ブルーグレイの葉の先のほうがピンクに色づく、スラリと伸びた葉っぱがキレイな種。名前はよく聞くけどその輪郭がぼんやりとしているコ「コロラータ」。他の種とよく似ていたり、交配親によく使われていたり、それ自身バリエーションが豊富だったりするからでしょうか。学術的にはコロラータ E. colorata f.colorata とブランディティ E. colorata f.brandtii に2分されますが、色白小柄なリンゼアナ E. colorata 'Lindsayana' 、メキシカンジャイアント E. colorata 'Mexican Giant' なども有名です。「原種コロラータ」や「野生コロラータ」と言うときは何かしら特定のバリエーション・個体を指しているようですが(ちょっと顔が違う…)けど区別はふわっとしています。
しっかりとパウダーをまとったペールカラーのグラデーションが目を引く、Frank Reaineltさん作出のハイブリッド。カンテ E. cante とサブセシリス E. peacockii 'Subsessilis' の交配種というのが通説ですが、羽兼さん曰く「コロラータ✕ピーコッキーのほうが有望」とか(ICNも「カンテちゃうで」と)。やや幹立ちする性質があるのと、葉っぱが垂れ下がりやすいのですが、季節が巡ってくるとまた元気なロゼットを開いてくれます。 2023.3.20植え替え(肥料入り)
小さめの丸くてホワイトパウダーに覆われた葉っぱをひろげるかわいい系ハイブリッド。ラウィ E. laui とリンゼアナ E. colorata 'Lindsayana' の交配種。 2023.3.20植え替え(肥料入り)
ラウリンゼ
むっちりまんまるで、ホワイトパウダーを纏ったブルーグレイの葉っぱがチャーミングなハイブリッド。ご両親は名前の通りラウイ E. lauii とリンゼアナ(今はコロラータの1種 E. colorata 'Lindsayana' )でカリフォルニア生まれ。丸さと白さをラウイから、ブルーとピンクのベースカラーと丈夫さをリンゼアナから受け継いだ、繊細なテクスチャが美しくも丈夫で育てやすい、完成度の高い優等生です。「ラウィーリンゼ」というラベルも見かけますがたぶん同じ種です。 2023.3.20植え替え(肥料入り)