Twitterで気になる植物が流れてきたので、カイリさんのキーホルダーと筑波実験植物園に見に行くことにしました🌿 少し短めにざっくりした内容となります。
アザラシ:去年以来ですね。
カイリ:植物園ふたたび!
アザラシ:冬だけど温室内は暑いや....
カイリ:この中だけ夏って感じだね。
アザラシ:今回は目的の子を見た後は、気になった子を見る感じにしましょう。
アザラシ:道中もぼちぼち見ていきますか!
カイリ:お〜!
インドボダイジュ クワ科 イチジク属
熱帯雨林に生えている常緑高木で、ハートっぽい形の葉で先端がぴょーんってしてます。葉脈はなんでしょうかね、ユニークな葉脈の入り方をしてます。
樹皮はこんな感じ。
仏教で釈迦がこの木の下で悟りを開いたことで有名な子です。
マスデバリア・イグネア ラン科 マスデバリア属
種小名のigneaは燃えるようなという意味。
花弁の筋も相まって、鮮やかな熱帯魚のようにも見えます。逆さまにするとハートっぽい。
マツバラン マツバラン科 マツバラン属
ランではなく胞子で増えるシダの仲間。別名はホウキラン。
プチプチしているのは胞子嚢で葉はなく、根も地下茎になってしまっているので、ある意味根も葉もない?
独特な姿から江戸時代から園芸で楽しまれている子。
アザラシ:来ました!この子です!
カイリ:大きいスイセン?
アザラシ:パラモンガイアっていう子です。
パラモンガイア・ウエベルバウエリ
ヒガンバナ科 パラモンガイア属
一見すると、ラッパスイセンを巨大化させたような子ですが、スイセンとは別属。ペルー原産の子で、京都府立植物園さん曰く国内の植物園でも数カ所ほどしか展示されてないようです。
真正面から見ると緑色の筋が入っています。一瞬ですが、ナス科のソランドラ・マキシマのような雰囲気がありました。スジの先端部に雄蕊があり、真ん中に雌蕊が伸びてきています。
中央、手前の子がパラモンガイアです。
葉はこちらもスイセンを巨大化させたような葉です。ヒガンバナのように真ん中にスジが入ってはいませんね。
アザラシ:そんなところですね。
カイリ:この後は流れで!って感じ?
アザラシ:いや....あと2種類みたい子がありました。それを見に行くです🦭
アザラシ:前回来たときのゾウコンニャクがどうなったのか見てみたいですね。
カイリ:あのぐにゃんってなってたつぼみ?
アザラシ:開花しているときは逃がしてしまいましたが、実とか出来てるかな?
アザラシ:あ!休眠しちゃったんだ!
カイリ:あなだけになってる!
アザラシ:見慣れてないと不思議な感じだ。
隣のショクダイオオコンニャクも
前回は葉がついていましたが。
こちらも休眠していました。
アザラシ:じゃあ次は....。
カイリ:あ!なんか光ってるよ?
アザラシ:なんじゃこりゃ?
カイリ:バランシダって書かれてるよ。
アザラシ:バランシダとな?(ポチポチ....) ん〜、何件か出てくるけど、コバルトシダの名前で呼ばれてるみたい。
バランシダ ウラボシ科 ヌカボシクリハラン属
コバルトシダとも呼ばれているので、和名は判断が難しい感じ。凄くメタリックな光沢があります。観葉植物として出回ってもいるようです。かっこいい。
葉の裏には胞子はついてなさそうでした。時期ではなかったのかも。
アザラシ:次はサバンナ温室に向かうです。
オオユキノハナ ヒガンバナ科 マツユキソウ属
マツユキソウ属の園芸品種。スノードロップと呼ばれています。
小さなドレスのような感じ。春を告げる花で有名な子です。
アザラシ:これは有名だね。
カイリ:!!!!マンドレイクだ!!!!!
アザラシ:引っこ抜くと悲鳴をあげる....ことはないけど、こんなところで出会うとはね!
カイリ:おわぁ!!!!
看板の説明があるので、簡単に補足な感じで。
マンドレイクまたはマンドラゴラ
ナス科 マンドラゴラ属
和名は恋なすび。マンドラゴラには4種類ほどあるようですが、こちらはMandragora officinarumという子。officinarumはラテン語で薬用のという意味。読みはオフィシナルムのようです。
ブーゲンビリア 和名はイカダカズラ、ココノエカズラ
オシロイバナ科 イカダカズラ属
蔓性の常緑低木で園芸品種も多い子。ピンク色の鮮やかな部分は苞で花弁ではない部分です。
また別の機会に紹介したいですね。
花言葉も苞の色によって違うようです。
アザラシ:この子ですね!見たかった子です!
カイリ:リュウゼツランだっけ?何十年かけて、花が咲いたら枯れちゃう植物?
