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スノードロップの育て方|植え付けの時期や球根の増やし方は?

  • ヒガンバナ科
  • ガランツス属
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早春まだ浅い頃から花を咲かせるスノードロップは、日本でもとても人気があります。うつむきかげんに咲く姿がとても可憐で、イングリッシュガーデンには必ずと言っていいほど植えられていますよね。

そんなスノードロップの育て方をご紹介します。

スノードロップを育てる場所

スノードロップは、水はけがよく日当たりの良い環境を好みます。

スノードロップを地植えする場合は、日当たりの調整をしてくれる落葉樹の下が最適です。夏は葉が生い茂り日陰になり、晩秋から春にかけては落葉し日当たりがよいからです。また、水はけのよいロックガーデンもおすすめしたい場所です。

スノードロップは寒さには強いので、雪や霜に当たるのは問題ありません。耐寒性があるので、鉢を室内へ移動せず、屋外でそのまま育てましょう。

スノードロップの水やり

スノードロップを育てている土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。このとき花や葉に水がかからないように十分に気をつけましょう。

また、地上部分が枯れた夏の休眠期でも、地下の球根が完全に乾かないよう、ときどき水やりをして適度な湿度を保ちましょう。

スノードロップの肥料

9月~10月の植え付けの際、元肥として遅効性の化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。

4月頃になってスノードロップの花が終わったら、カリとリン酸を多く含む液体肥料、もしくは緩効性化成肥料を施しましょう。球根が太って充実し、翌年からの生育がよくなります。

スノードロップの土

スノードロップを育てるときは、水はけとともに適度な保水性に富む土が適しています。

有機質に富んだ土壌を好みますので、地植えの場合は植え付けの前に腐葉土をよく混ぜ込んでおきましょう。鉢植えの場合は、市販の球根用培養土か草花用培養土などでも結構です。

スノードロップの植え付け・植え替え

植え付け

スノードロップの植え付け時期は、秋の9月から10月頃です。庭にスノードロップの球根を直植えする場合は、5㎝間隔で植え付けます。スノードロップはほかの球根植物のように深植えをせず、浅く覆土するのがコツです。

鉢底に防虫ネットを置き、軽い鉢底石を敷きます。市販の球根用培養土をウォータースペースをあけて入れます。球根1個分くらいの深さに植穴を5つあけてください。

鉢植えの場合は5号鉢に5球を目安に、間隔よく植え付けましょう。鉢底から水が流れ出すまでたっぷりと水を与えます。

植え付けから発芽までは適度な湿度を保ちながら明るい半日陰で管理しましょう。 発芽してから休眠期までは日当たりのよいベランダや屋外に移し替え育てます。

植え替え

スノードロップを鉢植えにする場合、2年に1度位の頻度で植え替えが必要です。鉢の中が大きく育った球根でいっぱいになったら植え替えの適期です。

スノードロップの増やし方

スノードロップの増やし方には、「種まき」「分球」といった方法があります。

種まき

スノードロップの種まきの場合は、花後、夏に結実した種をすぐ植えておきましょう。分球に比べ成長に時間がかかり、花をつけるまでに4年ほど必要となります。そんなに待てない、という方は球根から増やすことをおすすめします。

分球

スノードロップは、通常は球根から分球で増やしていきます。

休眠期の夏に球根を掘り上げ、親球の下についている子球を外します。子球は乾燥に弱いので、分けてすぐ親球とともに植え付けます。

子球があまりにも小さい時は無理に離さずに、そのまま埋め戻します。1cmほどの子球なら鉢植えにして養成しておけば、2年ほどで開花します。

スノードロップの手入れ(花がら摘み)

咲き終わったスノードロップの花がらは、花茎のつけ根のところで切り取り、摘みをしましょう。球根の成長が止まってしまうので、葉を切らないように注意しましょう。種に養分を奪われないよう、早めに花がらを摘むほかは手間はほとんどかかりません。

