フィロデンドロンの画像

フィロデンドロンの育て方

  • サトイモ科
  • フィロデンドロン属

フィロデンドロンの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

つる植物

学名

Philodendron

別名

原産地

中南米など

フィロデンドロンの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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フィロデンドロンの育て方の画像

フィロデンドロンの育て方

サトイモ科熱帯性植物の一部を総称してフィロデンドロンと呼ばれています。

熱帯育ちで光沢のある葉がインパクト大の見た目は、

お部屋のインテリアにも最適で風水にも良く初心者にも育てやすいフィロデンドロンの育て方についてご紹介します。

基礎情報

日当たり

フィロデンドロンは日光の当たる場所を好みます。

しかし、他の植物と同じ様に、葉焼けを起こしてしまうので直射日光の当たる場所に置くことは避けます。

また、耐陰性があり日陰でも育てることは可能ですが、

日当たりの悪い場所で育てると葉色が悪くなったり、ヒョロヒョロとした見た目になってしまうので気をつけましょう。

春秋は屋外の明るい日陰、冬は室内の日当たりの良い場所という風に、一年を通して柔らかい光りに当てることをオススメします。

 

置き場所

熱帯育ちのため耐暑性はありますが、比較的耐寒性は弱い植物です。

寒さに強い品種であれば5℃まで耐えることが出来ますが、ほとんどの品種は10℃以上の温度が必要です。

そのため、生育期に屋外に置いている場合は10月までに室内に入れ、窓際などの日当たりが良い場所に置いてあげましょう。

また、フィロデンドロンは世界の熱帯や亜熱帯に400種以上生息しています。

種類が豊富な上に、それぞれ草丈も10センチのものから100センチに育つものまで様々で葉の形も多様です。

室内に置くならあまり大きくない品種をオススメしますが、それぞれの品種に合った置き場所を探しましょう。

 

水やり

とても水を好む植物なので、春や秋などの生育期は土の表面が乾いていれば鉢の下から滲み出る程たっぷりと水をあげます。

夏場は土が乾くのが早いので、土が多少湿っていても乾くのを待たずに水をあげます。

また、フィロデンドロンは湿度の高い場所を好むので、茎の途中から生えている気根にも水をたっぷりとかけましょう。

更に室内で育てる場合、エアコンなどで葉がカラカラに乾燥してしまうため葉水といって、

霧吹きなどで葉から水をあげることも頻繁に行ってあげましょう。

 

 

冬は生育期が過ぎ、フィロデンドロンの生育が鈍る時期なので控えめに水やりを行います。

秋を過ぎて気温が寒くなってきたら水やりの頻度を減らし、少し乾かし気味に育てます。

こうすることで耐寒温度も上がり、冬を越しやすくなります。

そして、土の表面が乾いてからも、すぐには水をやらずに3日から4日程の間隔を空けて水やりをします。

この時の水やりもたっぷりと水をあげますが受け皿に水を溜めておかない様にして下さい。

水を与えすぎると根腐れなどの原因になってしまうので特に冬は注意して水やりを行います。

また、葉水をしながらも時々濡れたティッシュなどで葉の表面を拭き、

葉に積もってしまった細かなホコリなどを拭き取ってあげると元気に育ってくれます。

 

 

肥料・追肥

肥料は生育期の5月から9月の時期に速効性の液体肥料を1週間から2週間に1回の頻度であげるか、

緩行性の化成肥料を2ヶ月に1回程度あげます。

室内で育てているなど、あまり株を大きく育てたくない場合は、速効性の液体肥料を月に1回程度を目安にあげます。

冬場は生育が鈍くなっている時期なので肥料は必要ありません。

 

 

用土

水はけが良く、軽めの用土が適しています。

赤玉土(小粒)、腐葉土、川砂の三種類を6:3:1の割合で配合した土に植え付けを行いましょう。

腐葉土を土に混ぜることで水はけが良くなり、栄養分を補給してくれる役割があります。

また水苔で育てることも可能で、挿し木や植え替えをする際は多少手間とお金が多くかかってしまいますが

「室内に土を持ち込みたくない」「倒しても土がこぼれにくいものが良い」という人には水苔での栽培をオススメします。

水苔で栽培する場合は1年に1回程度に植え替えを行うことで水苔がカビてしまうのを防ぐことが出来ます。

水苔の表面がカビてしまっても、特に植物への影響が無い場合は植え替えの際に洗い流したり、ブラシで落としても良いです。

 

 

植え替え・植え付け・種蒔

フィロデンドロンは熱帯生まれの植物で耐寒温度が5℃から10℃と低いため、

季節や日当たりによって場所を移動させやすい鉢植えで育てるのが良いです。

植え替えの時期は生育期の5月から8月で、1年から2年に1回程度を目安に植え替えを行います。

フィロデンドロンは生育が良い種類がほとんどなので、鉢の大きさは株より1まわりから2まわり大きめのサイズのものを選びましょう。

茎がつる状になるタイプのものは支柱も大きなものに替えて、支柱につるを誘引します。

また、新しい芽を作ることを促すために長く伸びすぎた部分のつるは切りましょう。

この時に切った茎は挿し木として使えるため、捨てないで下さい。

水苔で栽培を行っている場合は、傷んでしまった水苔をしっかりと取り除き、

カビている部分が無いか確認をして植え付けを行いましょう。

水苔で栽培する場合は土に植えている時よりも鉢の中の状態を気にしてあげることが必要です。

 

