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モンステラの葉に切れ込みが入らないのはなぜ?切れ込みをつくる方法は?

こんにちは、三上真史です。

モンステラといえば、葉に独特な切れ込みがはいったエキゾチックな観葉植物ですよね。

でもGreenSnapユーザーから質問を募集したところ、一定の方が葉に切れ込みが入らずに悩んでいました。

そこで今回は、モンステラの葉に切れ込みが入らない理由や、切れ込みの役割、入れ方などをご紹介します。

葉の切れ込みがエキゾチックな観葉植物モンステラ!

葉に切れ込みや穴の入った、独特で美しいエキゾチックなの観葉植物、モンステラ。大きな葉の存在感と気根の生えた株姿の迫力たるや、もはや植物界のモンスターですよね。

そう、まさにモンステラという名前はモンスターと同じ語源、ラテン語のモンストラム(怪物)から来たと言われています。種類によっては葉の大きさが1m以上にもなりますから、まさにモンスター級。納得の名前ですね。

ちなみにモンステラの自生地は熱帯雨林、いわゆるジャングルで、うっそうと生い茂る木々に囲まれた木漏れ日の射すような場所で生きています。

ですのである程度の日陰に耐える性質を持っていて、逆に直射日光が苦手という、室内の観葉植物にぴったりの性質を持っているのです。

とても丈夫なので初めて観葉植物を育てる方にもオススメです。

そもそもモンステラの葉はなぜ切れ込みが入るの?

そもそもなぜモンステラの葉に切れ込みや穴ができるのかと言うと、その理由は日の光や風を通すためだと言われています。

というのも、モンステラは葉が大きいので葉を多くつけていくと、上の葉が邪魔をして下の葉に日が当たるのを遮ってしまうんです。せっかくいっぱい光合成できるように葉をたくさんつけたのに、結局上の葉にしか日光が当たらず、本末転倒な状態に。

そこでモンステラは下の葉にも日が当たるようにするため、成長した大きな葉に切れ込みや穴を作るようになったということなのです。風通しも良くなるため、病害虫予防の効果もあるのだとか。

植物の生存戦略、モンステラの賢さに感動しますよね。

モンステラの葉に切れ込みが入らないのはなぜ?

モンステラの魅力は葉の芸術的な切れ込みや穴ですが、その切れ込みや穴ができないというお悩みを多くのGreenSnapユーザーさんからいただきました。

切れ込みがなかなか入らないと心配になりますよね。これは本当にモンステラなのかと。でにご安心ください。ずばり言いますとほとんどの原因は……

モンステラが若く成熟していないからです。

じつは育てているモンステラが若いすぎると葉に切れ込みが入らないんです。

理由は単純で、先述した通り、モンステラの葉の切れ込みは成長したときに下の葉にも光を当てるためにできるので、まだ株が若い時には必要ないから。

おそらくほとんどの方がこの、まだ株が若いことが原因だと思うので、不安に思わず成長を楽しみに待ちましょう。

僕も小さい苗から育てて、初めて切れ込みが入った葉が出てきたときには「おーーー!」と感動したものです。確かあの時は初切れ込みまで7ヶ月くらいかかったかと思います。

芽吹いた時にはくるくるっと丸まった葉なので、開いていく時のドキドキが楽しいんですよね。

そもそも切れ込みが入らない品種もあります。

ちなみにモンステラにはそもそも切れ込みや穴の入らない品種もあります。

モンステラとして売られていても、とくに下記の品種は切れ込みや穴はできないので注意してくださいね。

  • モンステラ・スタンデリアナ
  • モンステラ・ジェイドシャトルコック
  • モンステラ・デュビア(クライムリーフ)

大株でも株が弱っていると切れ込みは入りません。

モンステラが大きく成長しているはずなのに、葉に切れ込みや穴ができない場合については、株が弱っている可能性が高いです。

先程書いた通り、モンステラは成長して大きな葉を作ることができなければ、切れ込みや穴は入らないわけです。

つまり切れ込みが入るまでの大きさの葉を作ることができていないということですので、株が弱っていて生育がうまくいっていないのかもしれません。

モンステラの葉に切れ込みをいれる正しいお手入れ

日当たりのいい場所に置く

モンステラが弱る原因としては、水のやり過ぎで根腐れしている可能性や、肥料不足なども考えられますが、多くの場合、日光不足の可能性が高いです。

モンステラは日陰に耐えられる性質があると言っても、元気に育つためには日光が必須です。蛍光灯の光では足りません。

光が足りないと光合成ができず、株も成長できませんのでヒョロヒョロと徒長し、葉を大きくする力も出なくなり、結果葉に切れ込みも入らなくなってしまいます。直射日光は避けて、日の当たる明るい場所に置くようにしましょう。

定期的な植え替えをする

植物の地上部と根の成長は、基本的に比例しています。植え替えをおこたって、根が伸びるスペースがないと、地上部も成長できなくなってしまうので、葉も大きくなりませんし、切れ込みは入りません。

ゆくゆくは根詰まりを起こして枯れてしまう恐れもあるので、1年に1回、5〜9月に植え替えをすることをおすすめします。

モンステラの葉は健康チェックにも役立つ!

モンステラのトレードマークでもある葉の切れ込み、ないと不安になるかもしれませんが、小さい株の場合はじっくり育てれば自然と切れ込みがはいっていきますよ。

モンステラの葉っぱは健康チェックにも役立ちます。大株なのに葉に切れ込みが入らないときは、今一度正しい育て方を振り返って、置き場所や水やり、植え替えなどを検討してみてくださいね。

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