パンジーの画像

パンジーの育て方

  • スミレ科
  • スミレ属

パンジーの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Viola ×wittrockiana

別名

ビオラ

原産地

ヨーロッパ

パンジーの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
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12

肥料

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開花

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パンジーの育て方の画像

パンジーの育て方

花の色が豊富なため、寂しい花壇を一気に彩ってくれることから人気の高いパンジー。

ヨーロッパの原種を何度も改良を加えていくうちに、今の姿になったと言われています。

今回はそんなパンジーについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

パンジーは日当たりのいい場所を好みます。

もしも日当たりの悪い場所で育ててしまうと、茎だけが伸びた不格好な姿になってしまうだけでなく、花が咲かなくなってしまいます。

そのため可能な限り、北以外の向きで日当たりのいい状況で管理するようにしてください。

 

置き場所

パンジーは、霜に当たっても枯れはしないほどに、冬の寒さには強いため防寒を行う必要はありません。

けれども、ベランダの寒風が直撃するような場所で育てると葉が紫へと変色してしまう可能性が高いので避けてください。

高温多湿には弱いので9月あたりに買った苗は、涼しい場所で育ててあげましょう。

なお苗の購入は涼しくなる10月がおすすめです。

 

水やり

パンジーの水やりは季節ごとに異なるだけでなく、まず第一に鉢植えか庭植えによって大きく差があります。

まず鉢植えで育てる場合には、基本は常時水をたっぷりと与えるというつもりで水やりは行ってください。

タイミングとしては、土の表面が乾き、鉢の重さが水をたっぷり与えたときの約半分ほどになった頃合いがベストでしょう。

繰り返しチェックをすることで、感覚を養ってください。

一方花壇などの庭植えの場合には、植えた直後にまずは水をたっぷりと与えましょう。

次いで根が徐々に張り出すので、11月〜2月頃までは水をたっぷりと与えておけば問題ありません。

夏場の水やりについては、夏前に枯れてしまう種が主流なので、心配する必要はないケースもあります。

 

冬場の水やりで注意すべきことは、夕方以降になる前に行うということでしょう。

冬の夜はかなり冷えて、与えた水が原因となって土が凍ってしまう可能性があります。

パンジーは土が凍っても枯れはしませんが、水が吸えなくなってしまい、萎びてしまいます。

そのため冬も元気な姿でいてほしいのならば、夕方になる前、朝や昼に水やりを行うようにしてください。

 

肥料・追肥

パンジーは花が咲いた以降は、ほぼ常時咲き続けるので肥料を与えて元気な状態を維持できるよう補助してあげましょう。

基本肥料が途切れると花も咲かなくなるという認識で肥料を与えるのがいいでしょう。

まず植え付けの段階で用土に、事前に緩効性肥料を混ぜ込んでください。

そして以後、10日に1回の頻度で液体肥料を与えておきましょう。

与える時期としては、開花期に当たる10月〜3月がいいでしょう。

ただし3月下旬以降は暑さで株が弱り始め、肥料が多いと逆に弱ってくるので、量を減らすか一切与えないほうがきれいに咲いてくれるでしょう。

 

用土

パンジーに適した用土は、当然ながら市販のパンジー用の培養土でしょう。

もしくは花と野菜の用土でも育ちように、有機質に富んだ水はけの良い土を好みます。

もし配合土を作る場合には、赤玉土7・腐葉土3の割合で混ぜたものか、赤玉土7・ピートモス3に加えて堆肥や化成肥料をくわえると根の張りがよくなります。

なお堆肥は植え付けの1,2周間前には行っておきましょう。前もって発酵させることで、パンジーの根でも耐えうる状態にできるのです。

もし時間がない方は、完全発酵している牛糞堆肥が通販やホームセンターでも販売されているので、そちらを利用してもいいでしょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

パンジーは暑さには弱く夏前には枯れてしまいますが、寒さには多少耐性のある植物です。

そして開花時期が10〜6月となっているため、植え付けは秋頃に行います。

一般的に広く行われている苗の植え付けは10月中旬以降がベストとなります。ただし霜が降りる前には済ませましょう。

冬らしい寒さが来る前に植え付けることで、十分に根を張れ、春先でも生育がよくなり、長い期間花を楽しめます。

また注意すべき点として、苗を購入した際に根が土を包むようにびっしりと張っているケースがあります。

全体の底のあたりにある根を剥がしてしまい、側面の根も解して植え付けると根の張りがよくなります。

植え替えは、夏には枯れるので必要はありません。一方種蒔きは、8月下〜9月の初旬に行ってしまいましょう。

品種に寄っては、8月中に蒔いておくと年内から花が見れる場合もあります。

秋の半ばあたりに種蒔きをしてしまうと、苗が育つ前に寒くなっていまうことで開花が遅れる可能性が高まるので要注意です。

風通しがよい場所に置き、苗が元気に育つように日の当たる場所を選んであげましょう。

 

