涼しさを求めて、自然教育園ひょうたん池のキンミズヒキやキツネノカミソリを見に行きました🎶
2021.8.3
【水性植物園】湿地帯の植物
ひょうたん池の周りにキンミズヒキやコバノギボウシが美しく沢山咲いていました。
池の周りのキンミズヒキの花
バラ科
美しいキンミズヒキの花
タンニンを多く含み、下痢止め、胃腸薬等薬用になります。
種には棘があり、動物等に付いて遠く迄運ばれる「ひっつき虫」になります。
キンミズヒキの花
コバノギボウシ(擬宝珠)の花が池の周りに沢山〜咲いていました。
ユリ科
コバノギボウシの花
コバノギボウシの花に蝉の抜け殻がしがみついています😄
こんな所で羽化したのでしょうか!
ひょうたん池にヒメガマが咲き始めました。
ガマよりも少し細身です。
イネ目 ガマ科
穂(ソーセージ)の部分が雌花、その上のアンテナみたいな部分に付着しているのが雄花です。
雌花は綿毛になる部分です。
初めは圧縮されていて冷凍ソーセージのようにカチコチですが、熟して軟らかくなり、秋になると綿毛の爆発になります。
池の向こう側に見えているのは、ピンク色のミソハギの花です。
雌花はまさにフランクフルトソーセージですね😆
可愛いミズタマソウの花。
緑色の🕷が隠れていたようです。
アカバナ科
ミズタマソウの花
ハート型の花びらが2枚、萼、雄蕊全て二つの「2数性」です。
可愛いヘクソカズラ(サオトメバナ)が咲いていました。
アカネ科
蔓性多年草
葉や茎を傷付けると悪臭がするのでこの名前になりましたが、とても可愛いお花です。
池の周りにミソハギの花が沢山咲いています。
ミソハギの花
紫色のナンバンギセルの花が咲き始めました。
蕾の模様も綺麗です。
ススキ等に寄生する寄生植物です。
ハマウツボ科
ナガボノシロワレモコウの花が咲き始めました。
花びらは無くて白い花に見える部分は萼です。
カワセミが遊びに来る池のすぐ側に咲いています。
根にタンニンが多く含まれ、止血の薬として使われました。
バラ科
ワレモコウ属
【武蔵野植物園】武蔵野の草原と雑木林の山野草
マツカゼソウ
ミカン科
涼し気な風情のある名前のとおりの花です。
ミカン科で唯一の草本です。
葉を揉むと独特の臭さがあり鹿も食べません。
マツカゼソウの花
マンリョウの花に実が出来始めていました。
秋の赤い実が楽しみです。
サクラソウ科
ヤブコウジ属
ダイコンソウの花
バラ科
葉の形が大根の葉に似ているのが名前の由来ですがあまり似ていません。
ダイコンソウ
花びらが散った後、緑色の部分が伸びて、小さないがぐりのような実になります。
その先端は鈎(かぎ)になっていて、人の服や動物の毛にくっついて、種を遠く迄運ばせようとする、いわゆる「ひっつき虫」です。
紫色のメハジキの花
シソ科
別名ヤクモソウ(益母草)
全草が婦人病、眼病、その他の漢方に用いられて来た薬草です。
緑の中に鮮やかなオレンジ色のフシグロセンノウ(節黒仙翁)の花が咲いていました。
雄蕊の先(葯)が紫色で綺麗です。
日本固有種で絶滅危惧種です。
ナデシコ科
茎の節が青黒いので節黒、仙翁寺で沢山栽培していたのでこの名前が付きました。
紫色のツリガネニンジンの花が咲いていました。
キキョウ科
花の形が釣り鐘に似ていて、白く太い根は朝鮮人参の形に似ているのが名前の由来です。
根は咳止め、痰切り等の薬用になります。
自然教育園のあちらこちらにユウガギク(柚香菊)の花が沢山咲いて綺麗です。
ユウガギク(柚香菊)の花
【路傍植物園】
キツネノカミソリ(リコリス)
ユリ目 ヒガンバナ科
キツネノカミソリ(狐の剃刀)の葉の形が剃刀に似ているのでこの名前が付きました。
葉が枯れた後で花茎を伸ばします。
美しいですがヒガンバナと同じく有毒植物です。
キツネノカミソリの花
キツネノカミソリの花
クサギの花
シソ科(クマツヅラ科)
とても美しい花ですが、葉に悪臭があるので、この名前が付きました。
葉を千切ると悪臭がします。
花は芳香がします。
乾燥させた枝葉を煎じて飲むと、リュウマチや高血圧の薬になります。
花ビラは食用になります。
自家受粉を避ける為に、雄蕊が先熟で、雄生期には雄蕊が立ちあがります。
4本の雄蕊の先の葯は紫色です。
私が見た時には既に雌生期で雌蕊が立っていて、雄蕊は下に垂れています。
クサギの花
花が終わった後、萼が赤紫色になり、実は青くとても美しい鮮やかなコントラストの実になります。
美しく目立っているのは鳥達へのアピールだと言われています。
ウバユリの花
ユリ科
ウバユリ属
葉はユリの葉と全く違いハート型です。
葉の形からハートリーフリリーと言われます。
地中にある鱗茎は食用になります。
ウバユリの花
ミズヒキの花と一緒に咲いていて綺麗です。
ウバユリの花
花が咲く頃、葉が枯れる為に「葉が無い、歯が無い」に音を合わせ姥百合と名前が付きました。
けれども花が咲く時期に葉を付けているのも多くあります。
サルトリイバラの蔓
サルトリイバラは茎に棘があり、引っ掛かり易いので、この名前が付きました。
根茎は薬用になります。
サルトリイバラの丸い実が沢山成っていました。
秋になると赤い実になります。
メヤブマオの花
アカソとヤブマオの雑種と推定されています。
ヤブマオとの区別は難しいですが、メヤブマオは花序が細く、ヤブマオは花序が密で太いようです。
葉の形も違います。
モフモフのヤブマオの花
メヤブマオよりも自然教育園では早く咲き、メヤブマオが咲く頃には終わりかけています。
美しい紫色のハグロソウの花が沢山咲いていました。
オニヤンマが停まっていました。
エメラルドグリーンの目が綺麗です。
自然教育園には美しい鳥や蝶々やトンボが数多くいます。
ヤブランの花があちらこちらに沢山咲いていました。
クサスギカズラ科
ランの仲間では無く、アスパラガスと同じ仲間です。
ヤブランの花
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最後迄見て頂きありがとうございます🙇
少しでも涼しさを感じて頂ければ幸いです。
美しいアザミが咲く頃に又訪れたいと思いますので、見て頂ければ嬉しいです。
朝から素敵お花さん達
素敵ですね。
ありがとうございます。