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ガジュマルの挿し木による増やし方!太くするにはその後どうする?

今育てているガジュマルが少し大きくなってきたな、もっと増やしたいななと感じたら、剪定した枝を使って挿し木でガジュマルを増やすことができます。ガジュマルの増やし方では挿し木が一般的で成功率も高いので、初心者でも気軽に挑戦できますよ!

ここでは、ガジュマルの増やし方「挿し木」の方法や時期について詳しくご紹介します。

ガジュマルの増やし方は「挿し木」がおすすめ

ガジュマルの増やし方には「挿し木」「取り木」「種まき」の3つの方法があります。

しかし、取り木は難易度が高かったり、種はあまり流通しないことや育苗には適切な湿度気温の管理が必要になることから、もっとも簡単なのは挿し木で増やす方法です。

そもそも挿し木とは、植物の一部を切り取り、別の場所に移して発根させて増やす方法のことです。すでにある程度育った枝葉を使うので、最初から観葉植物としても楽しめるメリットもあります。

ガジュマルの挿し木はとくに難しい作業ではないので、気軽に挑戦してみましょう!

ガジュマルの挿し木の時期!剪定といっしょに行おう

ガジュマルの挿し木は5〜9月の時期に行いましょう。この時期のガジュマルは生育期といってとてもよく成長するので、挿し木のためにカットした枝からも根がでやすくなります。

ちょうどこの時期は剪定の手入れをする時期でもあるので、剪定で切り取った枝葉を使って挿し木にするのもおすすめです。

9月以降にガジュマルの挿し木をすると、根がでない可能性もあります。もしくはしっかりと発根しないまま苦手とする冬を迎えるため、途中で枯れてしまうこともあるため控えてください。

ガジュマルの挿し木に必要な道具

ガジュマルの挿し木に必要な道具は次の物です。

  • 清潔なハサミ
  • ポリポットなどの容器
  • 挿し木用の土(赤玉土小粒100%で代用可)
  • コップ

挿し木用の土というのは、一般的な観葉植物の土ではなく「種まき・挿し木用の土」といった名目で市販されている、無菌で清潔な土です。

挿し穂(挿し木するために切り取った枝)はとてもデリケートなので、発根していない状態で有機物の多い観葉植物の土を使うと、かえって弱ってしまい失敗することもあるので気をつけましょう。

ガジュマルの挿し木での増やし方

  1. 挿し木のための挿し穂を切り分ける
    ガジュマルの母株から元気な枝を選び、10cm前後で切り取ります。剪定した長い枝を10cmずつに切り分けて使うこともできます。こうして切り取った枝は挿し穂といいます。
  2. 挿し穂の余分な葉を落とす
    挿し穂がカットできたら、上の葉3〜5枚を残して、挿し穂の長さ2/3以下にある下葉を取り除きます。挿し穂に対して大きな葉がある場合は、葉を半分に切りましょう。
  3. 挿し穂の切り口を水につける
    挿し穂に十分に水分を含ませて発根率をあげるためにも、土に挿す前に、切り口を斜めに切り直して、水に2〜3時間つけておきます。
  4. 挿し穂を土に挿す

    挿し穂を土に挿すポリポットに挿し木用の土を9分目まで入れ、挿し穂の2/3が埋まるくらいに挿します。

    発根するまでの2〜3週間は、土が乾燥しないように水やりをして、明るい日陰で管理しましょう。

  5. 鉢に植え替える

    2〜3週間後、株元を少し揺らしてぐらつかないようであれば発根している証拠なので、新しい鉢に植え替えします。

    鉢には鉢底ネットや鉢底石を敷いて、観葉植物用の土を半分ほどいれたら、発根した挿し穂を真ん中に据えて、隙間に土を入れ込んで埋めていきます。たっぷりと水やりをして完了です。

    植え替えの詳しいやり方はこちらの記事を参考にしてください。

ガジュマルの挿し木は水挿し(水耕栽培)でも増やせる!

ガジュマルを挿し木で増やすとき、2回も植え替えたり、挿し木用の土やポリポットを用意するのが面倒というときは、発根するまで水挿し(水耕栽培)で管理する方法もおすすめです。

水挿しとは、そのまま水の中で発根させる方法です。上記の工程3の状態のまま、毎日水を交換して明るい日陰ほどの場所で管理しましょう。

1〜2週間もすると枝に白い斑点が浮かんで、そこから発根してきます。透明な容器に入れると根の様子がわかっておすすめです。

十分に発根したら、観葉植物の土に植え替えすればOKです。そのままガジュマルの水耕栽培として育てることもできます。

ガジュマルの挿し木をしたその後の管理方法!幹を太くさせる方法は?

ガジュマルを挿し木で増やしたものの、その後気になるのが挿し木苗の枝・幹の細さです。

ガジュマルといえば太い幹が入り組んだような個性的な株姿が魅力で、せっかくなら同じような株姿を楽しみたいですよね。

ですが、挿し木苗を育てても母株のような幹が太い状態にはなりません。というのも、幹に見える部分はもともと根上がりした“根っこ”だからです。つまり、これまで枝として葉をつけていた挿し木部分は太くなりようがないのです。

それでも時間をかければ、ガジュマルらしい樹形に近づけることはできます。4〜5年以上の時間はかかりますが、地中で太らせた根を少しずつ地上に露出していく方法なら可能性はあります。根を太らせることが目的なので、この間、地上部の枝が伸びたら短く剪定しておきましょう。

当初の枝だった部分は太くはなりませんが、挿し木苗も根を太くすることはできるので、少しずつ根上がりさせて楽しんでくださいね。

ガジュマルの挿し木を成功させる4つのコツ

挿し木の時期を守る

ガジュマルの挿し木の時期は5月から7月とご紹介しましたが、必ずこの時期を守ってあげてください。それ以外の時期ではガジュマルの負担が大きく、株が弱る可能性が高くなります。

清潔なハサミで剪定する

普段よく使うハサミには雑菌がついていますので、そのままカットしてしまうとガジュマルの断面に菌が入り込み、根が出ないことが…。必ず清潔なハサミをお選びください。新しいハサミである必要はないので、刃の部分を綺麗にするだけでも問題ありません。

すぐに日当たりのよい場所に移さない

ガジュマルを土に移したら、大きくなってほしい気持ちから屋外の日当たりのよい場所に起きたいかと思います。しかし、土に移ったばかりのガジュマルは負担がかかった状態ですので、ちょっとした日差しも強すぎるのです。最初は明るめの日陰から始め、徐々に日差しにならすようにしてください。

ガジュマルを挿し木で増やしてみよう!

ガジュマルは挿し木で増やすことができます。新しい種や苗を購入する必要がないのと、今まで育ててきた愛着のあるガジュマルを増やすことができるので、おすすめです。自分が選んでカットした枝から根が生え、また大きく成長してくと嬉しい気持ちになりますよね。ぜひ挿し木に挑戦してみてくださいね。

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