増やし方

パンジーを増やす方法は種蒔きになります。パンジーは花が咲き終わると、花びらを散らせ鞘とガクのみが残ります。

その鞘の中に種があり、時期が来ると鞘が弾け種が外へと飛び出すようになっています。

この種を収穫することで、一度育てたものと同種の花を咲かせることができるようになります。

種の収穫方法としては、鞘が弾けるのが日中に限られているので、パンパンに晴れた鞘を取ってしまってもいいでしょう。

鞘を開いて種を取り出して下さい。なお取り出した種は、1週間〜10日は乾燥させてください。

風通しのいい室内で行うのがベストです。

最後にジップロックなどに入れて、種を蒔ける時期まで冷蔵庫で保管しておくといいでしょう。

 

病気・害虫

パンジーがかかりうる病気は、うどんこ病とモザイク病、灰色カビ病の3つです。

うどんこ病は温度が低くても発病するので、日当たりや風通しをよくすることで改善できます。

また酢をかけておくと予防にもなります。モザイク病は、アブラムシを媒体として起こる病気なので、害虫対策が重要となります。

灰色カビ病は、日当たりと風通しをよくすることで防げます。

全て発生後は、薬で対処するのが最適です。害虫としては、アブラムシやヨトウムシ、ナメクジが挙げられます。

アブラムシは酢、ナメクジは鉢底に薬剤を置くだけで未然に防げますが、ヨトウムシに関しては駆除する他ないので、見つけ次第潰してしまいましょう。

 

管理温度

パンジーの管理温度は、種類によって多少異なりますが、基本は15〜20℃の環境でよく育つ性質にあります。

そのため、花壇で咲かせる場合、冬場も咲かせる場合にはビニールなどで覆ってあげる必要があるでしょう。

品種によっては耐寒性のないもの、あるものと多少変化があるので、随時自身の育てているパンジーの成長速度などを管理して、よりよく成長できるようにフォローしてあげましょう。

 

種類・品種

パンジーは、皆さんご存知でしょうが花の色が豊富なだけでなく、花の大きさも様々あるそうです。

花の形で分類すると、主に特殊系、巨大輪形(花径12センチ以上)、大輪系(花径8〜9センチ)、中輪系(花径6〜7センチ)、小輪系(花径4〜5センチ)とわけられます。

特に特殊系と呼ばれる種には、ゆったりとしたフリルのような姿をした「カンカン」や、

黒い花を咲かせる「スプリングタイムブラック」、

完全にフリル状で青〜白までの色の花が咲く「オルキブルーシェード」など、可憐な種類が多く見られます。

私たちが学校の花壇でよく見かける種は、大輪系の仲間でしょう。

イオナ パープルアンドイエロー」や「イオナ パープルアンドホワイト」などは、よく見かける複色のタイプです。

 

トリビア

風水

パンジーはまさに多種多様な色を持っているからこそ、風水の中でも幅広い効果を発揮します。

主に黄色の種類が金運アップに効果があるとされ、家の西に置くことで効果あるとされています。

他にも赤ならばダイエット効果、青はストレス軽減効果、黄色は豊かさをアップ、オレンジは人間関係の良好に効果あり、

紫は社会的地位のアップ、白は気の浄化の効果、ピンクは恋愛運を向上させるそうです。

特に黄色と紫は、白と組み合わせて飾ることで、さらなる効果が期待できそうです。

 

花言葉

パンジーの花言葉は、なんと色ごとに違います。

色が面白いほど豊富なのでうなずけもしますが、それぞれの花言葉にはもっと納得できるでしょう。

まずパンジー全般の花言葉は「もの思い」「私を思って」といった純愛や片思いを連想させるような言葉で、まさに乙女にピッタリと言えるでしょう。

では色別にはどうなのでしょうか?

まずよく見かける紫は「思慮深い」「誠実」「律儀」と一気に色としてのニュアンスを多分に含んでいます。

黄色は「つつましい幸せ」「田園の喜び」、白は「温和」、オレンジは「イノセント」、アプリコットは「天真爛漫」と多種多様です。

ただどれも恋に悩む少女を思わせるような意味合いがこもっているので、女の子にはぴったりでしょう。

 

由来伝承

パンジーの名前の由来は、フランスで「思い」「考え」を意味するpanseeに由来しています。

パンジーが頭をたれて物思いにふけっている人のような姿全体をしていることから、名付けられたのだそうです。

日本には、江戸時代末期に当時商船が来ていたオランダから渡来し、「遊蝶花」や「胡蝶菫」と訳されました。

そして後に、1つの花が3色も色を持つことから「三色菫」と呼ばれ、最終的にはもともとの名であるパンジーと呼ばれるようになったそうです。

パンジーが3色になった理由が、ローマ神話においては神の使いであるキューピッドによってもたらされたとされています。

ある日春の野へと降りてきたキューピットが、スミレの花を見つけその美しさに驚嘆し、「私の面影を映すから、人々へ真の愛を伝えておくれ」と囁き、3度キスをして去ったところ、スミレは3色になり、パンジーとなったとされているようです。

 

まとめ

今回は愛の花・パンジーについて、育て方を中心に簡単にご紹介しました。

日本でも花言葉や伝承に違わず、子どもの頃から多くの人が、その鮮やかで美しい姿で楽しませてもらってきたことでしょう。

そんな花を自宅で育ててみれば、家族や恋人と一緒に、もしくは一人身でも、真の愛を見つけるチャンスが得られるかもしれません。

比較的育てやすい植物でもあるので、是非挑戦してみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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