レモングラスの画像

レモングラスの育て方

  • イネ科
  • オガルカヤ属

レモングラスの基本情報

ジャンル

ハーブ

形態

多年草

学名

Cymbopogon citratus

別名

原産地

南インド

レモングラスの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

開花

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レモングラスの育て方の画像

レモングラスの育て方

爽やかなレモンに似た香りが特徴のレモングラスは、ハーブティーとしても広く知られています。

葉の部分を細かく薄く刻むことで、料理の香りつけとしても使われることがあるようです。

今回はそんなレモングラスについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

レモングラスは熱帯性の植物のため、適度な日当たりの良さを好みます。

ただ葉が茂りやすいために、非常に蒸れやすい性質をもっています。

この点を考慮して、適宜葉を剪定して育ててあげるとよいでしょう。

蒸れを改善できれば、夏の暑さには十分耐えられるほどに強くもあります。

夏場の強烈な日差しもある程度までならば耐えられるでしょう。

ただしあまりに強烈すぎるのは、網やレースで覆ってあげるなどしてあげてもいいかもしれません。

 

置き場所

熱帯植物のため、暑さには強いレモングラスですが、一方で寒さはめっぽう苦手です。

また葉が茂りやすいことから蒸れやすく多湿も好まないため、風通しがよく温暖な、もしくは少し暑いくらいの場所に置いてあげるといいでしょう。

耐寒性が一切ないので、冬は室内に必ず取り込んで日当たりの良い場所で管理し、

冬越しはかなり注意して行う必要があります。

もしくはレモングラスの頑健な性質を活かして、切り取って水に付けておくだけでも根が生えてくれるので、

春になってからその根が生えたものを新しい土に植え付けつのも一つの手と言えるでしょう。

なお鉢植えで育てている場合には、無霜地域以外では霜が降りる前に鉢上げをするという形で管理してください。

 

水やり

水やりは蒸れすぎに注意して、適宜土が乾いていたら与える程度で問題ありません。

なお庭植えの場合には、雑草にも負けない生命力を発揮して元気に長生きすることも可能なので、水やりはほとんど必要ないでしょう。

熱帯地域の植物ということもあり、乾燥のしすぎは大敵です。

そのため冬も夏同様に、乾燥しすぎない程度に水やりをしてあげましょう。

 

肥料・追肥

肥料はまず植え付ける際に土に肥料を混ぜる必要があるでしょう。

庭植えの場合にはガーデニング用もしくは野菜用の粒状肥料を1平方メートルにつき70gほど植える場所の土にしっかり混ぜ

鉢植えの場合にも用土1リットルにつき5gほどだけ同様の粒状肥料を与えるいいかもしれません。

また追肥の場合には、4〜10月がかなりの速度で生長する時期となるので、

月1の頻度で液体肥料を、もしくは週1の頻度で1000倍の濃度に薄めた液体原肥えを与えるように努めてください。

なお冬は必要ありませんし、肥料が少なくても枯れることはない丈夫さです。

 

用土

水はけさえ良ければ、特に土の好みにうるさくないのがレモングラスのよさと言えるでしょう。

ただし可能ならば酸性ではない土壌にしてあげる方が、元気に育ちやすいのはお忘れなく。

もしも徹底して元気にしてあげたく、鉢植えに配合土を入れて育てる場合には、

市販のハーブ用土か、赤玉土7・腐葉土2・川砂1の割合で混ぜるようにしてください。

地植えの場合には、植える2週間前の段階で苦土石灰を植える予定の場所の土にしっかりと混ぜ込んでおいてください。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え替えは、鉢植えの中がレモングラスの伸びた根でいっぱいになった時点で行うようにしてください。

地植えの場合は、特に植え替え等の作業は全く必要ありません。

けれども、地植えのままでほうっておくと冬越しができない可能性が大きいでしょう。

したがって冬になる前に、根から全体を掘り上げて鉢に植え替えてしまいましょう。

室内で管理する方が枯れずに冬を越しやすく、長生きさせてあげられます。

なおそうした植え替え後の植え付け直後は、根付くまでの間、たっぷりしっかりと水を与えるようにしてください。

 