アザラシ:そうです!その中でもサイザルアサっていう子です。手前の子は属は違いますが、同じキジカクシ科のフルクラエア・フォエティダっていう子ですね。
写真中央 サイザルアサ キジカクシ科 リュウゼツラン属
葉からはサイザル麻という繊維が取れ、カーペットやキャットタワー、ロープに使われている子。開花には10年以上かかり、開花したあとは枯れてしまいます。
写真右側 フルクラエア・フォエティダ
和名はオオマンネンラン キジカクシ科 マンネンラン属(フルクラエア属)
リュウゼツラン属に似ていますが、別の属で葉にはリュウゼツランのように鋭い棘はなく少しギザギザしているようです。こちらも10年以上かけて花を咲かせて咲き終わると枯れてしまいます。
サイザルアサはまだ蕾のようです。フルクラエアは開花が終わってる?実のような膨らみが見えます。
アザラシ:む!これは!サンセベリア!
カイリ:花が咲いてる?
そのようですね!
サンセベリア・キリンドリカ 和名はボウチトセラン
キジカクシ科 チトセラン属(サンセベリア属)
棒状の姿をしている子はいくつかいますが、こちらはSansevieria cylindricaという子。cylindricaは円筒形のという意味。
アザラシ:こっちはマッソニアーナですね。自分が育ててる子とは大違いです💧
カイリ:なんか整列してるよ?
アザラシ:普通はみんな鉢植えで育ててるので、地下茎があまり伸びないのですが、多分、これが本来の姿なのかもですね。
サンセベリア・マッソニアーナ
キジカクシ科 チトセラン属(サンセベリア属)
横幅のある大きな葉を地下茎から1枚出しながら成長していく子です。
アザラシ:さてと....次は森林の方に向かいますか。
カイリ:らん展?みたいなのやってるけど行かないの?
アザラシ:ん〜、時間が余ってたら、少し覗いてみましょう。
カイリ:池が凍ってる?
アザラシ:どうなんだろうね。半分凍ってるのかな。
ヤマグルマ ヤマグルマ科 ヤマグルマ属
名前の由来は葉が枝先に輪生について車輪のように見えることからヤマグルマとなったようですが、調べてみると花の方が車輪に見えるようです。
葉柄の長さが違う為、葉っぱ同士が光合成の邪魔にならないようになっています。賢い。
カラカラになった実が残っていました。カルミアのように見えなくもない....?
被子植物ですが、道管ではなく仮道管を持っているようで、原始的な形態をしているようです。
シマモクセイ 別名はナタオレノキ
モクセイ科 モクセイ属
小笠原諸島や福井県以西に自生があるモクセイの仲間。
葉は全縁でトウネズミモチの葉をスマートにしたような?雰囲気です。
裏側から見るとトウネズミモチより狭い間隔で葉脈が入っていて少し透けて見えます。
アザラシ:最後は絶滅危惧種の温室を覗いて撤退かな。
カイリ:出発!
アザラシ:到着〜....と、シダも難しいのだ💧
シビイタチシダ オシダ科 オシダ属
野生では絶滅してしまったシダ植物。
鹿児島県の紫尾山で見つかったのが、名前の由来です。
葉の裏はこんな感じ。胞子嚢が多数見られました。
アザラシ:こっちはカンアオイのコーナーだね。
カイリ:これは花?黒い花なの?
アザラシ:花なんだけど花弁はなくて、萼が変化した部分が花弁みたいに見えるのね。
カイリ:不思議な花だね。
アザラシ:底なしの深淵を覗いてるような感じです。
今はカンアオイと総称しておきます。
カンアオイ ウマノスズクサ科 カンアオイ属
ギフチョウというチョウの幼虫の食草でもあるので、セットだとわかりやすいかも....。地域によって変異があり、先ほどのマツバランと同じく、古典園芸植物でも人気がある為、盗掘されてしまったり、
盗難されてしまうこともある....子ですね。これは愛好家の行為ではないですね。
カイリ:この後は?
アザラシ:少しだけランのコーナー見て撤退ですね。
ニッケイ クスノキ科 クスノキ属
お菓子で有名なシナモンやニッキの原料となる木。
皮からシナモン、根からニッキが作られます。
遠くから見るとシラカシのような雰囲気。
葉は互生して三行脈があり、クスノキらしい葉です。
樹皮は暗褐色で丸く剥がれていきます。剥がれた部分は白っぽい色合いです。
アザラシ:ここがラン展....。
カイリ:凄い数のランだよ!!
アザラシ:ダメだ。全部同じに見えてくる....🌀🦭
アザラシ:植物ってより、宝石だよな。
カイリ:凄くきれい!!
アザラシ:ダメだ、パンクしそう!それにそろそろ門が閉まるから撤退!
カイリ:また来る?
アザラシ:3月くらいになるとモクレンとかフサザクラが咲き出すので、また来たいですね!
感想
今年もカイリさんたちのキーホルダーとぼちぼちやっていきます!まだまだわからない部分が多いですが、コツコツとわかる部分を増やしていきたいですね。前回、去年ですね。行った時はあれもこれも!といった感じでたくさんみて、フラフラになっていましたが、今回は目的の子を見るといった感じで動いていたので、前より楽しく感じました。感想は以上です。
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