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植物の土を作る(2023年7月更新)

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良い培養土が見つからないので自力で混ぜます ホームセンターで買える土をブレンドします 2023/7/20 使ってる土の品質が変わったので追記
準備した土
今回はホームセンターで色々売ってる土の中で

・赤玉土
・黒土
・腐葉土
・日向土(軽石)

をベースに使います

土を肥やす為に馬糞堆肥(バーク堆肥)を後で足します
土の種類
左が鹿沼土、右が赤玉土

基本的に植物を植えるベースには赤玉土を使う事が多いですね
土質が中性から弱酸性で多くの植物に適応しやすいし
粒状になっており空気と水の通りが良く
特に難のない土になっています

よく似た鹿沼土は土質がかなり酸性という特徴があり
酸性土壌を嫌う植物には向いていません
赤玉土よりやや崩れやすい傾向があります
植物によって赤玉土と混ぜてベースに使えます

どちらも育てている間に土が崩れますが
少し硬い硬質や焼いている焼成のものもあり
植え替え周期が長い植物は硬いものを使う方が良いです
左が日向土、右が軽石

どちらも土というより石で赤玉などより硬く
排水性に優れています
どちらも弱酸性です

通常の植物の場合2〜3割程度
多肉植物やサボテンなどは4〜5割程度入れると
土は湿りすぎず排水のバランスが取れます

ほぼ同じですが日向土はやや重く
水やりで浮き上がりにくい程度の差です
根張りが遅いものは日向土
早く根の張るものは軽石にすると
土の流出や偏りが少なくなりますが
あまり差は無いので手に入りやすい方を使います
黒土は植物の腐食したものや火山灰からできており
水と肥料を保つ事ができる土です

鉢植えはもちろん畑にも向いており
庭土が悪い場合は堆肥などと一緒に
庭土に混ぜると見違えるほど変わります

目が細かすぎて単体で使用はできませんが
保肥保水の面で入れると良い土
鉢植えの場合腐葉土を代わりに使用できます
左が堆肥、右が腐葉土
腐葉土は読んで字の如く葉っぱの朽ちたものです
堆肥はそれのさらに微生物分解の進んだもの
どちらも微量の養分と、保水や保肥ができます

堆肥はざっくり植物堆肥を指し
バーク堆肥が入手しやすいかと思います
他に動物の糞堆肥がありますが
こちらは全くの別物で土ではなく肥料です

腐葉土は葉が朽ちているので
安価なものは大きな軸などが混じる事があり
使用時に取り除いた方が良いです

よく似たものにピートモスがありますが
こちらはかなり酸性が強く
土ではなく土壌改良剤になります
よほど酸性を好む植物以外では基本使用しません

どちらも土づくり以外にも庭の霜除けマルチに
株元の表土に乗せて使う事もできます
左がくん炭、右が川砂
どちらも排水性に優れていますが

くん炭は土というよりは土壌改良剤になり
使うのはお好みでという感じです
炭なのでアルカリ性で酸性土壌を好む植物には向きません
基本的に土はどんどん酸性になりますので
土壌を中性に戻すのに使ったりできます
多少、吸着能力があります

川砂はほぼ中性でサラサラとした硬い砂です
全く何も吸収せず若干ミネラル分(硬度)が出ます
劣化が遅く排水も良いので
松盆栽など植え替え周期の長い植物や
多肉植物やサボテンなど乾燥気味を好む
植物の土に混ぜて使用します
配合
毎度厳密に計って入れないのでざっくりですが
概ね自分で混ぜるときはこんな感じ

左から赤玉土、黒土
上が日向土、下が腐葉土

腐葉土が少なめに見えますが
この後に堆肥を追加するので
我が家はあまり入れません
赤玉土は一袋使うのでおおよそ15L前後ですかね
先程の土をザクザクよく混ぜます
あまりガリガリやると赤玉などが崩れるので
ふんわり下から持ち上げ入れ替える感じで混ぜます

なんとなくよく売ってる培養土のような
感じになったかなというところ

この時に腐葉土や赤玉土に根や
葉の茎が混じっていたら適当に取り除きます
安価な土ほどよく混じっています
堆肥
堆肥というのは肥料のものと土壌改良のものと2種類あり

糞堆肥は肥料
植物堆肥は土壌改良

に使われます

土作りで追加するのは植物堆肥で
一番簡単に手に入るのはバーク堆肥です

我が家で使うのは馬糞堆肥ですが
他の糞堆肥と違いほぼ植物質で栄養分は多くありません
サラブレッド堆肥は馬に対しての薬品使用がほぼ無いので
有機栽培やバラ栽培に好んで使われます

