アンスリウムの画像

アンスリウムの育て方

  • サトイモ科
  • アンスリウム属

アンスリウムの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

多年草

学名

Anthurium

別名

原産地

中南米

アンスリウムの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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アンスリウムの育て方の画像

アンスリウムの育て方

赤いハートのように光沢するアンスリウムは、いかにも南国で育った植物だといわんばかりに、存在をアピールしています。

赤く色づいた部分は花に思われがちですが、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞になります。

アンスリウムを知って、育てていきましょう。

基礎情報

日当たり

アンスリウムは強い日差しに弱い性質があります。強い直射日光や西日に長時間さらされると、葉焼けを起こしやすくなります。

明るい半日陰になる、室内で育ててあげることが大事です。

大きく窓ガラスから差し込む日当たりのいい室内や、レース越しに光が入る明るい窓際が最適です。

白熱光や蛍光灯など、室内の人工の光であっても育ちますが、株に元気がなくなります。

あまり日陰過ぎても、葉はしおれ、花を咲かせなくなるので、光が差し込まない部屋ならば、

一日の内に4時間程度は外に出して光を浴びさせましょう。

午前中の光は植物によいため、できれば朝の訪れとともに日光浴をさせてあげるとアンスリウムも喜びます。

 

置き場所

庭の用土に適している植物ではありません。

地植えしたり庭に直に植えたりすると、根腐れがおこりやすく、アンスリウムが枯れてしまう可能性が高くなります。

どうしても地植えしたい方は、明るい日陰になる場所や、木陰のふもとに、

アンスリウムに適した用土で満たした鉢ごと植える方法を試してみてください。

しかし、冬場に外に出していると、アンスリウムは耐寒性がないため、寒さにやられてしまいます。

そうなる前にまた鉢ごと掘り起こし、移動させなければなりません。

鉢に植え、温かい室内で育てることが手間も少なくて済みます。

アンスリウムは熱帯地方に自生する植物ですが、直に光が当たることを嫌います

室内でも半日陰となる明るい場所に置き、間接的に太陽の光が取り込める環境を整えてあげましょう。

また、冬は最低でも、10℃以上の温度が保てる室内で管理しなければいけません。10℃をきると、育生が厳しくなってきます。

葉の水分蒸発を防ぐために、直にエアコンの温かい風が当たらない場所に置きましょう。

 

水やり

アンスリウムは高温多湿の環境を好みます。しかし、それは土から生えた地上部分だけであって、

用土が常に湿っていると、根腐れがおこりやすくなり、カビなどの雑菌も繁殖しやすくなります。

土が乾いたらたっぷり水を与え、乾燥が激しい日があれば、霧吹きで葉も濡らしてあげるといいでしょう。

初夏の5月頃から夏にかけて水を多く欲するので、この時期はなるべく、

水が切れることのないように、土の乾燥具合を確かめながら水やりをしましょう。

また、どの用土を使用しているかにもよりますが、保水力の高い用土であれば、

表面の乾き具合よりも指で直接触ってみて、内部が湿っているかで判断し、水をあげてください。

土の種類によっては、表面が乾いているようにみえても、内部は湿っていることが多々あります。

ルーティンワークにすることなく、水やりの回数を調整しましょう。

冬場の水やりとして、乾燥気味に保つことを心がけましょう。

多く水を与えなくても、この時期に入ればアンスリウムの生長がゆっくりになるので、あまり水を吸水しません。

用土が多湿になると、根腐れするので控えましょう。

土が乾いてから、数日間を置いて水やりします。

葉の方は冬場でも、特に乾燥が激しいならば葉水を与えてかまいません。

季節に関係なく、年間を通してアンスリウムに葉水を与えたほうが、潤い豊かなツヤを保ってくれます。

 

肥料・追肥

開花する春から秋にかけて、緩効性の固形の化成肥料を与えましょう。

特筆すべき点として、アンスリウムは室内で育てる鉢植えがほとんど主流になります。

速効性の化成肥料は控えた方が得策です。

鉢植えの場合、速効性の肥料だときつすぎて、根を痛める原因にあげられます。

少しずつ養分の溶け出す緩効性のものがベストです。

 

用土

水はけがよく、保湿のあるものを選びます。

一般的に市販されている観葉植物の培養土で大丈夫です。

アンスリウムは熱帯地方の植物なので、ヤシ殻を炭化して作られたチャコール(活性炭)を使用した、

保湿力と通気性に優れるヤシ殻専用の用土にも合います。

同じ比率で鹿沼土にパーライトやピートモスを混ぜて配合した土もよいでしょう。

パーライトを混ぜることで、通気性が格段によくなります。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付けてから2年以上経っていたら、アンスリウムを植え替えしましょう。