増やし方

フィロデンドロンはつる性と直立性の2種類があります。

これによって挿し木の仕方が異なりますが、挿し木に適した時期はどちらも気温と湿度が高い5月から8月です。

まず、つる性のタイプは10センチから15センチ程つるを切り落とします。

切り戻しの時などに切り落としたものでも構いません。

その後、先端にある葉を2、3枚ほど残して他の葉を取り除きます。

つるの切り口に水苔を巻き、パーライトとバーミキュライトがそれぞれ1:1の土に植えて土が乾かない様にします。

根が十分に育ったら鉢に植え替えを行いましょう。直立性のタイプは、茎を付け根から切り取ります。

後はつる性と同じく水苔を巻き、パーライトとバーミキュライトの土に植え、根が育ったら植え替えを行いましょう。

 

 

病気・害虫

春から秋にかけて、軟腐(なんぷ)にかかりやすくなります。

軟腐病は高温多湿の環境で発生した細菌からかかる病気です。

葉の傷が付いた所から細菌が入り込み栄養分を運ぶ通路を塞ぎ、葉や茎を腐らせるため剪定の後は特に注意が必要です。

葉が溶けた様に黒く枯れてしまうので、葉や茎に黄色い部分があればすぐに切り取り、病気が広がるのを防ぎましょう。

また、ハダニやカイガラムシ、ナメクジなどの害虫がつきやすいです。

ハダニとカイガラムシは年間を通して発生するので注意して育てましょう。

誘引剤を散布して予防するか、殺虫剤を使うなどして早めに駆除することで

排泄物から誘発されるすす病などを防ぐことができます。

 

 

管理温度

熱帯や亜熱帯に生息する植物のため、気温や湿度が高い分には問題ありませんが

寒さと乾燥には弱いため、冬でも10℃以上の場所で管理する必要があります。

生育するのに適した温度は15℃以上なので気温が低い時期は注意して育てましょう。

 

種類・品種

フィロデンドロンの名前ひとくくりとして分類されていますが、

同じフィロデンドロン属でも種類ごとにそれぞれ異なった特徴を持ちます。

別種ではないかと疑うほどのバリエーションの多さで見た目にも楽しい品種が沢山あります。

つる性で代表的なものがフィロデンドロン・オキシカルジュームです。

ハート型の可愛らしい葉が特徴的で草丈が低く小型な品種なので、ハンギングなどにもよく利用されてます。

黄緑色の葉を持つライムなどもあります。

直立性ではフィロデンドロン・クッカバラが代表的です。

30センチから40センチのギザギザとした光沢感のある葉が特徴です。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

フィロデンドロンの花期などは特にありませんが、

フィロデンドロン・セロームという品種は赤い1枚の花弁を持つ花のようなものが確認されています。

花の中心からは赤い蜜のようなものを出し、夜になるとギッチリと花弁を閉じます。

花が咲いている期間がとても短く、花を目撃すること自体が困難な様です。

気になる方は是非自分で育ててみて下さい。

 

 

トリビア

風水

幹を持たずに茎と気根を伸ばし強く、たくましく育つフィロデンドロンは予想もしないような自由な形に育つことがあります。

そのため、自由で奇抜な発想をもたらしてくれる幸運の木として育てる人もいます。

「樹木を愛する」という語源から、縁結びの願いを込めて育てられることもあります。

また、観葉植物をリビングや寝室のコーナーに置くことで夫婦間のギクシャクした関係が癒されるとも言われています。

フィロデンドロンは耐陰性があるため、寝室などのやや暗い場所に置くのもオススメです。

お部屋のラッキーアイテムとして是非置いてみて下さい。

 

花言葉

フィロデンドロンは種類によって異なった花言葉が付けられています。

例えば、クッパカラの花言葉は「壮大な心・壮大な美」、ヒメカズラの花言葉は「華やかな明るさ」と付けられています。

フィロデンドロンの大きく堂々とした見た目と、光沢感のある華やかで美しさが表現され、

それぞれの見た目に由来した花言葉になっています。

 

 

由来伝承

つる性のフィロデンドロンは、気根と呼ばれる根が生えます。

この気根を他の樹木につけて、絡みながら成長します。

この姿からギリシャ語で愛するという意味の「フィロン」と樹木という意味の「デンドロン」の2つが合わさって名付けられました。

縁結びの風水もこの名前の由来から来ています。

 

まとめ

今回は熱帯や亜熱帯と高温多湿の地域で生まれた植物のフィロデンドロンについてご紹介しました。

品種もとても豊富でそれぞれに個性があり、大きく美しい葉が特徴的でインパクトがある見た目ですが、

水やりに気をつければ初心者にも育てやすい種類です。

柔らかな光を好むため室内でも育てやすく、風水的にも縁結びや夫婦関係を癒やすなどとされており、

「幸運の木」と呼ばれているなど人気がある観葉植物です。

お部屋にひとつ青々とした観葉植物を置くことでガラッと雰囲気を変えることが出来ますね。

是非お部屋のインテリアも兼ねてお部屋に幸せを呼び込むための一つのアイテムとして育ててみてはいかがでしょうか。

松本光男

松本光男

旅行と食べることが好きです。カフェめぐりや雑貨屋巡りも趣味です。 勉強しながら執筆させていただきます。幅広い内容を発信していきまたいと思います。

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