バラの休眠挿しに挑戦します
2月14日 挿し木スタート
剪定枝を利用してバラの休眠挿しに挑戦してみることにしました。
真ん中の緑色の枝はスウィートドリフト。枝の太さは1cmほどあるので挿し木には不向きかもしれないけれど、ポリアンサの血を引く品種の生命力に賭けてみます。
周りの3本の赤い枝はペネロペイア。枝の直径3mm、5mm、7mmくらいの3種類の太さで挿して比較したいと思います。
全ての枝は切ったあと深い水に1時間程度浸けて水あげし、根本側の先端を斜めに切って、ルートンを付けて挿しています。
3月14日 芽吹いてきました
スウィートドリフトが一番順調に芽吹いています。販売されている苗も挿し木苗なので納得の状況です。
ペネロペイアは三者三様で、3mmの枝は芽吹きが一番早かったですが、動いている芽は今のところ1箇所だけ。5mmの枝は2箇所の芽からやっと葉が展開したところ。
7mmの枝は一番芽吹きが遅いです。
どの枝が最終的に一番良く育つか観察を続けたいと思います。
4月25日 まずは根をチェック
真ん中のスウィートドリフトの枝から新しい枝が勢いよく伸び始めたので、鉢上げすることにしました。
グーンと伸びたスウィートドリフトの枝先には蕾も見えます。
でもここで咲いたら消耗してしまいそうなのでそっとピンチしました。
鉢底を覗いてみるともう根が出てきていました。早速鉢上げ作業に入ります。
鉢をひっくり返して枝を出そうとしましたが、なかなか出てきません。
出たばかりの根を痛めないように、水の中に鉢ごと沈めてほぐしながら取り出すと……。スウィートドリフトの根がこんなに伸びていました。
ポットの中が根鉢になりかけていたくらいです。
続いてペネロペイアの3本の枝も確認していきます。
まずは直径3mmの枝。発根はしていますが、ちょっと弱々しい感じです。
続いて5mmの枝。
こちらはもっと発根しています。
7mmの枝は数カ所から発根していました。
地上部の元気が一番良いのはこの枝です。
4月25日 鉢上げしました
立派な根が出ていたスウィートドリフトを単独でポットのに鉢上げ。
この勢いならすぐに鉢増しすることになるかもしれません。
ペネロペイアは7mmの枝を鉢上げ。
根っこの様子が7mmと同じくらいだった5mmも比較のために鉢上げしてみました。
今後の生育に違いが出るか観察します。
2年後の開花
挿し木2年目で本来の花が咲きました。
台木苗に比べると成長はかなりゆっくりに思えます。
元になった株を合わせて3株になったので、それぞれ時間差で開花するように調整できたらいいなぁと思っています。