植え替えることで株がリフレッシュでき、植物に生命力が戻ってきます。

根詰まりを起こしていたり、植物が弱ってきたりしたら、2年待たずともすぐに植え替えてください。

根詰まりは植物が生長しすぎて、鉢いっぱいに根が回った状態をさします。

こうなると、一回り大きな鉢に植え替えないかぎり、枯れていく一方です。

また、弱ってきたなと思ったら、リセットする意味を込め、思い切って植え替えしてもよいでしょう。

そうすることで、新しい環境に株自体も刺激をうけリフレッシュされ、再び活力が戻ってくる場合があります。

一回り大きな鉢、アンスリウムに適した用土を用意したら、適した植え替えの時期に行います。

アンスリウムは熱帯性の植物なので、日本では6月か7月下旬頃までが植え替えの適正期になります。

土をほぐすようにして株を取り出したら、黒ずんだ根を剪定します。

新しい鉢に3分の1ほど用土をみたしたら、取り出した株を入れ、上から優しく土をかぶせていきます。

肥料を少量混ぜ込んでおいてもよいでしょう。

鉢の縁下5センチほどまで土を満たしたら終わりです。土が馴染むまで、水やりは控えるようにしましょう。

 

増やし方

アンスリウムは取り木や株分けで増やしていけます。

株分けは植え替えの時期にまとめて行うことで、手間が省けます。

大きく育ちすぎた元株から子株を切り取り、新しい用土に植え替えたら育っていきます。

取り木は植物の茎や枝や幹から、新しく根を発生させる方法です。

まず茎の表面を3センチほど剥きます。その部分に水ごけを巻きつけます。

水をあたえると、数日して切り取った茎の部分から根が生えてきます。

根がちょうどいい大きさまで生えてきたら、根の生えた下の茎の部分を切り離して、新しい鉢に植え替えます。

 

病気・害虫

特にこれといったかかりやすい病気はありません。

気をつけたいのが、ハダニ、カイガラムシといった害虫になります。

日光不足でもないのに、葉が部分的に茶色く変色していたり、葉緑体が少ない白い箇所があると裏返してみてください。

その部分にハダニやカイガラムシがくっついている場合があります。

被害を抑えるために、見つけ次第駆除しましょう。

ハダニはクラフトテープやセロテープなどの粘着力が弱いもので、ペタペタとひっつけていきます

まだ発生して間もない時期ならば、薬を使わずにこの方法で駆除できます。

カイガラムシは硬い甲羅をもった生態なので、薬剤をまいたところで、中々駆除しにくいです。

使わなくなった歯ブラシなどでこすると落ちやすいので、力を加えずに表面から剃り落としてください。

 

管理温度

熱帯地方に多く分布するため、アンスリウムの管理温度は15℃〜30℃とされます。

冬場でも最低10℃以上は必要です。温かい室温と、適度な湿気がある環境を整えます。

 

種類・品種

熱帯アメリカ(北回帰線と南回帰線の間に位置する場所)から西インド諸島やハワイにかけて、

アンスリウムの仲間は600種ほど分布しています。

美しい赤や他に色とりどりの仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴になり、色の付いた部分は花ではありません。

日本では「大紅団扇オオベニウチワ」と呼ばれ、仏炎苞がうちわのような形をしていることから、そう呼ばれるようになりました。

風情のある名前です。

代表的なものに「レッドチャンピオン」や「アンスリウム・シェルツェリアヌム」があります。

「アンスリウム・クラリネリウィウム」は独特の葉模様が人気です。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

アンスリウムはハートの仏炎苞から突起した、黄色い部分が花になります。

正式には肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれ、棒状の尾のような形になっています。

この尾のような形の部分が、アンスリウムの名前の由来になります。

 

トリビア

風水

カラーセラピーでも赤は情熱の色とされます。

赤色の服や下着、アクセサリーを身につけたり、赤く色づいた野菜や食物を取り込むことで、やる気が上がったり、パワーが湧くとされます。

赤はまさしくエネルギッシュな色です。

風水では、ピンクや赤色は結婚や恋愛運をアップする色だとされます。

さらに、風水では方角が重要とします。

恋愛運をアップさせたいならば、西の方角にアンスリウムを置くことで、素敵なご縁が結ばれることでしょう。

結婚運をあげたいのであれば、東南の方角に置いてあげましょう。

アンスリウムは強い西日にさらされるのを嫌うので、西の方角に置くのであれば、直接光が当たらないようにしましょう。

 

花言葉

アンスリウムには「情熱」や「印象深い」、「煩悩」といった、仏教に通ずるような花言葉まであります。

誰かに恋するあまり、身を焦がすにはおられない心の内を表して「煩悩」や「恋にもだえる」と意味がこめられました。

これはアンスリウム全般的にこめられ花言葉であり、葉の色が赤ならば「情熱」を、ピンク色ならば「飾らない美しさ」、

白ならば「熱心」を、緑なら「無垢な心」と、葉の色で個別に分かれています。

思い切って好きな人に告白するならば、燃える恋心を投影させて、紅いアンスリウムをプレゼントと一緒に贈ってみましょう。

ハワイではバレンタイデーに贈る花として人気があります。

 

由来伝承

アンスリウム(Anthurium)は、花の意味を持つ「anthos」と、尾の意味を持つ「oura」のギリシャ語が語源となってます。

英語では、尾のような花という「Tailflower」と呼ばれています。

前述した通り、一番に目のつく紅い苞の部分ではなく、中央から生える、

肉穂花序の白い花の部分にちなんで、どちらも尾っぽみたいだからと由来します。

 

まとめ

情熱が込められた美しい色をした、アンスリウムの魅力と育て方を紹介しました。

インテリアのアクセントに、赤を取り込んでみると部屋の様子も違ってきます。

冬の寒い時期に気をつけて育てると、周年は花を咲かせるので、ぜひとも毎日のお手入れをかかさずにしてください。

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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