アジサイは手毬のようなふっくらとした花房をもち、ドライフラワーにするとアンティークなカラーを長く楽しめる花として人気です。つくり始める時期や、吊るす場所に注意してつくると、上手に美しいドライフラワーをつくることができますよ。
今回はアジサイのドライフラワーの作り方や、飾り方についてご紹介します。
アジサイ(紫陽花)ってどんな花?
アジサイは日本や中国、台湾、北アメリカ原産の落葉低木です。
花のように見える部分は、ガクといって、葉が変形したもので、実際の花は中央部分にある丸くて小さな粒状のものです。ガクが5月~7月頃にかけて青や紫・ピンク色などに染まり、梅雨の時期、お庭や花壇をあざやかに色どります。
アジサイ(紫陽花)のドライフラワーの特徴
手毬のようなふっくらとした形もかわいいアジサイをできるだけ長く残したいと思うでしょう。アジサイのドライフラワーの特徴は、一輪でも存在感があることです。
また、ドライフラワーになることで退色しますが、アジサイも干しあがるととても美しいブラウンになるので、生花では見られないアンティークやシャビーな風合いを楽しむことができます。
アジサイ(紫陽花)のドライフラワーの作り方
アジサイのドライフラワーは、逆さにして吊るす「ハンギング法」、「ドライインウォーター法」、「シリカゲル法」などがあります。それぞれの方法についてご紹介しますが、すべての作り方に共通で、つくる前に下処理をしておきましょう。
アジサイのドライフラワーづくりでの下処理について
アジサイをドライフラワーとして飾るためには下処理が必要です。まず茎から葉っぱをすべてきれいに取り除き、アジサイの内側についた枯れた花がらもきれいに取り除きます。
一輪丸ごときれいなままの花を見つけるのは難しいかもしれません。もし一部分が枯れていてもその部分だけ取り除けばよく、はじめから小さな房に分けてドライフラワーにしてもいいでしょう。
バケツに水をはって、アジサイの花房を水につけ、軽く揺すります。浮きだした虫やゴミを網ですくいとったら、アジサイを水から上げましょう。
こちらのみどりのまとめで、詳しい下処理の方法をご紹介しています。
作り方① ハンギング法
ドライフラワーの作り方としては最も定番な方法です。花を下に向けて吊るすだけなので初心者の方にも向いています。
からっとした晴天が続く日で、風通しがよく、直射日光の当たらない場所を選んで吊るしましょう。コート掛けやハンガーラックは通気性がよく早く干しあがります。
ハンギング法で使うもの
- アジサイ
- 麻紐 ※花を傷めないの素材のひもなのでおすすめ
- ハサミ
ハンギング法でドライフラワーを作るときのコツ
アジサイの茎に紐を括り付ける際は、きつく縛りましょう。(水分が徐々に抜けて細くなるので、ゆるいと落ちることがあります。)
また、アジサイを吊るす際は1本がおすすめです。数本単位でもできますが、花同士が重なった部分だけ乾燥が遅くなる場合があります。
作り方② ドライ・イン・ウォーター法
秋以降、アジサイを水にいけて風通しのいい場所で、数日間おいておきます。水は足さずにそのまま置いておくと、花びらから水分が少しずつ抜け、自然な風合いのドライフラワーが完成します。
ドライ・イン・ウォーター法で使うもの
- アジサイ
- フラワーベース ※水が入る容器なら何でもOK
- ハサミ
ドライ・イン・ウォーター法でドライフラワーを作るときのコツ
水を入れた器にアジサイをいけておくだけの方法ですが、水は浅めにし取り替える必要はありません。最初に入れた水がすべてなくなるころにはドライフラワーが完成します。
作り方③ シリカゲル法
乾燥材として使用されるシリカゲルを用いることで、花の色合いを残した状態でドライフラワーを作ることができます。ドライフラワー専用の乾燥材が売られていますのでそちらを使うときれいに仕上がります。
シリカゲル法で使うもの
- アジサイ
- シリカゲル ※ドライフラワー用が最適
- タッパーまたはガラスの保存瓶
- スプーン
- ハサミ
シリカゲル法でのドライフラワーの作り方
- タッパーにシリカゲルを3cmほど敷き、ハサミで1輪ずつに切り分けたアジサイをシリカゲルの上に並べる。(花同士が重ならないように)
- スプーンなどを使い、シリカゲルをアジサイの上にふりかける。
- アジサイが見えなくなるまでまんべんなくシリカゲルをまぶしたら、容器に蓋をして、冷暗所に2~7日置いておくとドライフラワーの完成。
できあがったアジサイを取り出す際は、お皿や新聞紙を敷いた上に、容器を傾けながら少しずつ取り出す。花はピンセットなどでそうっと花びらをつまみながら、取り扱いに注意しながら出します。
アジサイ(紫陽花)のドライフラワーでインテリアを楽しもう!
ドライフラワーをリースにアレンジされています。
ナチュラルな色合いはアンティークな雑貨・インテリアとの調和を図ります。
アジサイ(紫陽花)のドライフラワーは通販で販売している?
ドライフラワーは通販でも販売されています。価格は500円から2000円前後です。価格は房の数のほか、大きさや形の美しさ、花色の残し方など見た目で変わってくるようです。
ドライフラワーのほか、造花もあります。リーズナブルでアレンジもしやすく、半永久的に飾れるのでおすすめです。
アジサイ(紫陽花)のドライフラワーを楽しもう!
完全に干しあがったアジサイのドライフラワーは、シャビーシックなインテリアスタイルともとても相性がよいです。またシリカゲルにより色を残したドライフラワーはアクセサリーやハーバリウムなどアレンジにもおすすめです。

GreenSnapのおすすめ機能紹介!
クレマチス 少し前に植えてて 来年咲いてくれるかなぁ💭💬と 思ってたら蕾があったみたいで 咲いてくれてました♡ 今日は⋆̩☂︎*̣̩だけど 嬉しくて📷を撮りました¨̮ ¨̮ ¨̮