ペラルゴニウムの種は本当に美しい造形ですね、羽が付いていませんでしたが播種を楽しむ事が出来ました。
2021年9月30日実生スタート🌱
初めてのペラルゴニウム実生
今回は輸入種子を入手(5粒)
自家採取なら羽付きでとても美しい種が見られます、種の先にツイストした軸が付きその先に羽が付く構造です。
いつか自家採取してみたいな。
先ずは入浴させて…と
いつもの様にベンレートとメネデールの希釈水につけました。
ん?
あれ………?
種が泳いでる!
(動いてる!)
気持ちよさそう♪
なんとツイストした軸の部分が
水に濡れるとほどける
仕組みになっていたのです!
面白い!
知らなかった!
乾かすと元のツイストに戻るのかな?
そしたらまた泳ぐところ見られる?
とかなんとか考えましたが種が駄目になりそうなので、そこはぐっ…と我慢しました。大人なので…。
気を取り直して…
入浴後のピーンとした種達…w
なんか可愛い。
この時点で中の種が透けるのですが2つ程怪しい…
でも蒔きます。
今回の播種は『低温湿潤処理』という発芽方法を試してみようと思います。
種を湿らせ、寒さに一定期間当てる事で眠っている種を休眠打破する方法です。
これは種によって温度や期間が異なるのですが、今回は8℃の冷蔵庫に2週間入れてみる事にしました。
(冷蔵庫の温度は表示のある自動温度設定でない限り、外気温や冷蔵庫内の置き場で温度が変化するので時々温度確認をオススメします、例えば冷蔵庫の上段と下段ではかなり温度が変わります。)
種を一晩浸したら、キッチンペーパーを種が挟める大きさにカットします。
種を浸していた液にペーパーも浸し、それから種を挟みます。
チャック付きのパケに品種と日付を書き、挟んだ種を入れて完成です。
(全てピンセットで行います。)
種が丸いと挟んでから動いてしまうのでペーパーを先に濡らしてから挟むのかポイントです。
写真はウェットティッシュですが、キッチンペーパーの方が液のふくみもよく扱いやすかったです。
このピンセット、セリアのピンセットですが凄く扱い易くてオススメです。
(ネイルのコーナーだったと思いますが、普通のピンセットコーナーには置いていなかったです。お店により異なると思うのでお店の方に聞いてみて下さい。)
今回の作業は勿論、受粉作業にも適しています。私は気に入ってまとめ買いしてあります。
話がそれましたが…
こんな感じに仕上がります。
あとはこれを密閉容器に入れて冷蔵庫へ。
光が当たらない方が良いので、容器をアルミホイルで包みましたが、何度か開けて様子を見る時にアルミが破けるので他の物で光を遮って下さい。
ここから2週間、たまにチラチラ覗きながらスタートです。
ようやく播種(10月18日)
2週間と思っていたら忙しくて蒔けず延びてしまい18日後、冷蔵庫から取り出した種は発根していませんでしたがこのまま播種します。
(薄皮が少し裂けているものがあった程度です。)
鉢底(赤玉中)を入れブレンドした培養土に灌水して微塵を流します。
水が落ちたら、その上に種をピンセットで播種します。
播種した種の上に赤玉の細粒を覆土します、種が隠れる程度にしました。
この後は上からは灌水せず腰水で吸水させます、蓋付き容器に入れ湿度を保ち屋内東側窓辺で管理しました。
日照時間は今の時期で2~3時間程。
中が高温になりすぎないように播種時期や置き場(日照時間)に注意しました。(必要な時は蓋をずらします)
そして播種して一週間後…
ついに来ました!
見えます?
茶色い小山!
このまま終わりかなと思っていたので、一粒でも嬉しい✨
ここまで茶色い写真ばかりで失礼しております^_^;
11月1日、今日の様子🌱
双葉が開いて、中心にまだ小さな小さな本葉が見えます。
あれ?…
写真を撮っていると土が動いた形跡が…
土をそっと退かすと何か見えます🔎
二つ目が来そうです!
どうか無事に目覚めますように。
今回は輸入種子であった事もあり、普通の播種では発芽が難しく感じたので低温湿潤処理を試してみました。
しかしこの結果が成功なのかどうなのか、同じ種で普通の播種と比較して播種していないので分からないままです。
そもそも普通の播種とはどうやるのか?
というレベルの初心者なので、これから経験を積んでいきたいと思います🌱