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日本原産の山茶花(サザンカ)。江戸時代に長崎の出島からヨーロッパに伝わり、和名がそのまま学名(Camellia sasanqua)になった植物です。童謡でも「さざんか、さざんか、咲いた道、、」と歌われる、日本人にとってなじみ深い植物ですよね。冬の季語にもなっています。
この記事では、サザンカの花言葉を中心に、よく似ているツバキ(椿)との違いもご紹介します。
サザンカ全般の花言葉には、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」という意味があります。
寒さが強まる初冬に、サザンカが花を咲かせることが由来しているといわれています。
サザンカは、色別で異なる花言葉の意味も持っているので、次にそれらをご紹介します。
赤いサザンカの花言葉は、「謙譲」「あなたがもっとも美しい」という意味があります。
赤い色とは相反して、控えめな意味を持っています。
白いサザンカの花言葉は、「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」という意味があります。
愛らし「愛嬌」と、唯一ネガティブな印象を与える意味を持っています。
ピンク色のサザンカの花言葉は、「永遠の愛」という意味があります。
冬の寒さに耐える姿とピッタリの意味を持っています。
[別名]イワハナビ(岩花火)
科・属:ツバキ科ツバキ属
性質・分類:常緑広葉樹
原産地:日本
出回り期:10月~2月(最盛時期は12月)
開花時期:10月~12月(花持ち期間は5~7日程度)
用途:公園、生垣、盆栽、鉢植、庭木
サザンカは高さ5mほどの常緑小高木。日向~日陰まで育ちますが、西日があたる場所や暗すぎる日陰は避けたほうがよいです。花は、晩秋~初冬に咲かせ、花色は赤、白、ピンクなど存在します。
江戸時代から生垣や庭木などで利用察れてきており、現在では、多くの種類の園芸品種が出回っています。
山・茶・花と漢字で表記ますが、「山に生えているお茶の花」という由来です。葉の香りが良く、お茶のようにして飲まれていることに由来しています。
サザンカは大きく分けて3種類あります。葉がギザギザしていて、甘い匂いがするのは共通の特徴です。花びらの形が違ったり、開花時期もずれていたりと、品種によって特徴があります。
ここでは、代表的な品種と共にご紹介します。
サザンカの中でも早咲きなのが特徴。花びらは一重咲きです。野生の山茶花(ヤブサザンカ)から作出された品種です。千代鶴(ちよづる)、朝日鶴(あさひづる)などの品種があります。
花びらの数が多い特徴があります。八重咲きや獅子咲きなど花形も豪華です。昭和の栄(しょうわのさかえ)、 獅子頭(ししがしら)などの品種があります。
2月中旬〜5月中旬の温かい時期の花を咲かせる、サザンカ群とカンツバキ群のサザンカが、自然交配をして生まれた品種です。鎌倉絞(かまくらしぼり)、飛竜(ひりゅう)などの品種があります。
サザンカはツバキの花と似ていて、よく間違えられることがあります。花が咲いている時期で見ると、山茶花(10月~12月)に対し、椿(12月~4月)と異なります。
次に、このほかの見分け方をご紹介します。
サザンカの花は、5cm大の5枚の花弁をもつ花を咲かせるます。その花形はツバキによく似ています。
花の散り方が特徴的で、サザンカが花弁を散らすのに対し、ツバキは花ごと落ちるのが特徴です。
サザンカの葉は、縁がギザギザになっているのが特徴です。対して、ツバキはギザギザが浅いです。
また、葉脈はサザンカははっきり見えずらく中心は黒っぽいですが、対してツバキは葉脈がクリアです。
サザンカは、江戸時代から庭木として親しまれ、冬の庭を彩ってきました。品種も沢山存在し、花色・花姿が豊富です。
白いサザンカだけ、花言葉の意味を気を付ける必要がありますが、冬を彩る贈りものに是非一度、サザンカを選んでみませんか?
GreenSnap編集部