うさぎのようにみえる花をつける愛らしいフレンチラベンダーには、どのような花言葉があるのでしょうか。

このページでは、フレンチラベンダーの花言葉をはじめ、花期や特徴、名前の由来などの基本情報をまとめています。

フレンチラベンダーの花言葉

Photo by Cabinotierさん@GreenSnap

フレンチラベンダーの花言葉は、「沈黙」「豊香」「私に答えてください」です。

「沈黙」はラベンダー全体の花言葉のひとつで、香りをかぐとリラックスができ、高ぶった精神を沈める作用があることにちなんでいます。

「豊香」はフレンチラベンダーの香りが、ローズマリーに近いことからついたとされています。

「私に応えてください」は、ほかの花言葉と少し違う印象を受けますが、こちらは古いヨーロッパのラベンダーにまつわる逸話が関係しています。

あるところに、ラベンダーという名の少女がいました。ある日、ラベンダーはとても美しい少年に恋をしました。しかし、内気な少女は告白できずに待ち続けた末、一輪の花になってしまいました。「私に応えてください」という花言葉には、こんな物語からつけられた花言葉で、恋する少女の気持ちが込められています。

フレンチラベンダーの名前の由来

まず、ラベンダーという名前は、ラテン語の洗うを意味する「lavare」が語源で、古代ローマ人が洗濯や入浴の際に、ラベンダーを香料として利用したことにちなんでいます。また、ラベンダーというと紫がかったピンク色の花が特徴で、ラテン語の青みがかったを意味する「livere」が由来しているという説もあります。

そして、フレンチとつくのは地中海沿岸が原産ですが、より温暖な地域に生えているからだそうです。

フレンチラベンダーの花の基本情報

学名

Lavandula stoechas

科・属

シソ科ラウァンドゥラ属

原産国

地中海沿岸

別名

ストエカスラベンダー

フレンチラベンダーの花が咲く時期

Photo by たけさん@GreenSnap

フレンチラベンダーの開花時期は5〜7月です。うす紫色の花を咲かせ、正面から見るとうさぎの耳のような花姿をしています。このうさぎの耳に例えられる部分ですが、じつは花弁ではなく苞葉（ほうよう）と呼ばれるもので、葉が変異したものです。

花姿のほかに、香りが豊かでローズマリーに近い香りもフレンチラベンダーの特徴です。。

フレンチラベンダーの香りから花言葉を感じよう！

Photo by すえちゃんさん@GreenSnap

フレンチラベンダーはハーブとしても非常に人気で、その香りをかぐと、精神的なストレスが緩和されると期待されているそうです。このほかにも殺菌効果や鎮痛効果などもあるとされています。

疲れたときにゆっくりと香りを楽しみたいですね。お庭にお迎えしてみてその香りで癒されませんか。