増やし方

レモングラスは株分けで増やすことができます。

冬越しの方法として紹介したようにして、処理します。まず株の葉の根本から1本ずつ切り分けてください。

次いでそれらを新しい用土に挿すように植え付けていきます。そして根がしっかりと張るまで、水をたっぷりと与えましょう。

適期としては、レモングラスが今後も生長し続けることが可能な4月以降でしょう。

特に春先に行うと元気にぐんぐんと育つ時間が得られるでしょう。

 

病気・害虫

レモングラスには、特に注意すべき害虫はいません。

病気にもかかりにくい丈夫さを誇っていますが、耐寒性がかなり低いので冬越えの方法をマスターしておく必要があります。

ハーブには耐寒性の低いものがそれなりに存在し、ハーブもその1つですが一年草のため枯れても仕方がありません。

けれどもレモングラスは多年草。そのため冬越えさえしっかりすれば、ずっと長生きしてくれるのです。

冬越えの基本的な方法としては鉢植えで育てることで、冬には室内に移動させるというものがあります。

ただその場合だと、地植えの場合は植え替えという面倒な作業が必要になってしまいます。

けれども地植えのままでも冬越えをさせる方法は多少あります。

それが発泡スチロールやビニール袋を駆使して、専用の囲いを作ることです。

その際にレモングラスを地上5〜10センチほどの高さで剪定してしまいましょう。

剪定しても春が来ればぐんぐんと生長してくれるの心配はご無用ですよ!

 

薬用や用途

レモンに似た爽快な香りをさせるレモングラスには、柑橘系の植物と同様に抗菌・殺菌作用があります。

そのため、風邪の予防や腹痛、下痢の緩和にも効果的だとされています。

したがって風邪の症状が出始めた際には、レモングラスを使った紅茶を飲むことなどがおすすめです。

水虫の治療にも効果があるようです。

またレモングラスの香りについても効能があり、虫が嫌うため虫除けスプレー等の材料として使われることもあるようです。

自宅でできる方法としては、育てたレモングラスの葉をクローゼットの中に忍ばせておくだけで虫がつかないともいわれます。

このハーブが放つレモンのような香りは、眠気を覚ます効果もあるので、気持ちを切り替えさせてくれます。

憂鬱な日々が続いているようならば、是非使ってみてください。

他にも胃の働きを助け、消化を促進してくれることから、脂肪分解を促す作用もあると期待されています。

食べ過ぎでの胃もたれや胸やけの際などに、レモングラスのハーブティーを飲んでみましょう。

さらには水蒸気蒸留法を用いて取り出された精油は、食品や飲料、香水などに添加して使われています。

精油の場合には、消化促進作用も期待できるので、食欲不振や消化不良に悩まされている方は改善できるかもしれません。

また鎮痛作用ももっているので、代謝や血行のよさを促進して運動後の疲労回復や神経痛や頭痛の改善にも効果が高いと考えられます。

肩こりに悩まされている方も必見です。ほかにもスープやカレーなどに用いられています。

 

利用部分

レモングラスは、その全てが利用対象となっていますが、特に使われているのは葉の部分でしょう。

なお地際の茎の部分が球根のように膨らんでいて柔らかいことから、薄く刻んで料理の材料として使われているようです。

 

管理温度

熱帯性の植物であるレモングラスにとっての生育適温は5℃〜30℃です。

ただし日本の寒さに、そのまま耐えうるだけの耐寒性は一切持ち合わせていないので、厳重な管理が必要になります。

最もおすすめなのは鉢に入れて室内取り込むことですが、地植えをしてしまい植え替えるのが面倒という方もいるでしょう。

こうした皆さんは是非発泡スチロールやビニール袋をフル活用してください。

レモングラスが生えている場所を全て覆い隠すようにそれらをかぶせて管理することが、外で冬越えをさせてあげられる唯一の方法だと思っておいてください。

 

