今、奄美のソテツが大変ことになっています。
ある昆虫の外来種の侵入によって奄美大島5市町村全てでソテツの被害が拡大しているのです。
日本でも、よくいろいろな植物を荒らしているその外来種の正体は「カイガラムシ」です。
このままでは、ソテツが非常に多くある龍郷町にも危機が迫っています😱
それと、ソテツの若葉を食い荒らすクロマダラソテツシジミの状況もお伝えします📷😃
外来カイガラムシ及びソテツシジミの特徴など
ソテツをエサとするこの昆虫は、外来種の一種、カイガラムシ。
学名は「アウラカスピス ヤスマツイ」で、英語表記の通称はcas(キャス)です。
『世界で恐れられているソテツの害虫』だそうです。
このカイガラムシがつくと、葉は黄白色になって立ったまま枯れます。
ハワイ、台湾、フィリピンなどではこのカイガラムシによって大分ソテツがなくなってしまったそうです😭
このカイガラムシが日本で最初に発見されたのは、奄美大島中心部の奄美市名瀬の山羊島(やぎしま)です。
島内に大量の枯れたソテツが見つかり、この種が見つかりました😃
2022年10月から被害が確認されたそうです。
もうひとつの害虫、クロマダラソテツシジミはチョウ目シジミチョウ科。島内どこにでもいるシジミチョウです。
幼虫は、ソテツの若葉のみを食い荒らします😥
最悪の場合、まずカイガラムシがつく→枯れた葉が伐採される→新芽が出る→クロマダラソテツシジミが卵を産む🪺→新芽が食べられる→それが続いてやがてソテツが枯れるという絶望的な状況になってしまうのです😞
カイガラムシの被害
龍郷町の中勝や赤尾木では、かなりの数がカイガラムシにやられています😞
カイガラムシにやられるとこのようにソテツは枯れてしまいます😞
よく見てみるとどこもかしこもびっしりカイガラムシです😞
こちらでも…💦
このままでは、ソテツが大群生している龍郷町の安木屋場も大きな被害を受けるかもしれず心配です😥
クロマダラソテツシジミの被害
クロマダラソテツシジミはソテツの若葉にたくさんついています🙃
若葉などには卵がたっぷりくっついていました😰
このように卵がびっしり🥚!
幼虫です。
ソテツの若葉しか食べません😅
若葉が出ると、続々とクロマダラソテツシジミが卵を産み付け、このように幼虫で丸裸になってしまいます😞
食害された後に成長した葉です😃
残念ながら、かなりひどくやられています😞
まとめ
以上が奄美のソテツの現場報告でした😃
また状況が変わったらお伝えします😄
貴重な情報、ありがとうございます!
深刻ですね💢
高松には栗林公園、玉藻公園をはじめ、ソテツがたくさんあり、どこでも素晴らしい景観を作っています。(そういえば、母の実家の庭にもありました。)関係者の方々はご存知かもしれないけれど、注意して見守りたいと思います٩( 'ω' )و