スノードロップの夏越し

6月頃になって、花後に茎葉が黄色く枯れてきたら休眠期のサインです。

スノードロップの球根は乾燥と高温を嫌うので、掘り上げずにそのまま夏越しさせます。初夏から秋まで、水やりの頻度を減らしましょう。

鉢植えの鉢は、梅雨時の雨から防ぐため軒下へ移動させます。夏は風通しのよい半日陰に置いてください。地植えの場合は、マルチングをして地温を低く抑えましょう。球根は乾燥を嫌うので、乾いていたら間をおいて時々水やりをします。

スノードロップの育て方で注意すべき病気・害虫

病害虫はほとんど問題ありません。ごくまれに花後に灰色かび病が発生することがあります。花がらをこまめに摘み取り予防しましょう。また、鉢植えは梅雨時の雨がかからないよう軒下へ移しましょう。

スノードロップの花

スノードロップはひとつの球根からひとつの茎を出し、ひとつずつ花を咲かせるのが特徴です。日中はひっそりと釣鐘形の花を下向きに咲かせ、夜になるとその花を閉じて眠ります。

よく似た植物に、同じヒガンバナ科のスノーフレーク(Snowflake)があります。花姿が似ているので混同されやすいのですが、それぞれ違う属の植物になります。スノーフレークは4月から5月に花を咲かせ、花びらの先端に緑の斑点があるのが特徴です。

スノードロップの花言葉

スノードロップの花言葉は、「希望」と「慰め」です。

一説には、スノードロップを人に贈ると、「あなたの死を希望します」という意味になるので注意が必要といわれますが、それはイギリスの古い言い伝えからくる迷信とされています。

スノードロップの名前の由来

英名「スノードロップ」は「雪のしずく」の意味で、和名では「待雪草」「雪の草」とも呼ばれています。いずれにしても純白な「雪」という名前にピッタリですよね。

スノードロップの言い伝え

ヨーロッパではスノードロップはとてもポピュラーな花ですが、国ごとに様々な伝説が今に言い伝えられています。少しご紹介してみましょう。

ドイツ:雪の色

自分に色がないと知った雪は、色を分けてくれるよう花々に頼みました。雪は断られてしまいますが、唯一それに応じたのが純白なスノードロップだったといいます。そのため雪の妖精と呼ばれるようになりました。

スコットランド:ラッキーシンボル

スノードロップの花をお正月前に見つけると翌年は幸運に恵まれるという言い伝えがあります。

イギリス:死に装束

イギリスの農村地方では、スノードロップは死に装束を連想させる不吉な花として言い伝えられています。乙女ケルマはスノードロップを摘んで、死んだ恋人の傷の上に置きました。すると、彼の肉体は「雪のしずく」になって消えてしまったという言い伝えから、スノードロップを家の中に持ち込むと不幸が起こるといわれています。

スノードロップの花を庭で育ててみよう!

寒さの中で生き生きと育つスノードロップを、暖かい室内に持って入ることで枯れさせてしまうことを戒めたものかもしれません。また、キリスト教ではスノードロップは所縁の深い花です。

カトリックの教会では、2月2日の聖燭祭(せいしょくさい)に、スノードロップを祭壇に飾ります。それは、純潔の象徴としてキャンドルとともにマリア様に捧げられるのだそうです。今も修道院の庭ではスノードロップがよく育てられているそうです。

アダムとイヴが楽園を追放されたとき、嘆き悲しむイヴに天使がスノードロップの花とともに励ましの言葉を投げかけたとも言われています。耳を澄ませば、「もうすぐ春が来ますから希望を持ってください」と慰めた天使の声が聞こえてくるようですね。

植えっぱなしで、特別な手入れの必要もないスノードロップは、ガーデニング初心者の方にもおすすめの球根植物です。ぜひ育ててみてくださいね。

※トップ画像はぐれこさん@GreenSnap

スノードロップの新着コラム

スノードロップの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
別名
ガランツス・エルウィジー,オオマツユキソウ
原産地
トルコ

スノードロップの性質

栽培難易度
普通
耐寒性
強い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
肥料
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
開花
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
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