初めて育てた胡蝶蘭。つぼみから開花までいろんな日々の姿を記録しました。そして育てる中で気づいたこと、感じたことをつづってみました。
これは満開の時
この花姿を見たくて、ずっとお世話していました。
こういうふうになるまで、胡蝶蘭に対して感じたことや気付きがあります。それをここにつづりたいと思います。
この胡蝶蘭を手に入れた時、葉っぱだけの姿でした。花屋の店先で花が終わったものを1個300円で投げ売りされていました
何だかとてもかわいそうで、でも自分で育てられるのかな
ちょっと怖かったけど、練習用にダメで元々!と割り切って購入したのです。
購入した時の季節は冬が来る前。その頃の写真は残していません(これは別の写真、その後の姿です)
これからの寒さをどう乗りきっていけるのか
それが課題でした
胡蝶蘭は寒さに弱く、最低でも15℃は無いと腐ってしまいます。しかも湿度も必要とのこと。
冬場の置場所を考えました
あたたかくて、湿度も確保できる場所
それは、キッチンかバスルームしかない!
そしてビニールポット植えのままではダメ!
蒸れてよくないので、とりあえず家にあった蘭鉢に植え替えました
室内に植木鉢を置く時、我々がよくやるのは
汚れないように鉢底に受け皿を置きます
そして水切れさせないように底から水を吸わせたり。
だけど、調べてみると胡蝶蘭は東南アジアの風がよく通る木漏れ日がキラキラしているジャングルの樹木の肌に着生しているんだとか
根っこも風に当たりながら伸びていくみたい
そんなくらしをしていたのだから、似た環境を自宅でもできれば
元気にすごしてくれるのではないか?と思ったのです
だから受け皿はやめて、針金でぶら下げることにしました
なるべく暖かく快適な場所に置き
極端に乾燥させないように気をつけて
風呂場の湯気を吸わせて
大切に冬越しさせました
ぶら下げて育てると室内の空気の動きが感じられるのか
うれしそうにしているように思えました
冬の間はじっと眠っているようでしたが、いつしか春になり、寒さを乗りきって、徐々につぼみがぐんぐん育っていったのです
外に出せるようになるのは、夜間の温度が15℃以上になってから。八重桜が終わる頃でしょうか。
日差しも当てますが、気をつけないと日差しが強すぎると葉焼けしてしまうので、基本は木漏れ日程度
そして蒸れないように微風が吹く場所
そう。この植物の生まれ故郷を想像して
開花が始まるとうれしいものです
気温もどんどん高くなります
毎日お水をあげてお世話
ナメクジにかじられないように駆除薬も撒きましょう
開花し出すと2~3日に1輪ずつ咲きました
あ!今年は植え替えはしていません。購入してすぐの時、ビニールポットから蘭鉢に移しかえただけ。
根腐れとか極端に根がはみ出してギューギューになってるとか、そういうのじゃなければ、あんまりいじらなくてもいいんじゃないでしょうか
そして真夏に満開!
今年は7輪咲きました
お店の胡蝶蘭は針金で誘引して、かっこよく花の並びを調整するけど
うちのは自然にのびのび
本当の蘭の咲き方は、花の茎がピヨーンと伸びています
風にゆらゆら揺れています
風を楽しんでいます
湿度は好きだけど、長雨に当てると花が傷むそうなので
天気が悪くなると軒下に移動させてました
肥料はあんまりやらなかった
でもきれいに咲きましたよ
蘭の根には菌がいるそうです。その菌が栄養を蘭にあげるんだって。
だから土じゃなくても育つし、根っこは樹木の幹にしがみつくための役割もしてて。
ちょっと普通の植物とは違うってのがわかってきました
温度と湿度をしっかり管理して蘭菌をちゃんと養っていけたなら、蘭は育っていくんじゃないか?と思えました
時は過ぎて秋。
夏の真っ盛りにたくさんの花をつけていた胡蝶蘭ですが、1輪また1輪と花を落としていきました
季節の移り変わりを感じます
昼間はあたたかいけど、朝晩は冷えるので
日中は外に、夕方はバスルームに移動。
お湯を沸かしてふたを開けると湯気がほわんと室内をあたためます
葉っぱにもしっとり水分がまわります
これが、胡蝶蘭にはとってもいいみたい
湿度がないと胡蝶蘭の葉っぱはシワだらけでつやもハリもなくなります
湿気が行き渡った葉っぱはいかにも健康そうで、とても元気に見えます
いよいよ最後の1輪を残すのみ
蘭の育て方の本によると、購入した後花はすぐ切って(株を大事にしたいなら)、花瓶で楽しみなさいって書いてあるけど
私はそれをしなかった。
だってこんなに懸命に咲いて楽しませてくれたんだもん
どうせ短い私の命 おじさん見てて。終わるまで(歌。花と小父さんより)
私ゃおじさんじゃないけど、花の最期をみていたいと思いました
こんなにしっかりしてる花茎は切れないよ
切らなかった花茎に変化が!
花が落ちた所から少し下の場所にふくらみができてる
ここからまた花芽がのびるのかな?
根っこもどんどん伸びてきたよ!
銀色で先が赤いのは普通の根っこで
緑色のはもしかしたら花芽かな?
これから気温は下がるばかりだけど、大事に今年も育て上げて
来年またきれいな花を見たいと思います。
やっぱり違う芽と根。
下向いて伸びる根っこ、上に伸びようとしてる緑の芽
葉の付け根をよく観察してわかってきたけど
葉っぱの付け根の両脇に根が出てきて
その真ん中に花の茎になる芽が出るという法則があるらしい
切らなかった花茎のふくらみ部分が
今日はしっかり大きくはみ出てきたよ
このまま無事に育ってほしい
花茎は元気そうなら無理して切ったりしない方が
胡蝶蘭にはいいのかもしれない
これからも植物を通して、いろんな知らないことや謎を理解していけるようにがんばりたいです
とにかく枯らさないように大切に。
来年また花が咲いたら写真を発表いたします
ご覧いただきましてありがとうございました
参考にさせてください。
実は、胡蝶蘭があるんです。
夫が自動車販売店のオープンのお花をもらったんです。
まだ、咲いています。
これからどうすればあいいか、希望が持てました。
ありがとうございます。