種類・品種

レモングラスは南インドやスリランカ、東南アジアに多く生息し、数十種類ほどが存在しているとされています。

中でも有名なのは西インド種(西インドレモングラス、ホワイトグラス)と東インド種(東インドレモングラス、レッドレモングラス)でしょう。

日本で販売されているレモングラスのティーのほとんどは西インド種が用いたれているようです。

今では西インドで育てられているらしい東インド種は、茎が赤く柑橘系の香りだけでなくバラのような香りが強烈です。

一方の西インド種は、スリランカが原産だと考えられており、

西インド諸島からアジア、アフリカといった熱帯地方で栽培されており白い茎を持ち柑橘系の爽快な香りをしています。

香りの質自体は西インド種の方が高く評価されていますが、ただ精油としては東インド種の方が多く用いられているようです。

なお今現在の栽培は、インドだけでなく、ネパールやブータン、エジプト、オーストラリアなどでも、その生命力の高さを発揮してかなり広くで行われているようです。

 

収穫

レモングラスの収穫は、6〜10月頃に1株あたりの葉が15枚以上生えた段階が適切でしょう。

特に7、8月の時期はぐんぐんと生育するため、株元から10〜15センチだけ残して切り取ってしまいましょう。

外側から刈り取るようにハサミなどの刃物で切ると、きれいに収穫できます。

なおその後の保存方法としては、生の状態で根本をざく切りにして水に入れて茹でるだけでレモンティーの完成です。

その他の刈り取ったものは冷蔵庫に入れて保管しましょう。また乾燥させてポプリとして使うのも楽しいかもしれません。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

レモングラスはイネ科オガルガヤ属の多年草ということで、稲のように花をつけます。

米粒程度の大きさの黄色い花に、たくさんの赤っぽい毛が生えたような姿をしています。

 

トリビア

風水

風水において、レモングラスを含む植物の緑色は「運を運んでくる」力があるとされています。

特にいきいきとした観葉植物には、気を浄化する作用をもっており、良くない流れを入れ替えてくれる効果があるそうです。

そのため、植物の中でも芳香性のあるものの香りを室内に満たす、もしくは巡らせることでより運気をあげるともいわれています。

こうしたことから、寝る前に収穫したレモングラスのティーを作って香りと味を楽しむといいでしょう。

もしくはレモングラスを用いたアロマなどを使うと、心も安らぐので効果は高いかもしれません。

レモングラスは中でも金運アップの効果が高く、職場での出世や起業独立を目指す方にはおすすめです。

コミュニケーションがスムーズにいくように働きかけてくれる効果もあるようです。

 

トリビア

花言葉

レモングラスの花言葉は、爽快、爽やかな性格、凛々しさです。

香料としても用いられるようなすっとした香りをさせることに由来した花言葉といえるでしょう。

憂鬱な状態が続いている日々をスッキリさせたいと思った瞬間に買ってみるといいかもしれません。

もしくはすでに紅茶になったものを買うか、もしくはどんよりと悩んでいる友人をスッキリさせて上がるためにプレゼントするのもいいかもしれません。

風水的にもいい効果をもつとされている植物なので、自宅用に買ってみてもいいですよね。

 

由来伝承

レモングラスはインドやスリランカ、インドシナ半島を原産としており、熱帯アジア地域に自生しているハーブとして親しまれてきました。

歴史はかなり古いようで、インド周辺の地域では数千年前から人々にから好んで使われ、栽培されてきたそうです。

伝統医学であるアーユルヴェーダでも利用されてきたといわれています。

このハーブには、レモンと同じ香りの成分であるシトラールが含まれており、爽快な香りを放っていることから、レモンの香りのする草ということで「レモングラス(lemon grass)」と名付けられたようです。

 

まとめ

今回はハーブティーの1種としても人気なレモングラスについて、育て方を中心にご紹介しました。

レモングラスは、タイ料理トムヤムクンをはじめ、東南アジア料理に欠かせない材料ともなっています。

その用法としては、肉や魚の臭みを消すほか、カレーの香りづけ等にも用いられてきたようです。

育てて乾燥させた葉を使うか、生葉を使用して、レモンの香りを豊かに感じられる生活を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

自分で好みの香りの品種を選んで育てて、他のハーブとのブレンドすることで、楽しんでみるのもありでしょう。

いい香りの植物が気になるなとお考えの方などは是非とも育ててみてください。

きっと爽快な気分を味わって、気分転換ができますよ。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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