こんにちは、GreenSnap編集部です♫
毎年1回くらいはしてあげたい、植物や多年草の草花の植え替え。そんなときに便利なのが、ホームセンターや100円ショップなどにも売っている、培養土ですよね。でも便利だからといって完全に安心するのは間違いかも?
ということで、今回は市販の培養土を使う時の注意点や、選ぶ時のポイントなどをご紹介します。
観葉植物や草花の植え替えには市販の培養土が便利!
観葉植物や草花の植え替えには、新しい土を用意する必要がありますよね。ただ、ひとくちに土と言っても、いろんな種類の用土を混ぜ合わせ、さらになじませる時間も必要です。
そこで便利なのが、市販の培養土。それぞれの植物に合わせて、すでに数種類の用土が配合されていて、すぐに植えつけ・植え替えに使うことができます。
市販の培養土に植え替えたら枯れた!原因と対処法は?
市販の培養土は便利ではありますが、商品によって含まれる栄養成分は異なりますし、同じ商品を使っていても、年によって堆肥の成熟度が違ったりすることもあります。
まれに市販の培養土で植え替えをして、枯れたり生育不要が起きることもあるので、その症例と対処方法をいくつかご紹介します。
植え替え後、葉が黄変した!
培養土に植えつけてから2〜3週間後に、下葉が黄変し、株全体の葉色が淡くなってきたときは、栄養不足が原因です。培養土の堆肥が未完熟だったり、元肥が少ないと起こります。
このような症状がでたら、液肥を1週間に1回与えて、回復しなければ別の培養土に植え替えましょう。
植え替え後、数日でしおれてきた
培養土に植えつけてから数日のうちに、株全体がしおれ始めたら、栄養過多が原因です。品種や株の成長度合いによっても、必要とされる栄養量は異なるので、培養土に配合された栄養分がどの植物にも適するとは限りません。
このような症状がでたら、赤玉土(小粒)6:腐葉土3の基本ブレンドの用土に植え替えましょう。
植え替え後、水やりしてもなかなか水が引かない
培養土に植え替え後、水やりをしたときに、水はけが悪く、水がなかなか土に吸い込まれていかないのは、培養土に細かい不純物、微塵が多く含まれていることが原因です。
このような状態になったら、その培養土に小粒の軽石を2割ほど混ぜて植え直すをいいでしょう。
植え替え後、草丈の高い植物の首がもたげてしまった
草丈の高い植物が、培養土に植え替え後、首をもたげるように枯れ始めたら、それは根張りが悪いのが原因です。
土が軽すぎるとそのような症状がでるので、赤玉土を3割ほど追加で混ぜ合わせて、植え直すといいでしょう。
植え替え後、サツキやブルーベリーの生育が悪い
専用培養土を使ったのに、サツキやブルーベリー、青いアジサイなどの酸性を好む植物が育たないのは、未完熟の堆肥の発酵の影響で、土が弱アルカリにから向いているためです。
このような状態にあったら、ピートモスを全体用土の4割ほど追加で混ぜ合わせて、植え直しましょう。
失敗しないための市販培養土の選び方
培養土を購入するときは、次の4つの点に注意して選ぶといいですよ。
品質表示の確認
適用植物の確認はもちろん、配合原料の確認、そしてメーカー名や連絡先の記載がある信頼性の高いものを選ぶといいでしょう。
元肥が配合の確認
元肥の配合の有無、またはその度合いによって、植える植物に合わせて、後から自分で肥料を追加したり、逆に基本用土を足して薄めたりするといいでしょう。
酸度調整済みの確認
基本的に酸度調整がされている培養土が多いですが、それに気づかず、自分でもさらに石灰類を足して、結果的に土をアルカリ性にしてしまう、ということも少なくないようです。
用土の粒サイズの確認
用土の粒の大きさは、複数の用土であってもそれぞれが均一であることが望ましいです。また、粒サイズが大きすぎると根のなじみも悪くなるので、適した粒サイズの用土かどうか確認しましょう。
市販の培養土で安心しきらない!自分で微調整をして使おう!
品種によって、または成長の度合いによって、その植物に必要な環境は異なります。市販の培養土は、とても使いやすくて便利ではありますが、それだけで安心しきらずに、植物の様子を見ながら、ご自身で微調整できるといいですね!
この記事を書いた人
GreenSnap編集部
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