることがあります。葉の内側から黒っぽいシミができたような状態になります。

黒星病はカビを原因とする病気なので、症状が出ている部分を取り除いたら、新しい清潔な土に植え替えて、風通しも良くなるように剪定をしましょう。

加えて市販の防除スプレーをふきかけておくと安心です。

ガジュマルから落ちた葉が黄色いとき

気温が寒すぎる

ガジュマルの葉が黄色く変色して落ちたときは、寒さが原因の可能性があります。とくに冬の夜間の窓際は、室内でも氷点下に近い温度になります。

ガジュマルの耐寒温度は5℃ほどなので、冬の夜間はできるだけ暖かい部屋に移動させましょう。

そのほか、冬はとくに日照不足になりやすいので、光合成ができずに黄色く葉が落ちていくこともあります。

肥料のやりすぎ

冬の寒さ以外の原因だと、肥料のやりすぎの可能性があります。

基本的にガジュマルは肥料がなくても、植え替えのときの土に含まれる元肥で元気に育ちます。少し弱っている場合は5〜10月の間、2ヶ月に1回ほど緩効性肥料を補給してあげれば良いだけで、弱っていなければ肥料は与えなくて良いです。

必要以上の肥料を施したり、寒さの厳しい冬季に施肥してしまうと、肥料やけを起こしてしまうので気をつけましょう。

ガジュマルから落ちた葉にとくに異変がない場合

ガジュマルから落ちた葉に、とくに異変がない場合は心配しなくても大丈夫です。

とくに植え替え直後に起きやすい現象ですが、これは根が吸収する水分と葉から蒸散する水分のバランスを保つために、ガジュマルが自分の意思で葉を落としているだけなので、枯れる原因となる落葉ではありません。

強い生命力を誇るガジュマルは、たとえすべて葉を落としたとしても、生育期である翌春に新芽を出してくれます。葉が落ちたからといって諦めずに、これまでどおり日当たりの良い環境で水やりを根気よく継続しましょう。

ガジュマルの葉が落ちるのは、枯れる前のSOS!

ガジュマルの葉が落ちるとどうしても不安で焦ってしまいますが、一度落ちた葉を見てみて、正しい原因を知り、正しい方法で対処しましょう。

葉が落ちたからといってそのまま枯れるまで放っておくのではなく、根気強く育てれば、より一層愛着も湧くはずです。

この記事を監修した人

岩隈淳樹

「始終植物屋」という屋号で植物を扱っている。 都立園芸高校にて農業基礎と園芸基礎を学び、東京テクノホルティ園芸専門学校にてフラワーデザインを主として鉢花などの管理方法を学ぶ。 その後、都内老舗のいけばな花材部にて5年半勤務し切り花の知識を広め、退社後に渋谷区恵比寿にて個人経営の花屋に務め3年鉢物仕入れを担当する。 その後、独立し都内飲食店の装花や個人宅の庭園の施工管理、ギフトの注文を受け4年半行なう。その間、さまざまな記事監修を行なう。 現在は岩手県の矢巾町にて地域おこし協力隊として活動を行っている。 Instagram:https://www.instagram.com/sisue_botanical/

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