入れる量は全体に対してこれくらい
バーク堆肥でもokで同じ量を入れれば十分
目分量で適当
出来上がり
出来上がった土がこんな感じです

それっぽいものが出来ました
少量の場合は市販の培養土を買った方が良いですが
我が家のように植え替え鉢数が多い場合は
作った方がコスパはいいですね
面倒ですけど

どの植物もほぼこの土をベースに植えます

この土をそのまま使うか
使う鉢や植物の排水の好みに合わせて
植える時に土壌改良剤や違う土を追加しています

排水を好む場合は川砂や軽石を増やしたり
(我が家では使いませんがパーライトなども)
保水が必要な場合は堆肥や黒土を多めにしています
(バーミキュライトなどでも可)

鉢も素焼きだと乾きが早くプラ鉢だと遅くなるので
市販の培養土を使う場合でも自分で調整できると便利ですね
出来上がった土は分別用ゴミ箱に入れて保管しています

写真はIKEAのもので蓋が全面開くのと
小さく小窓状に開く2種類が付いていて
おおよそ20Lの土が入ります
市販の培養土だと大袋1つがちょうどくらい
大量に作る時は数種の大袋の全量が入る60Lとかの
屋外用ゴミ箱でも良いですね

草花やあまり土質にうるさくない植物は
このまま植え付けに使えます
春の植え替え時の一仕事

普通に売っている培養土も裏面に必ず
使用されている土が書いてあるので
作らないにしてもいつも使っている土に
何が入っているのか見ておくと
売っていなかった時に代わりに
どの土を買えば良いか目安にできますよ
堆肥変更2023年
使っていた馬糞堆肥の品質が落ち
ビニールの破片などが混ざるようになったので
堆肥を変更しました
ついでに赤玉土を崩れにくい硬質に変更しています

自然応用科学のバーク堆肥
普通のバーク堆肥でも良いのですが大袋の販売が多く
庭の改良をしないシーズンは持て余すのでコレにしました
5Lや10Lの少なめの商品があり
割高ですが鉢植えの土を作るだけの場合に便利です

石灰とか余分なものが入ってる時があるので
特にネイティブプランツなど土質にうるさい植物を
植える事がある場合は袋裏の内容物を確認して
堆肥のみが入っているものを選ぶと安心です
足す事はできますが取り除く事はできませんからね
2022/03/22
しおんさん
今日は、寒い雨ですね、
土のまとめ勉強になります。
我が家は、鹿沼土を使う事が多く、白い花が、ピンクや赤に成るので何でかなと思っていました。酸性が高いとは考えてなかったです。赤玉土は余り使わず、軽くて植え替えの時に楽なので、腐葉土をよく使います。
腐葉土でチューリップ🌷を植えたら、花が、咲く前に花芽が枯れてしまいました。
植物に取って用土て、本当に大事ですね、
2022/03/22
@うりずん安里 さん
こんにちは 一日寒かったですね〜😨
早く暖かくなってほしいものです

たしかに酸度は花色にも影響しますね
有名なのだとアジサイですが
この時期良く植えられるパンジーなんかも
酸性土壌があまり得意ではなかったり

腐葉土は単体で植えられない事もないですが
保肥保水性が高く水やりが難しいです
あと有機質の土は土中に住むタイプの虫の餌になります🐛

チューリップなどの球根類は水切れに弱い反面
水はけのいい土が好きなので腐葉土だけでは特に育てづらかったのでしょうね🌷

根の成長が植物の成長を決めるので
上手く土と付き合えると良いですね
2023/08/06
スッゴク 土に詳しいですね🥰
初心者にも とっても 分かりやすい‼️
もしかして 農学者?
ハンギング 冬はパンジー
夏 今年 初めて ニューギニアインパチエンス をうえました。
 
使い古しの土 プラス 公園で拾った落ち葉を混ぜ 2年間寝かせて 培養土 牛ふん 土再生用土を 適当に混ぜて使います。

ちょっと 重い土かな?
2023/08/06
途中で 間違って送信
ご免なさい。
水をやっているうちに 鉢土が 沈んでいき 途中で 再度 土を足します。

次回からは バーミュキライトなど 軽い土も混ぜます。
とても 勉強になりました。
ありがとうございます🥰
2023/08/06
@ジャカランタ さん
花屋さんなので一通りは分かりますよ〜👍
専門家やメーカーほどは詳しくないです

再生土の場合だと目が細かくなっていることが多いので
赤玉土などを1/3〜半分程度足してみると良いですよ
圧縮されにくくなって土が沈むのを防げます
バーミキュライトだと逆に浮き上がって流れ出てしまうかも

育てやすい土ができるといいですね
2023/08/07
@しおん さん
おはようございます。
現役で お仕事 ご多忙の身なのに 分かりやすく 丁寧な返信ありがとうございます❗
とても 参考になりました。

猛暑 酷暑の時節柄 くれぐれもご自愛下さい。

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